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公開番号2023101211
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-07-20
出願番号2022001692
出願日2022-01-07
発明の名称作業機
出願人株式会社マキタ
代理人弁理士法人 快友国際特許事務所
主分類B28D 1/04 20060101AFI20230712BHJP(セメント,粘土,または石材の加工)
要約【課題】ブレードカバーの過回動を適切に抑制することが可能な技術を提供する。
【解決手段】本明細書の作業機は、回転刃と、回転刃が取り付けられた出力シャフトと、出力シャフトを回転駆動する原動機と、出力シャフトを回転可能に支持し、原動機を収容するハウジングと、ハウジングに対して回動可能に取り付けられているブレードカバーを備えている。ブレードカバーの側壁部は第1ストッパ部と第2ストッパ部を備えている。ハウジングの対向部は第1ストッパ受け部と第2ストッパ受け部を備えている。ブレードカバーを回動方向の一方に回動させていくと、第1当接位置において、第1ストッパ部が回動方向の他方側から第1ストッパ受け部に当接する。第1ストッパ部が第1ストッパ受け部に当接した状態からさらにブレードカバーが回動方向の一方に回動される場合、第2当接位置において、第2ストッパ部が回動方向の他方側から第2ストッパ受け部に当接する。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
回転刃と、
前記回転刃が取り付けられた出力シャフトと、
前記出力シャフトを回転駆動する原動機と、
前記出力シャフトを回転可能に支持するとともに、前記原動機を収容するハウジングと、
前記ハウジングに対して前記出力シャフトの回転軸に略一致する回動軸周りに回動可能に取り付けられているブレードカバーと、を備えており、
前記ブレードカバーは、前記回転刃の側面の少なくとも一部を覆う側壁部を備えており、
前記ハウジングは、前記側壁部の前記回転刃の前記側面に対向する側の面とは反対側の面に対向する対向部を備えており、
前記側壁部は、第1ストッパ部および第2ストッパ部を備えており、
前記対向部は、第1ストッパ受け部および第2ストッパ受け部を備えており、
前記ブレードカバーを前記ブレードカバーの回動方向の一方に回動させていくと、第1当接位置において、前記第1ストッパ部が前記回動方向の他方側から前記第1ストッパ受け部に当接し、
前記第1ストッパ部が前記第1ストッパ受け部に当接した状態から、さらに前記ブレードカバーが前記回動方向の前記一方に回動される場合、第2当接位置において、前記第2ストッパ部が前記回動方向の前記他方側から前記第2ストッパ受け部に当接する、作業機。
続きを表示(約 990 文字)【請求項2】
前記第1ストッパ部が前記第1ストッパ受け部に当接した状態において、前記第2ストッパ部と前記回動軸を結ぶ直線が、前記第2ストッパ受け部と前記回動軸を結ぶ直線に対してなす角度が、0°-2°の範囲内である、請求項1の作業機。
【請求項3】
前記第1当接位置と、前記第2当接位置は、前記径方向において互いにオフセットしている、請求項1または2の作業機。
【請求項4】
前記第1当接位置は、前記第2当接位置よりも前記径方向外側にオフセットしている、請求項3の作業機。
【請求項5】
前記側壁部は、第3ストッパ部をさらに備えており、
前記対向部は、第3ストッパ受け部をさらに備えており、
前記ブレードカバーを前記回動方向の前記他方に回動させていくと、第3当接位置において、前記第3ストッパ部が前記回動方向の前記一方側から前記第3ストッパ受け部に当接する、請求項1から4の何れか一項の作業機。
【請求項6】
前記出力シャフトは、前記回転軸に対して所定の回転方向に回転駆動され、
前記回動方向の前記一方は、前記出力シャフトの前記回転方向の順方向に相当し、
前記回動方向の前記他方は、前記出力シャフトの前記回転方向の逆方向に相当する、請求項1から5の何れか一項の作業機。
【請求項7】
前記第1ストッパ部、前記第2ストッパ部、および前記第3ストッパ部のうち少なくとも一つは、前記側壁部と一体に形成されている、請求項5または6の作業機。
【請求項8】
前記第1ストッパ部、前記第2ストッパ部、および前記第3ストッパ部のうち少なくとも一つは、前記側壁部と別体に形成されている、請求項5または6の作業機。
【請求項9】
前記第1ストッパ受け部、前記第2ストッパ受け部、および前記第3ストッパ部のうち少なくとも一つは、前記対向部と一体に形成されている、請求項5から8の何れか一項の作業機。
【請求項10】
前記第1ストッパ受け部、前記第2ストッパ受け部、および前記第3ストッパ受け部のうち少なくとも一つは、前記対向部と別体に形成されている、請求項5から8の何れか一項の作業機。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書で開示する技術は、作業機に関する。
続きを表示(約 2,900 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、回転刃と、前記回転刃が取り付けられた出力シャフトと、前記出力シャフトを回転駆動する原動機と、前記出力シャフトを回転可能に支持するとともに、前記原動機を収容するハウジングと、前記ハウジングに対して前記出力シャフトの回転軸に略一致する回動軸周りに回動可能に取り付けられているブレードカバーと、を備える作業機が開示されている。前記ブレードカバーは、前記回転刃の側面の少なくとも一部を覆う側壁部を備えている。前記ハウジングは、前記側壁部の前記回転刃の前記側面に対向する側の面とは反対側の面に対向する対向部を備えている。前記側壁部は、第1ストッパ部を備えている。前記対向部は、第1ストッパ受け部を備えている。