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公開番号2023043094
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-03-28
出願番号2021150612
出願日2021-09-15
発明の名称充填装置、及び、充填方法
出願人日本化工塗料株式会社
代理人弁理士法人栄光事務所
主分類B65B 39/00 20060101AFI20230320BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】不活性ガス封入時の作業性と充填効率に優れる充填装置、及び、充填方法を提供すること。
【解決手段】充填装置1は、充填物を容器に吐出可能であって、吐出端に弁座20が設けられた筒部10と、筒部10の中空部14を進退可能な弁体30と、弁座20の外周に組み付けられた治具40と、を備え、弁体30が弁座20に着座した閉弁状態にて前記充填物の吐出が不能であるとともに、弁体30が弁座20から離間した開弁状態にて充填物の吐出が可能である、ように構成され、充填物の吐出と同期して気体を容器に噴出可能に構成される。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
充填物を容器に吐出可能な充填装置であって、
吐出端に弁座が設けられた筒部と、
前記筒部の中空部を進退可能な弁体と、
前記弁座の外周に組み付けられた治具と、を備え、
前記治具は、
前記充填物の吐出方向に貫通して、前記吐出方向に気体の噴出が可能な噴出口が設けられ、
当該充填装置は、
前記弁体が前記弁座に着座した閉弁状態にて前記充填物の吐出が不能であるとともに、前記弁体が前記弁座から離間した開弁状態にて前記充填物の吐出が可能である、ように構成され、
前記充填物の吐出と同期して前記気体を前記容器に噴出可能に構成される、
充填装置。
続きを表示(約 330 文字)【請求項2】
請求項1に記載の充填装置において、
前記治具は、
前記弁座の吐出端が挿通される挿通口と、
前記挿通口を囲むように配置された複数の前記噴出口と、を有する、
充填装置。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載の充填装置において、
前記治具は、前記弁座に対して着脱可能である、
充填装置。
【請求項4】
充填装置を用いた充填物の充填方法であって、
請求項1から請求項3の何れか一項に記載の充填装置を備え、
前記開弁状態にて前記充填物を前記容器に吐出し、前記充填物の吐出と同期して前記気体を前記容器に噴出する工程を含む、
充填方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、充填装置、及び、充填方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、塗料等の充填物をドラム缶等の容器に充填するための充填装置が提案されている。従来の充填装置の一つには、外管と、外管の中空部に配置された内管と、からなる二重管構造を有する充填装置(以下、「従来装置」ともいう。)が開示されている。従来装置では、装置外部から供給された充填物が、外管と内管との間を通過して容器に吐出するように構成されている(例えば、特許文献1~2を参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2003-321093号公報
特開2008-110770号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、充填物によっては、湿気等の影響によって充填後に容器内部で硬化するおそれがあり、これを抑制するため、充填物の充填時又は充填後に不活性ガス(例えば、窒素ガス)を容器内に噴出して封入することがある。容器内への不活性ガスの噴出方法としては、充填装置とは異なる不活性ガスの噴出装置を用いる方法があるが、この方法では、充填物の充填工程と不活性ガスの封入工程の2工程を要することになり、作業性(作業効率)の観点から好ましくない。
【0005】
一方、特許文献1~2に開示された従来装置では、容器への充填物の充填と同時に内管から不活性ガスを噴出する方法が採られている。しかしながら、内管から不活性ガスを噴出する方法では、吐出された充填物の中央付近に不活性ガスが噴出されるので、容器へ流入中の充填物に不活性ガスのいわゆる噴出圧が掛かってしまう。充填物に不活性ガスの噴出圧が掛かると、充填物が低粘度の場合には、充填物が容器外へと飛散して容器の表面や周囲を汚すことがあるため、不活性ガスの圧力を上げられず、逆に充填物が高粘度の場合には、不活性ガスが充填物から抜けきらずに容器内で泡となるため、充填速度が上げられないという問題があった。このように、従来の充填装置においては、不活性ガス封入時の作業性と充填効率との両立が困難であった。
【0006】
本発明は、上述した状況を鑑みてなされたものであり、その目的は、不活性ガス封入時の作業性と充填効率に優れる充填装置、及び、充填方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前述した目的を達成するために、本発明に係る充填装置は、下記を特徴としている。
【0008】
充填物を容器に吐出可能な充填装置であって、
吐出端に弁座が設けられた筒部と、
前記筒部の中空部を進退可能な弁体と、
前記弁座の外周に組み付けられた治具と、を備え、
前記治具は、
前記充填物の吐出方向に貫通して、前記吐出方向に気体の噴出が可能な噴出口が設けられ、
当該充填装置は、
前記弁体が前記弁座に着座した閉弁状態にて前記充填物の吐出が不能であるとともに、前記弁体が前記弁座から離間した開弁状態にて前記充填物の吐出が可能である、ように構成され、
前記充填物の吐出と同期して前記気体を前記容器に噴出可能に構成される、
充填装置であること。
【発明の効果】
【0009】
本発明に係る充填装置について以下に述べる。
本構成の充填装置は、筒部の中空部にて弁体が進退して、筒部における充填物の吐出端に設けられた弁座に離間又は着座することによって、容器への充填物の吐出及び遮断が制御されている。具体的には、弁体が弁座に着座した閉弁状態にて充填物の吐出が不能であるとともに、弁体が弁座から離間した開弁状態にて充填物の吐出が可能である、ように構成されている。そして、開弁状態にて充填物が吐出される際、これに同期して、弁座の外周に組み付けられた治具の噴出口から気体(例えば、不活性ガス)が容器に噴出される。
【0010】
このように、本構成の充填装置は、充填物の充填工程と気体の噴出工程が一体化されることによって、作業性に優れる。加えて、容器に噴出される気体は、弁座の外周に組み付けられた治具から噴出されるため、従来装置のように内管から気体が噴出される場合に比べて、充填物が容器外へ飛散したり、容器内で発泡したりし難い。
(【0011】以降は省略されています)

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