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公開番号2023072480
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-05-24
出願番号2021185064
出願日2021-11-12
発明の名称自動試料注入装置
出願人株式会社島津製作所
代理人個人
主分類G01N 30/24 20060101AFI20230517BHJP(測定;試験)
要約【課題】保持部に温調機構を設けることなく、試料容器内の液体試料の温度変化を低減しつつ当該試料容器を保持することができる自動試料注入装置を提供する。
【解決手段】自動試料注入装置12は、試料気化室18の上方に配置され、試料容器60内の液体試料をシリンジ40で吸引して、シリンジ40内の液体試料を試料気化室18に注入する。自動試料注入装置12は、予め加熱又は冷却されたうえで搬送されてくる試料容器60を受け取って保持する第1保持部48aと、第1保持部48aにおける試料容器60に対向する面の少なくとも一部を断熱する第1断熱部材56とを備える。
【選択図】 図5
特許請求の範囲【請求項1】
試料気化室の上方に配置され、試料容器内の液体試料をシリンジで吸引して、当該シリンジ内の液体試料を前記試料気化室に注入するための自動試料注入装置であって、
予め加熱又は冷却されたうえで搬送されてくる前記試料容器を受け取って保持する第1保持部と、
前記第1保持部における前記試料容器に対向する面の少なくとも一部を断熱する第1断熱部材とを備える、自動試料注入装置。
続きを表示(約 540 文字)【請求項2】
前記第1保持部は、前記試料容器を収容する凹部を有しており、
前記第1断熱部材は、前記凹部の内面の少なくとも一部を断熱する、請求項1に記載の自動試料注入装置。
【請求項3】
前記シリンジに対向する位置に対して、前記第1保持部を移動させることが可能な駆動機構をさらに備える、請求項1又は2に記載の自動試料注入装置。
【請求項4】
前記シリンジを洗浄するための洗浄液が収容された洗浄液容器を保持する第2保持部と、
前記第2保持部における前記洗浄液容器に対向する面の少なくとも一部を断熱する第2断熱部材とをさらに備え、
前記駆動機構は、前記シリンジに対向する位置に対して、前記第2保持部を移動させることが可能である、請求項3に記載の自動試料注入装置。
【請求項5】
前記シリンジからの廃液を収容するための廃液容器を保持する第3保持部と、
前記第3保持部における前記廃液容器に対向する面の少なくとも一部を断熱する第3断熱部材とをさらに備え、
前記駆動機構は、前記シリンジに対向する位置に対して、前記第3保持部を移動させることが可能である、請求項3又は4に記載の自動試料注入装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、自動試料注入装置に関するものである。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、下記特許文献1で開示されるような自動試料注入装置では、ラックのような保持部で試料容器を保持しつつ、その試料容器内の液体試料をガスクロマトグラフ装置の試料気化室に自動で注入する。当該特許文献1には、ラックに保持された試料容器内の液体試料が、冷却器によって温調(冷却)される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-134194号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
自動試料注入装置は、試料気化室に対して試料を自動で注入するため、その試料気化室の上方に配置される場合がある。また、試料気化室については、液体試料を気化するために、ヒータで加熱される。
【0005】
このような構成の場合、自動試料注入装置の保持部で保持される試料容器内の液体試料は、試料気化室から放出される熱に晒される。このことから、温調機構を備えていない自動試料注入装置では、試料気化室からの熱により、試料容器内の液体試料の温度が変化する場合がある。さらに、液体試料の温度が変化すると、その液体試料の分析結果等に悪影響を及ぼす可能性がある。
【0006】
一方で、自動試料注入装置の保持部については、駆動箇所が数多くあり、配線等の観点から、その保持部に温調機構を設けることが困難な場合がある。なお、温調機構は、例えば、電気的に制御可能な素子及びその素子を制御するための回路基板等で構成される。
【0007】
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、保持部に温調機構を設けることなく、試料容器内の液体試料の温度変化を低減しつつ当該試料容器を保持することができる自動試料注入装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の態様は、試料気化室の上方に配置され、試料容器内の液体試料をシリンジで吸引して、当該シリンジ内の液体試料を前記試料気化室に注入するための自動試料注入装置であって、第1保持部と、第1断熱部材とを備える。前記第1保持部は、予め加熱又は冷却されたうえで搬送されてくる前記試料容器を受け取って保持する。前記第1断熱部材は、前記第1保持部における前記試料容器に対向する面の少なくとも一部を断熱する。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、保持部に温調機構を設けることなく、試料容器内の液体試料の温度変化を低減しつつ当該試料容器を保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本実施形態のガスクロマトグラフシステムの構成の一例を示す概略図である。
本実施形態の自動試料注入装置の構成の一例を示す概略図である。
本実施形態の保持部の具体的な構成の一例を示す概略図である。
本実施形態の試料導入部、シリンジ及び保持部の位置関係を示す概略図である。
本実施形態の凹部の周辺の具体的な構成の一例を示す概略断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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