TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2023097665
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-07-10
出願番号2021213899
出願日2021-12-28
発明の名称ハイブリッドコンクリート
出願人株式会社HPC沖縄
代理人
主分類B28B 11/24 20060101AFI20230703BHJP(セメント,粘土,または石材の加工)
要約【課題】 コンクリートに二酸化炭素を固定化すると、pHが低下してしまうことから、二酸化炭素の固定化量は大きく制限されてしまい、鉄筋を使用しないコンクリートなど用途が限られてしまう問題があるが、二酸化炭素の固定化によるpH低下の影響がなく、デザイン性、耐久性、機能性を高めた二酸化炭素を固定化したハイブリッドコンクリートを実現する。
【解決手段】 形状を保つためのコンクリート部位と、温室効果ガスを固定化したコンクリート部位を組み合わせて構成されることを特徴とするハイブリッドコンクリートとするものである。
【選択図】 図2
特許請求の範囲【請求項1】
形状を保つためのコンクリート部位と、温室効果ガスを固定化したコンクリート部位を組み合わせて構成されることを特徴とするハイブリッドコンクリート。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記の温室効果ガスは、二酸化炭素、メタン、一酸化窒素、フロン類等であることを特徴とする請求項1に記載のハイブリッドコンクリート。
【請求項3】
前記の形状を保つためのコンクリート部位と、温室効果ガスを固定化したコンクリート部位との組み合わせは、打継ぎ手段であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のハイブリッドコンクリート。
【請求項4】
前記の形状を保つためのコンクリート部位と、温室効果ガスを固定化したコンクリート部位との組み合わせは、圧着手段であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のハイブリッドコンクリート。
【請求項5】
前記の形状を保つためのコンクリート部位と、温室効果ガスを固定化したコンクリート部位との組み合わせは、係合手段であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のハイブリッドコンクリート。
【請求項6】
前記の形状を保つためのコンクリート部位と、温室効果ガスを固定化したコンクリート部位との組み合わせは、接着手段であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のハイブリッドコンクリート。
【請求項7】
前記の形状を保つためのコンクリート部位と、温室効果ガスを固定化したコンクリート部位との組み合わせは、前記の請求項3から請求項6までの各手段を組み合わせた手段であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のハイブリッドコンクリート。
【請求項8】
前記の温室効果ガスのコンクリート材への固定化において、コンクリートの硬化過程中、温室効果ガス雰囲気で養生し、表面から温室効果ガスを固定化させることを特徴とする請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載のハイブリッドコンクリート。
【請求項9】
前記の温室効果ガスのコンクリート材への固定化において、表面に温室効果ガスを固定化した骨材をコンクリート原料として使用することを特徴とする請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載のハイブリッドコンクリート。
【請求項10】
前記の温室効果ガスのコンクリート材への固定化において、温室効果ガスを固定化した組成物をコンクリート用混和材として使用することを特徴とする請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載のハイブリッドコンクリート。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、温室効果ガスを固定化したハイブリッドコンクリートに関し、形状を保持する為のコンクリートと温室効果ガスを固定化したコンクリートとを組み合わせて構成したハイブリッドコンクリートに関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
