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公開番号2023072443
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-05-24
出願番号2021185002
出願日2021-11-12
発明の名称水中油型化粧料
出願人株式会社ダリヤ
代理人
主分類A61K 8/81 20060101AFI20230517BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】しっとり感、肌へのなじみ、顔料の肌への定着力および高温安定性が良好な水中油型化粧料を提供する。
【解決手段】顔料を含有する水中油型化粧料であって、(A)25℃で液状のエステル油、(B)炭化水素油、(C)HLB7以下のノニオン性界面活性剤、(D)HLB10以上のノニオン性界面活性剤、(E)(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))クロスポリマーまたは(アクリロイルジメチルタウリンアンモニウム/VP)コポリマーから選ばれる1種以上、(F)キサンタンガム、(G)1,3-ブチレングリコールまたはグリセリンから選ばれる1種以上、を含有することを特徴とする水中油型化粧料。
【選択図】なし

特許請求の範囲【請求項1】
顔料を含有する水中油型化粧料であって、
(A)25℃で液状のエステル油、
(B)炭化水素油、
(C)HLB7以下のノニオン性界面活性剤、
(D)HLB10以上のノニオン性界面活性剤、
(E)(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))クロスポリマーまたは(アクリロイルジメチルタウリンアンモニウム/VP)コポリマーから選ばれる1種以上、
(F)キサンタンガム、
(G)1,3-ブチレングリコールまたはグリセリンから選ばれる1種以上、
を含有することを特徴とする水中油型化粧料。
続きを表示(約 900 文字)【請求項2】
前記(A)成分が、ミリスチン酸オクチルドデシル、パルミチン酸2-エチルヘキシル、ミリスチン酸イソプロピルまたはパルミチン酸イソプロピルから選ばれる1種以上であることを特徴とする請求項1に記載の水中油型化粧料。
【請求項3】
前記(A)成分の含有量が、1~15質量%であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の水中油型化粧料。
【請求項4】
前記(B)成分が、スクワラン、ワセリン、流動パラフィン、流動イソパラフィンまたはα-オレフィンオリゴマーから選ばれる1種以上であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の水中油型化粧料。
【請求項5】
前記(B)成分の含有量が、0.5~10質量%であることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の水中油型化粧料。
【請求項6】
前記(C)成分が、ステアリン酸ソルビタン、イソステアリン酸ソルビタン、ステアリン酸グリセリルまたはイソステアリン酸グリセリルから選ばれる1種以上であることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の水中油型化粧料。
【請求項7】
前記(C)成分の含有量が、0.3~8質量%であることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の水中油型化粧料。
【請求項8】
前記(D)成分が、ラウリン酸ポリグリセリル-10、ステアリン酸ポリグリセリル-10またはイソステアリン酸ポリグリセリル-10から選ばれる1種以上であることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の水中油型化粧料。
【請求項9】
前記(D)成分の含有量が、0.05~0.8質量%であることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の水中油型化粧料。
【請求項10】
前記(E)成分の含有量が、0.15~2.8質量%であることを特徴とする請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の水中油型化粧料。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、水中油型化粧料に関するものである。さらに詳しくは、顔料を含有した水中油型化粧料に関するものである。
続きを表示(約 1,700 文字)【0002】
近年、生活様式の多様化から、クマ、しみ、ニキビ跡、赤味、毛穴などの肌悩みをしっかりと隠蔽し、美しく整えるファンデーションや化粧下地といったメイクアップ化粧料だけでなく、使用前後で見た目に大きな変化がなく、自然に肌悩みを目立たなくさせることのできる化粧料が注目されている。これらの化粧料は、メイクアップ化粧料とは異なり、ソフトフォーカス効果によって顔の印象を大きく変化させることなく、肌悩みを自然にぼかすことができるため、メイクアップ化粧料よりも気軽に使用できる特徴がある。
【0003】
メイクアップ化粧料とは、一般的に、製剤中に配合される様々な顔料の組み合わせによって肌の色や質感を美しく見せることができ、粉体組成物、油性組成物、乳化化粧料など、多様な剤型で提供されるが、中でも、メイクアップ化粧料としての乳化組成物は、簡便な使用性や良好な感触が広く好まれている。
【0004】
化粧料用の乳化組成物は、水溶性物質と油溶性物質から構成されており、基剤となる成分の組み合わせにより外相が水性である水中油型と外相が油性である油中水型に大別される。一般的に、水中油型化粧料は外相が水性であるため、伸びがよくみずみずしい使用感を与えやすいが、油溶性物質に起因するエモリエント感を与えにくい特徴を持つ。それに対し、油中水型化粧料は、油溶性物質によるエモリエント感を与えやすくするだけでなく、油膜による耐水性を有する効果が知られているものの、外相が油性であるため伸びにくくなじみが悪くなりやすいという特徴を持つ。強い隠蔽力や陰影の付与を求めない場合、自然な仕上がりや使い心地のよさを期待して水中油型化粧料が選択される場合も多い。
【0005】
従来より、肌への密着性に優れながら、化粧膜の柔軟性にも優れ、粉体分散性が良好な水中油型化粧料を提供することを目的として、キャンデリラワックスより抽出して得られた樹脂分、撥水処理粉体を含有する水中油型化粧料が提案されている(特許文献1)。
【0006】
また、べたつかず心地良い使用感が得られ、且つ乾き際によれが起こらない水中油型乳化化粧料を提供することを目的として、サクシノグリカン、疎水性粉末、疎水化処理粉体を含有する水中油型乳化化粧料が提案されている(特許文献2)。
【0007】
特開2002-348209号公報
特開2009-286748号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、上記特許文献1の水中油型化粧料は、肌への密着性や柔軟性に優れているが、高温安定性については検討されていない。また、上記特許文献2の水中油型乳化化粧料は、べたつかず心地良い使用感が得られ、且つ乾き際によれが起こらない特徴は持つものの、塗布時のしっとり感と顔料としての粉体の肌への定着力については検討されていない。
【0009】
このことから、しっとり感、肌へのなじみ、顔料の肌への定着力および高温安定性が良好な水中油型化粧料の開発が求められていた。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明者は、前記問題を解決するため鋭意検討した結果、顔料を含有する水中油型化粧料であって、(A)25℃で液状のエステル油、(B)炭化水素油、(C)HLB7以下のノニオン性界面活性剤、(D)HLB10以上のノニオン性界面活性剤、(E)(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))クロスポリマーまたは(アクリロイルジメチルタウリンアンモニウム/VP)コポリマーから選ばれる1種以上、(F)キサンタンガム、(G)1,3-ブチレングリコールまたはグリセリンから選ばれる1種以上、を含有することを特徴とする水中油型化粧料とすることで、上記課題を解決できることを見出し、本発明を完成するに至った。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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