TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2023179090
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-12-19
出願番号2022092154
出願日2022-06-07
発明の名称炉心計算方法、炉心計算装置及びプログラム
出願人三菱重工業株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類G21C 17/00 20060101AFI20231212BHJP(核物理;核工学)
要約【課題】短時間で効率よく炉心計算を実行する方法を提供する。
【解決手段】炉心計算方法は、簡易な熱水力モデルおよび簡易な共鳴計算モデルに基づいて簡易な核熱反復計算を行い、出力分布を算出するステップと、前記簡易な核熱反復計算の計算結果が所定の収束条件を満たすか、又は、前記簡易な核熱反復計算N回の実行後にM回、詳細な熱水力モデルおよび詳細な共鳴計算モデルに基づいて詳細な核熱反復計算を行い、出力分布を算出するステップと、を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
簡易な熱水力モデルおよび簡易な共鳴計算モデルに基づいて簡易な核熱反復計算を行い、出力分布を算出するステップと、
前記簡易な核熱反復計算の計算結果が所定の収束条件を満たすか、又は、前記簡易な核熱反復計算N回の実行後にM回、詳細な熱水力モデルおよび詳細な共鳴計算モデルに基づいて詳細な核熱反復計算を行い、出力分布を算出するステップと、
を有する炉心計算方法。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記所定の収束条件は、前記簡易な核熱反復計算で算出した前記出力分布の実効増倍率の残差が所定の閾値以下となることである、
請求項1に記載の炉心計算方法。
【請求項3】
簡易な熱水力モデルはクローズドチャネルモデル、簡易な共鳴計算モデルは非均質断面積テーブルである、
請求項1又は請求項2に記載の炉心計算方法。
【請求項4】
詳細な熱水力モデルはオープンチャネルモデル、詳細な共鳴計算モデルはRSE(Resonance Calculation using Energy Spectral Expansion based on Reduced Order Model)法である、
請求項1又は請求項2に記載の炉心計算方法。
【請求項5】
前記簡易な核熱反復計算を行い、出力分布を算出するステップでは、前記簡易な熱水力モデル、前記簡易な共鳴計算モデルおよび簡易な3次元輸送計算モデルに基づいて前記簡易な核熱反復計算を行い、前記出力分布を算出し、
前記詳細な核熱反復計算を行い、出力分布を算出するステップでは、前記詳細な熱水力モデル、前記詳細な共鳴計算モデルおよび詳細な3次元輸送計算モデルに基づいて、前記詳細な核熱反復計算を行い、前記出力分布を算出する、
請求項1又は請求項2に記載の炉心計算方法。
【請求項6】
簡易な熱水力モデルおよび簡易な共鳴計算モデルに基づいて簡易な核熱反復計算を行い、出力分布を算出する手段と、
前記簡易な核熱反復計算の計算結果が所定の収束条件を満たすか、又は、前記簡易な核熱反復計算N回の実行後にM回、詳細な熱水力モデルおよび詳細な共鳴計算モデルに基づいて詳細な核熱反復計算を行い、出力分布を算出する手段と、
を有する炉心計算装置。
【請求項7】
コンピュータに、
簡易な熱水力モデルおよび簡易な共鳴計算モデルに基づいて簡易な核熱反復計算を行い、出力分布を算出するステップと、
前記簡易な核熱反復計算の計算結果が所定の収束条件を満たすか、又は、前記簡易な核熱反復計算N回の実行後にM回、詳細な熱水力モデルおよび詳細な共鳴計算モデルに基づいて詳細な核熱反復計算を行い、出力分布を算出するステップと、
を実行させるプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、炉心計算方法、炉心計算装置及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
原子炉の状態を評価するために炉心計算が行われる(例えば、特許文献1)。炉心計算では、熱水力計算、共鳴計算、3次元輸送計算などを繰り返し実行する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2001-133581号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
炉心計算の計算負荷は高く、最終的な計算結果が得られるまでに多くの時間が必要になる。効率よく短時間で炉心計算を実行する方法が求められている。
