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公開番号2023072755
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-05-25
出願番号2021185383
出願日2021-11-15
発明の名称油性棒状化粧料
出願人株式会社トキワ
代理人
主分類A61K 8/81 20060101AFI20230518BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】 十分なシリコーン系皮膜剤を含みつつ、耐衝撃性、成型性が良好で、耐二次付着性や使用性に優れた油性棒状化粧料を提供すること。
【解決手段】 本発明の油性棒状化粧料は、ワックス成分を含み、次の成分(A)~(E)を含有し、ワックス成分の含有量が化粧料全量に対して5~30質量%であり、成分(A)をワックス成分中に30~95質量%含有する。
(A)ポリエチレンワックス
(B)キャンデリラロウ 及び、または カルナウバロウ
(C)着色顔料
(D)シリコーン系皮膜剤
(E)粘性の顔料分散油剤
【選択図】 なし
特許請求の範囲【請求項1】
ワックス成分を含む油性棒状化粧料であって、次の成分(A)~(E)を含有し、ワックス成分の含有量が化粧料全量に対して5~30質量%であり、成分(A)をワックス成分中に30~95質量%含有することを特徴とする油性棒状化粧料。
(A)ポリエチレンワックス
(B)キャンデリラロウ 及び、または カルナウバロウ
(C)着色顔料
(D)シリコーン系皮膜剤
(E)粘性の顔料分散油剤
続きを表示(約 440 文字)【請求項2】
化粧料全量に対して、前記(C)成分を10~50質量%、前記(D)成分を10~40質量%を含有する、請求項1に記載の油性棒状化粧料。
【請求項3】
前記(B)成分は、キャンデリラロウ及びカルナウバロウであり、キャンデリラロウとカルナウバロウとの質量比[キャンデリラロウ/カルナウバロウ]が、1以下である、請求項1または2に記載の油性棒状化粧料。
【請求項4】
前記(E)成分が、ペンタイソステアリン酸ジペンタエリスリチル、ヘキサ(ヒドロキシステアリン酸/ステアリン酸/ロジン酸)ジペンタエリスリチル、テトラ(ヒドロキシステアリン酸/イソステアリン酸)ジペンタエリスリチル、ヘキサヒドロキシステアリン酸ジペンタエリスリチル、トリイソステアリン酸ポリグリセリル-2、(アクリレーツ/アクリル酸ステアリル/メタクリル酸ジメチコン)コポリマーから選ばれる1種又は2種以上である、請求項1~3のいずれか一項に記載の油性棒状化粧料。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、油性棒状化粧料に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
アイライナー、アイブロウ、リップライナー、コンシーラーペンシル、アイシャドウペンシル等の棒状化粧料は、鉛筆型または繰り出して使うペンシル型の形態で使用されるものであり、固形油を含む油性成分と、顔料などの粉体を骨格として構成され、基本的性能としては、製造時の充填成型性や、伸びが良く、滑らかな感触、べたつきが少ないなどの使用性が求められる他、二次付着を抑え化粧持ちに優れることも望まれる。従来の技術では、良好な使用感触を得ようとした場合、高粘度の液状油分、半固形油分を用い、またこれらを多く配合するが、そのため棒状化粧料として十分な強度が得られず、更に、べたつき易くなるため、化粧持ち、耐二次付着性に劣るものとなってしまう。また強度を得るために固形油を増やした場合、伸びが悪く、細い形状である棒状化粧料では特に固い使用感触となってしまい化粧製品としては著しく商品価値を損なうこととなる。それらの問題点を踏まえ、トリメチルシロキシケイ酸などのシリコーン系皮膜剤と揮発性油剤を用いることで、他の性能を損なわずに二次付着を抑える検討がされてきた。
【0003】
しかし、シリコーン系皮膜剤は比較的多く配合した場合、顔料分散不良が起こりやすくなるため、不安定なオイルワックス構造になり、欠け、ひび、折れ等が発生し易く、脆い棒状化粧料となってしまう。そこで、近年においては特定の油剤などを組み合わせることでこれらの欠点を抑えることも検討されている。(特許文献1)、(特許文献2)
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平10-72315号公報
特開2007-210958号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記特許文献1、2に記載された技術では脆さの改善には不十分であり、落下試験等の耐衝撃性で十分な結果が得られず、また粘性のある油剤を用いることにより、べたつき易く、耐二次付着性も低下してしまう。
【0006】
そこで本発明は、十分なシリコーン系皮膜剤を含みつつ、耐衝撃性、成型性が良好で、耐二次付着性や使用性に優れた油性棒状化粧料を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために本発明者らは鋭意検討した結果、本発明は特定のワックス成分と、シリコーン系皮膜剤と、顔料と、粘性の顔料分散油剤を配合することにより、耐衝撃性、成型性が良好で、耐二次付着性や使用性に優れた油性棒状化粧料を見出し、本発明を完成するに至った。
【0008】
すなわち、本発明は、ワックス成分を含む油性棒状化粧料であって、次の成分(A)~(E)を含有し、ワックス成分の含有量が化粧料全量に対して5~30質量%であり、成分(A)をワックス成分中に30~95質量%含有することを特徴とする油性棒状化粧料である。
(A)ポリエチレンワックス
(B)キャンデリラロウ 及び、または カルナウバロウ
(C)着色顔料
(D)シリコーン系皮膜剤
(E)粘性の顔料分散油剤
【0009】
本発明の油性棒状化粧料は、化粧料全量に対して、(C)着色顔料を10~50質量%、(D)シリコーン系皮膜剤を10~40質量%含むことが好ましい。
【0010】
本発明の油性棒状化粧料は、成分(B)キャンデリラロウ及びカルナウバロウを含み、キャンデリラワックスとカルナウバロウの質量比[キャンデリラワックス/カルナウバロウ]が、1以下であることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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