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公開番号2023072095
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-05-24
出願番号2020063142
出願日2020-03-31
発明の名称複合体
出願人AGC株式会社
代理人個人,個人
主分類B29C 70/06 20060101AFI20230517BHJP(プラスチックの加工;可塑状態の物質の加工一般)
要約【課題】耐熱性に優れる複合体を提供する。
【解決手段】積層された複数の層と、上記層の内部に、上記層の厚さ方向と直交する方向に並列配置された複数本の繊維と、を備え、n層目の上記層に配置された上記繊維と、n+1層目の上記層に配置された上記繊維とが交差しており、ただし、nは正の整数であり、上記層は、熱可塑性樹脂を含むマトリックス樹脂を有し、空隙率が3%以上20%以下である、複合体。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
積層された複数の層と、
前記層の内部に、前記層の厚さ方向と直交する方向に並列配置された複数本の繊維と、を備え、
n層目の前記層に配置された前記繊維と、n+1層目の前記層に配置された前記繊維とが交差しており、ただし、nは正の整数であり、
前記層は、熱可塑性樹脂を含むマトリックス樹脂を有し、
空隙率が3%以上20%以下である、複合体。
続きを表示(約 430 文字)【請求項2】
前記繊維が、炭素繊維である、請求項1に記載の複合体。
【請求項3】
前記マトリックス樹脂の窒素下5%質量減少温度が、150℃以上であり、
前記マトリックス樹脂の熱変形温度が、100℃以上である、請求項1または2に記載の複合体。
【請求項4】
前記熱変形温度が、190℃以上である、請求項3に記載の複合体。
【請求項5】
前記熱可塑性樹脂が、芳香族ポリエーテルケトンを含む、請求項1~4のいずれか1項に記載の複合体。
【請求項6】
前記芳香族ポリエーテルケトンが、ポリエーテルエーテルケトンである、請求項5に記載の複合体。
【請求項7】
前記繊維の直径が、1μm以上20μm以下である、請求項1~6のいずれか1項に記載の複合体。
【請求項8】
前記繊維の含有量が、20質量%以上80質量%以下である、請求項1~7のいずれか1項に記載の複合体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、複合体に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、炭素繊維などの繊維とマトリックス樹脂とからなる複合体が、例えば耐熱材として使用されている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-42996号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、市場からは、より優れた耐熱材の開発が要請されている。
【0005】
そこで、本発明は、耐熱性に優れる複合体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者らは、鋭意検討した結果、下記構成を採用することにより、上記目的を達成できることを見出した。
すなわち、本発明は、以下の[1]~[8]を提供する。
[1]積層された複数の層と、上記層の内部に、上記層の厚さ方向と直交する方向に並列配置された複数本の繊維と、を備え、n層目の上記層に配置された上記繊維と、n+1層目の上記層に配置された上記繊維とが交差しており、ただし、nは正の整数であり、上記層は、熱可塑性樹脂を含むマトリックス樹脂を有し、空隙率が3%以上20%以下である、複合体。
[2]上記繊維が、炭素繊維である、上記[1]に記載の複合体。
[3]上記マトリックス樹脂の窒素下5%質量減少温度が、150℃以上であり、上記マトリックス樹脂の熱変形温度が、100℃以上である、上記[1]または[2]に記載の複合体。
[4]上記熱変形温度が、190℃以上である、上記[3]に記載の複合体。
[5]上記熱可塑性樹脂が、芳香族ポリエーテルケトンを含む、上記[1]~[4]のいずれかに記載の複合体。
[6]上記芳香族ポリエーテルケトンが、ポリエーテルエーテルケトンである、上記[5]に記載の複合体。
[7]上記繊維の直径が、1μm以上20μm以下である、上記[1]~[6]のいずれかに記載の複合体。
[8]上記繊維の含有量が、20質量%以上80質量%以下である、上記[1]~[7]のいずれかに記載の複合体。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、耐熱性に優れる複合体を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
複合体を示す斜視図である。
フィラメントを示す斜視図である。
層を示す斜視図である。
アーク加熱試験の結果(試験体の温度)を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の一実施形態について、図1~図3を参照して説明する。
ただし、本発明は、以下の実施形態に限定されない。本発明の範囲を逸脱しない範囲で、以下の実施形態に種々の変形および置換を加えることができる。
【0010】
以下、「~」を用いて表される範囲は、その範囲の両端を含む。例えば、「A~B」と表される範囲は、AおよびBを含む。
(【0011】以降は省略されています)

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