TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2023149534
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-10-13
出願番号2022058151
出願日2022-03-31
発明の名称テープ貼付装置
出願人東レエンジニアリング株式会社
代理人
主分類B29C 70/38 20060101AFI20231005BHJP(プラスチックの加工;可塑状態の物質の加工一般)
要約【課題】正確な押圧姿勢でテープを押圧し、テープに皺、擦れを生じさせずに被貼付面へ貼り付けることができるテープ貼付装置を提供する。
【解決手段】被貼付面2a上にテープ1を所定の貼付方向に貼り付けるテープ貼付装置10であり、押圧部30と、エンド部40と、パラレルリンク機構50と、を有する貼付ヘッド20を備え、押圧部30は、テープ1を被貼付面2aとの間に挟持、押圧しつつテープ1を被貼付面2aに貼り付けるものであり、エンド部40は、押圧部30を保持するものであり、パラレルリンク機構50は、エンド部40を変位させ、押圧部30の押圧位置及び/又は押圧姿勢を被貼付面2aの形状に倣うように動作するものであり、パラレルリンク機構50の動作を制御する制御部54gと、押圧部30の傾きを測定する傾斜センサ70と、をさらに備え、制御部54gは、パラレルリンク機構50の動作の制御に傾斜センサ70による押圧部30の傾きの測定結果も反映させる。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
被貼付面上にテープを所定の貼付方向に貼り付けるテープ貼付装置であり、
押圧部と、エンド部と、パラレルリンク機構と、ベース部と、
を有する貼付ヘッドを備え、
前記押圧部は、前記テープを前記被貼付面との間に挟持、押圧しつつ前記テープを前記被貼付面に貼り付けるものであり、
前記エンド部は、前記押圧部を保持するものであり、
前記パラレルリンク機構は、前記エンド部を変位させ、前記押圧部の押圧位置及び/又は押圧姿勢を前記被貼付面の形状に倣うように動作するものであり、
前記ベース部は、前記パラレルリンク機構の前記エンド部側とは反対側を保持するものであり、
前記パラレルリンク機構の動作を制御する制御部と、
前記押圧部の傾きを測定する傾斜センサと、
をさらに備え、
前記制御部は、前記パラレルリンク機構の動作の制御に前記傾斜センサによる前記押圧部の傾きの測定結果も反映させることを特徴とする、テープ貼付装置。
続きを表示(約 62 文字)【請求項2】
前記傾斜センサは、前記エンド部に設けられることを特徴とする、請求項1に記載のテープ貼付装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明はテープ貼付装置、及びテープ貼付方法に関し、より詳細には、テープを被貼付面に貼り付けることにより、繊維強化プラスチック(FRP)成形品などを製造する際に用いられるテープ貼付装置、及びテープ貼付方法に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
予め樹脂が含浸された炭素繊維等の繊維束をテープ状に成形したもの(プリプレグテープ、UDテープなどとも呼ぶ)を被貼付面に貼付けてゆくことで、所望の形状をした繊維強化プラスチック(FRP:Fiber Reinforced Plastics)成形品を製造する方法が知られている。
【0003】
これらの製法は、ATL(Auto Tape Layup)、ATW(Auto Tape Welding)、AFP(Auto Fiber Placement)など種々の称呼があるが、これらは厳密に区別されているものでない。本明細書に於いては、テープを押圧しながら被貼付面に貼付けていく製法を総称してATLと呼び、その装置(テープ貼付装置)をATL装置と呼ぶこととする。
【0004】
従来のATL装置の一例が下記の特許文献1に開示されている。
【0005】
特許文献1記載のATL装置は、多関節ロボットのアーム先端にATLヘッドが取り付けられている。前記ATLヘッドは、テープを保持搬送するフィーダー、テープ及び/又はワークの被貼付面を加熱するヒータ、及びテープを被貼付面に貼り付ける押圧ローラを含んで構成されている。
【0006】
前記ワークは、例えば、熱可塑性樹脂の射出成型品であって、様々な形状(3次元形状)を有しており、設計上の形状、寸法に対して形状誤差を有していることが多い。
【0007】
そのため、特許文献1に開示されたような前記多関節ロボットによる前記ATLヘッドの姿勢制御では、前記押圧ローラによる前記ワークの被貼付面への押圧が不十分な箇所が生じたりして、押圧状態にばらつきが生じることがあり、前記被貼付面に対する押圧ローラの押圧状態を一定に保つことが難しいという課題があった。
【0008】
係る課題を解決するために本出願人らは、下記の特許文献2に開示されたATL装置を提案した。特許文献2記載のATL装置は、ATLヘッドが、押圧部と、パラレルリンク機構とを備えた構成となっている。
【0009】
特許文献2記載のATL装置によれば、前記パラレルリンク機構の動作制御により、ワークの被貼付面にテープを押し付ける前記押圧部の押圧位置及び/又は押圧姿勢を前記被貼付面の形状に倣うように動作させることが可能となり、前記ワークが幾らかの形状誤差を有している場合であっても、前記被貼付面に対する前記押圧部の押圧状態を一定に保つことが可能となり、前記テープの貼付性能を高めることが可能となった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
特開2018-149730号公報
特開2020-147035号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
3次元造形装置
6か月前
東レ株式会社
金型の製造方法
3か月前
東レ株式会社
シート成形口金
4か月前
津田駒工業株式会社
連続成形機
2か月前
東レ株式会社
繊維強化樹脂成形体
7か月前
東レ株式会社
接合用繊維強化樹脂
7か月前
睦月電機株式会社
樹脂成形用金型
7か月前
東レ株式会社
積層基材の製造方法
5か月前
輝創株式会社
接合方法
3か月前
世紀株式会社
造形装置
4か月前
東レ株式会社
延伸フィルムの製造方法
3か月前
AGC株式会社
車両窓用窓ガラス
7か月前
六浦工業株式会社
接着装置
3か月前
グンゼ株式会社
印刷層の除去方法
3か月前
株式会社不二越
射出成形機
7か月前
株式会社吉野工業所
計量キャップ
5か月前
東レエンジニアリング株式会社
処理装置
7か月前
トヨタ自動車株式会社
真空成形装置
10日前
大塚テクノ株式会社
樹脂製の構造体
1か月前
東レ株式会社
リーフディスク型フィルター
5か月前
株式会社城北精工所
押出成形用ダイ
2か月前
ダイハツ工業株式会社
3Dプリンタ
5か月前
株式会社アフィット
粉末焼結積層造形装置
5か月前
個人
超高速射出点描画による熱溶解積層法
4か月前
東レエンジニアリング株式会社
立体造形方法
4か月前
東レエンジニアリング株式会社
立体造形方法
7か月前
東レエンジニアリング株式会社
立体造形方法
7か月前
TOWA株式会社
樹脂成形装置
6か月前
東レエンジニアリング株式会社
立体造形方法
1か月前
NISSHA株式会社
加飾成形品の製造方法
22日前
東レエンジニアリング株式会社
立体造形装置
5か月前
東レエンジニアリング株式会社
立体造形方法
7か月前
三井化学株式会社
光学部材の製造方法
7か月前
東レエンジニアリング株式会社
立体造形方法
7か月前
株式会社スリーエス
光造形装置
7日前
UBEマシナリー株式会社
シミュレータ装置
4か月前
続きを見る