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公開番号2023169815
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-11-30
出願番号2022081151
出願日2022-05-17
発明の名称3Dプリンターシステム
出願人倉敷紡績株式会社
代理人個人
主分類B29C 64/321 20170101AFI20231122BHJP(プラスチックの加工;可塑状態の物質の加工一般)
要約【課題】フィラメント状材料が不要で、かつ材料吐出部が小型で軽量であることにより材料吐出部の移動が容易な3Dプリンターシステムを提供する。
【解決手段】材料を加熱溶融して送出する押出機31に接続され、前記押出機から送出される前記材料を加熱しながら通過させるヒーター付ホース20と、前記ヒーター付ホースに接続され、先端から前記材料を吐出するノズル21と、前記ノズルを移動させるロボット22と、前記ロボットを制御する制御装置23とを有する3Dプリンターシステム10。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
材料を加熱溶融して送出する押出機に接続され、前記押出機から送出される前記材料を加熱しながら通過させるヒーター付ホースと、
前記ヒーター付ホースに接続され、先端から前記材料を吐出するノズルと、
前記ノズルを移動させるロボットと、
前記ロボットを制御する制御装置と、
を有する3Dプリンターシステム。
続きを表示(約 380 文字)【請求項2】
前記材料が熱可塑性樹脂である、
請求項1に記載の3Dプリンターシステム。
【請求項3】
前記ロボットが垂直多関節型ロボットである、
請求項1または2に記載の3Dプリンターシステム。
【請求項4】
複数の前記押出機のそれぞれに接続される複数の前記ヒーター付ホースと、前記複数のヒーター付ホースのそれぞれに接続された複数の前記ノズルとを有する、
請求項1または2に記載の3Dプリンターシステム。
【請求項5】
前記ノズルがギアポンプを備える、
請求項1または2に記載の3Dプリンターシステム。
【請求項6】
前記ノズルと前記ヒーター付ホースの接続部に、前記材料を排出する材料排出手段を備える、
請求項1または2に記載の3Dプリンターシステム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ノズルから材料を押し出して3次元造形物を製造するための3Dプリンターシステムに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
樹脂を用いた3Dプリンターとして、材料のフィラメントを溶融させてノズルから押し出して3次元造形物を製造するフィラメント方式のものが広く用いられている。しかし、この方式では、使用できる材料がフィラメントへの成形に適したものに限られるという問題があった。
【0003】
この問題に対して、特許文献1には、シリンダー内部にスクリューが配置された小型の押出機を溶融樹脂押出部とし、この押出機に粒状の樹脂材料を供給可能なホッパーを取り付け、押出機及び/又はテーブルを3次元方向への移動を制御可能とした三次元プリンターが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2015/129733号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載された三次元プリンターによれば、フィラメント状材料を用いる必要がなく、市販の各種樹脂ペレットが使用できる。しかし、押出機を小さく軽くすると、単位時間当たりの材料の吐出量が少なくなり、大型の造形物の製造に時間がかかるという問題がある。一方、押出機を大きく重くすると、これを自在に移動させることが容易でなくなる。そのため、押出機を固定し、またはガントリーロボットに取り付けて1または2方向に移動可能としても、1ないし3方向に移動可能なテーブルが必要となり、装置が大型化する。また、3次元造形を実施できる場所が制限される。
【0006】
本発明は上記を考慮してなされたものであり、フィラメント状材料が不要で、かつ材料吐出部が小型で軽量であることにより材料吐出部の移動が容易な3Dプリンターシステムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の3Dプリンターシステムは、材料を加熱溶融して送出する押出機に接続され、前記押出機から送出される前記材料を加熱しながら通過させるヒーター付ホースと、前記ヒーター付ホースに接続され、先端から前記材料を吐出するノズルと、前記ノズルを移動させるロボットと、前記ロボットを制御する制御装置とを有する。
【発明の効果】
【0008】
本発明の3Dプリンターシステムによれば、フィラメント状材料が不要で、市販の各種樹脂ペレットが使用できる。また、押出機とノズルをヒーター付ホースで接続することによって、容量の大きい押出機を用いる場合でも、比較的軽量なノズルだけをロボットで移動させて3次元造形物を製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
一実施形態の3Dプリンターシステムの装置構成を示す図である。
ノズルの構造を説明するための図である。
他の実施形態の3Dプリンターシステムの装置構成を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の3Dプリンターシステムの一実施形態を、図1および2に基づいて説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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