【0005】
本開示は、上記課題を解決することができる炉心計算方法、炉心計算装置及びプログラムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る炉心計算方法は、簡易な熱水力モデルおよび簡易な共鳴計算モデルに基づいて簡易な核熱反復計算を行い、出力分布を算出するステップと、前記簡易な核熱反復計算の計算結果が所定の収束条件を満たすか、又は、前記簡易な核熱反復計算N回の実行後にM回、詳細な熱水力モデルおよび詳細な共鳴計算モデルに基づいて詳細な核熱反復計算を行い、出力分布を算出するステップと、を有する。
【0007】
本開示に係る炉心計算装置は、簡易な熱水力モデルおよび簡易な共鳴計算モデルに基づいて簡易な核熱反復計算を行い、出力分布を算出する手段と、前記簡易な核熱反復計算の計算結果が所定の収束条件を満たすか、又は、前記簡易な核熱反復計算N回の実行後にM回、詳細な熱水力モデルおよび詳細な共鳴計算モデルに基づいて詳細な核熱反復計算を行い、出力分布を算出する手段とを有する。
【0008】
本開示に係るプログラムは、コンピュータに、簡易な熱水力モデルおよび簡易な共鳴計算モデルに基づいて簡易な核熱反復計算を行い、出力分布を算出するステップと、前記簡易な核熱反復計算の計算結果が所定の収束条件を満たすか、又は、前記簡易な核熱反復計算N回の実行後にM回、詳細な熱水力モデルおよび詳細な共鳴計算モデルに基づいて詳細な核熱反復計算を行い、出力分布を算出するステップと、を実行させる。
【発明の効果】
【0009】
本開示の炉心計算方法、炉心計算装置及びプログラムによれば、短時間で炉心計算を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施形態に係る炉心計算装置の一例を示すブロック図である。
実施形態に係る炉心計算の一例を示すフローチャートである。
実施形態の炉心計算装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
核融合炉
1か月前
個人
X線遮蔽具及びX線遮蔽セット
23日前
王水興産株式会社
放射性廃棄物処理用固化材
3日前
株式会社三幸
放射線遮蔽材組成物
2か月前
個人
直下型地震に耐え、放射線に耐えうる地上マンション
1か月前
国立大学法人東北大学
放射線防護具
1か月前
国立大学法人東京工業大学
テレスコピック型伸展ブーム
3か月前
北海道電力株式会社
シリコン油の処理方法
25日前
三菱重工業株式会社
注水装置
2か月前
株式会社大林組
汚泥処理方法及び汚泥処理システム
2か月前
株式会社竹中工務店
放射線治療室
3か月前
未来工業株式会社
漏洩防止具及び漏洩防止具の設置構造
3か月前
個人
α崩壊による放射エネルギー利用型電源装置及び発電方法
2か月前
三菱重工業株式会社
試験装置及び試験方法
2か月前
華能核能技術研究院有限公司
高温ガス冷却炉吸収ボール落下駆動装置
22日前
日立GEニュークリア・エナジー株式会社
廃樹脂回収装置
1か月前
株式会社昭和冷凍プラント
トリチウム汚染水の処理装置及び処理方法
1か月前
三菱重工業株式会社
臨界防止方法および臨界防止装置
1か月前
三菱重工業株式会社
放射性物質の臨界管理方法および装置
23日前
三菱重工業株式会社
放射性物質の収納装置および保管方法
22日前
太平電業株式会社
ブロックアイスの処理方法
1か月前
東京電力ホールディングス株式会社
汚染水の放射性炭素除去方法および除去システム
1か月前
エックス-エナジー, エルエルシー
原子炉中性子反射体
22日前
清華大学
高温ガス炉の吸引装置
2か月前
清華大学
高温ガス炉の流れ止め装置
2か月前
日立GEニュークリア・エナジー株式会社
フィルタベント装置
2か月前
株式会社プロテリアル
シンチレータ構造体およびシンチレータの評価方法
1か月前
日立GEニュークリア・エナジー株式会社
金属キャスク用バスケット
3か月前
三菱重工業株式会社
駆動力伝達装置、隔離弁ユニットの着脱装置および方法
1日前
株式会社日立製作所
放射性核種製造システムおよび放射性核種製造方法
1か月前
株式会社サイコックス
陰極部材、陰極、高速原子ビーム源および接合基板の製造方法
3日前
日立GEニュークリア・エナジー株式会社
原子力プラントの信頼性改善方法
3か月前
浜松ホトニクス株式会社
エネルギー線照射装置
1か月前
日立GEニュークリア・エナジー株式会社
保全工程管理装置及び保全工程管理方法
2か月前
三菱重工業株式会社
高レベル放射性物質処理システム及び高レベル放射性物質処理方法
24日前
日立GEニュークリア・エナジー株式会社
薬液注入配管および薬液注入配管の製造方法
2か月前
続きを見る