前記ブレードカバーを前記ブレードカバーの回動方向の一方に回動させていくと、第1当接位置において、前記第1ストッパ部が前記回動方向の他方側から前記第1ストッパ受け部に当接する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-164769号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の作業機では、第1ストッパ部が回動方向の他方側から第1ストッパ受け部に当接することで、ブレードカバーの回動方向の一方への過回動を抑制している。このような作業機では、第1ストッパ部が第1ストッパ受け部に当接した状態であっても、第1ストッパ受け部が第1ストッパ部に乗り上げる等して、ブレードカバーが回動方向の一方にさらに回動される場合がある。特許文献1の作業機では、第1ストッパ部が第1ストッパ受け部に当接した状態から、ブレードカバーが回動方向の一方にさらに回動される場合には、ブレードカバーの過回動を抑制することができない。本明細書では、ブレードカバーの過回動を適切に抑制することが可能な技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本明細書が開示する作業機は、回転刃と、前記回転刃が取り付けられた出力シャフトと、前記出力シャフトを回転駆動する原動機と、前記出力シャフトを回転可能に支持するとともに、前記原動機を収容するハウジングと、前記ハウジングに対して前記出力シャフトの回転軸に略一致する回動軸周りに回動可能に取り付けられているブレードカバーと、を備えている。前記ブレードカバーは、前記回転刃の側面の少なくとも一部を覆う側壁部を備えている。前記ハウジングは、前記側壁部の前記回転刃の前記側面に対向する側の面とは反対側の面に対向する対向部を備えている。前記側壁部は、第1ストッパ部および第2ストッパ部を備えている。前記対向部は、第1ストッパ受け部および第2ストッパ受け部を備えている。前記ブレードカバーを前記ブレードカバーの回動方向の一方に回動させていくと、第1当接位置において、前記第1ストッパ部が前記回動方向の他方側から前記第1ストッパ受け部に当接する。前記第1ストッパ部が前記第1ストッパ受け部に当接した状態から、さらに前記ブレードカバーが前記回動方向の前記一方に回動される場合、第2当接位置において、前記第2ストッパ部が前記回動方向の前記他方側から前記第2ストッパ受け部に当接する。
【0006】
上記の構成によれば、第1ストッパ部は、第1ストッパ受け部に当接することで、ブレードカバーの回動方向の一方への過回動を抑制している。さらに上記の構成によれば、第1ストッパ受け部が第1ストッパ部に乗り上げる等して、ブレードカバーが回動方向の一方にさらに回動される場合には、第2ストッパ部が第2ストッパ受け部に当接する。このため、ブレードカバーの回動方向の一方への過回動が二段階で抑制される。上記の構成によれば、ブレードカバーの過回動を適切に抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
実施例に係るパワーカッタ10を前方右方上方から見た全体斜視図である。
実施例に係るパワーカッタ10のハウジング14内の構造を右方から見た側方図である。
実施例に係るパワーカッタ10が備える後方ハンドル20を後方上方左方から見た拡大図である。
実施例に係るパワーカッタ10が備えるブレードカバー16の第1側壁部162を右方から見た拡大図である。
実施例に係るパワーカッタ10が備えるブレードアーム14bの対向部142を左方から見た拡大図である。
実施例に係るパワーカッタ10におけるブレードカバー16の過回動抑制機構を下方から見た拡大図である。
実施例に係るパワーカッタ10の、図6に示す基準面Pにおいて、第1ストッパ部110が第2方向側から第1ストッパ受け部210に当接した状態を右方から見た断面図である。
実施例に係るパワーカッタ10の、図6に示す基準面Pにおいて、第3ストッパ部130が第1方向側から第3ストッパ受け部230に当接した状態を右方から見た図である。
実施例に係るパワーカッタ10において、ブレードカバー16を可動範囲内で任意に回動させる場合に、ブレードカバー16によって必ず覆われる回転刃12の所定範囲S1を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本発明の代表的かつ非限定的な具体例について、図面を参照して以下に詳細に説明する。この詳細な説明は、本発明の好ましい例を実施するための詳細を当業者に示すことを単純に意図しており、本発明の範囲を限定することを意図したものではない。また、開示された追加的な特徴ならびに発明は、さらに改善された作業機を提供するために、他の特徴や発明とは別に、又は共に用いることができる。
【0009】
また、以下の詳細な説明で開示される特徴や工程の組み合わせは、最も広い意味において本発明を実施する際に必須のものではなく、特に本発明の代表的な具体例を説明するためにのみ記載されるものである。さらに、以下の代表的な具体例の様々な特徴、ならびに、特許請求の範囲に記載されるものの様々な特徴は、本発明の追加的かつ有用な実施形態を提供するにあたって、ここに記載される具体例のとおりに、あるいは列挙された順番のとおりに組合せなければならないものではない。
【0010】
本明細書及び/又は特許請求の範囲に記載された全ての特徴は、実施例及び/又は特許請求の範囲に記載された特徴の構成とは別に、出願当初の開示ならびに特許請求の範囲に記載された特定事項に対する限定として、個別に、かつ互いに独立して開示されることを意図するものである。さらに、全ての数値範囲及びグループ又は集団に関する記載は、出願当初の開示ならびに特許請求の範囲に記載された特定事項に対する限定として、それらの中間の構成を開示する意図を持ってなされている。
(【0011】以降は省略されています)

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