温室効果ガスの排出量を低減することは、地球温暖化対策の緊急の課題となっており、日本政府は、2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする、脱炭素社会を目指すことを宣言しました。
【0003】
温室効果ガスには、二酸化炭素、メタン、一酸化二窒素、フロンガスがあり、その中でも、二酸化炭素は地球温暖化に及ぼす影響がもっとも大きな温室効果ガスである。
【0004】
コンクリートは、原材料として使用されているセメントの製造において、1トン製造するに当たり758KgのCO
2
を排出するとされ、CO
2
排出量の大きい材料である。
【0005】
これは、セメントの生産過程で、燃焼エネルギーを得るために化石燃料を多量に使用することに加え、石灰石の脱炭酸反応(CaCO
3
→CaO+CO
2
)が生じることによるとされている。
【0006】
コンクリートに由来するCO
2
の発生量を抑制するために、コンクリート結合材を構成するセメント材料として、従来、広く用いられてきたポルトランドセメントに代えて、鉄鋼産業の副産物である高炉スラグを適量ポルトランドセメントと混合した結合材を用いることにより、CO
2
発生量を大幅に抑制することができることが知られている(特許文献1)。
【0007】
また、近年、セメント質硬化体の養生過程において二酸化炭素を吸収させることにより、セメント質硬化体を得るまでに排出される二酸化炭素の総量を低減する方法が知られている。
【0008】
例えば、特許文献2には、粉体成分として、γ-C
2
S(記号γ)、製鋼スラグ粉末(記号B)の1種または2種と、ポルトランドセメント(記号C)を含有し、上記γ、B、Cの合計含有量に占めるγ、Bの合計が25~95質量%であり、水セメント比W/Cが80~250%である配合のコンクリート混練物を硬化させたプレキャストコンクリートであって、硬化過程で炭酸化養生を経ることにより、表面から深さ20mm以上の部位(ただし肉厚が20mm未満の部分は肉厚全体)に炭酸化領域を形成してなるCO
2
吸収プレキャストコンクリートの製造方法が記載されている。
【0009】
このプレキャストコンクリートは、炭酸化養生による二酸化炭素の吸収を利用することで、コンクリート製品を製造する際に排出される二酸化炭素の総量(トータル量)を大幅に低減することが期待されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
特開2013-203635号公報
特開2011-168436号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

株式会社トクヤマ
脱泡槽
2か月前
株式会社奥村組
削孔システム
9か月前
株式会社丸高工業
液体循環装置
3か月前
マックストン株式会社
パネル用型枠
7日前
大貫木材工業株式会社
木製PC型枠
11か月前
株式会社HPC沖縄
ハイブリッドコンクリート
10か月前
株式会社オーシャンズ
ブレード取付治具
9か月前
有限会社渋谷建材
コンクリートの製造方法
10か月前
大成建設株式会社
コンクリートプラント
9か月前
大成建設株式会社
コンクリートプラント
9か月前
株式会社新和
洗い出しパネル及びその製造方法
11か月前
モリ技巧株式会社
コンクリートスラリー処理装置
8か月前
日本碍子株式会社
ハニカム構造体の製造方法
8か月前
日本製鉄株式会社
押出成形方法
10か月前
株式会社マキタ
作業機
4か月前
第一カッター興業株式会社
集塵口
1か月前
花王株式会社
水硬性組成物の吹付装置
3日前
株式会社マキタ
作業機
4か月前
テクノス株式会社
ガイド装置
8か月前
株式会社マキタ
作業機
10か月前
学校法人立命館
建設用3Dプリンティング装置
4か月前
太平洋マテリアル株式会社
セルフレベリング材の製造方法。
8か月前
株式会社On-Co
石膏成形物の製造方法
3か月前
日本碍子株式会社
成形体の製造方法
3か月前
大成建設株式会社
構造物
5か月前
株式会社トクヤマ
セラミックグリーンシート積層体の製造方法
4か月前
株式会社アクティブ
接続部材
1か月前
太平洋セメント株式会社
造形物の造形方法
7か月前
花王株式会社
土木用添加剤供給装置
1か月前
ユニカ株式会社
吸塵ドリル
7か月前
日本ヒューム株式会社
円筒構造物の製造方法
7か月前
太平洋マテリアル株式会社
モルタル製造装置及びモルタル製造方法
7か月前
株式会社フジタ
プレキャストRC軸状部材の製造方法
3か月前
UBE三菱セメント株式会社
セメント混練物の流動性評価方法
8か月前
株式会社大林組
構造物形成システム及び構造物形成方法
7か月前
株式会社大林組
構造物形成方法及び構造物形成システム
7か月前
続きを見る