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公開番号
2025182123
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-12-11
出願番号
2025170111,2024068626
出願日
2025-10-08,2020-07-30
発明の名称
ポリウレタンフォームの製造方法
出願人
積水化学工業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
C08G
18/00 20060101AFI20251204BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】フィラーを添加した設計においても、液剤の劣化を防止し、良好な品質を有するポリウレタンフォームを製造する。
【解決手段】液剤Aと液剤Bを用意する工程と、前記液剤Aと液剤Bとを混合させ、ポリオール液剤を得る工程と、前記ポリオール液剤とイソシアネート液剤とを混合させる工程とを備え、前記液剤Aがフィラーと発泡剤を含有し、前記液剤Bが触媒を含有し、かつ前記液剤A及び液剤Bの少なくともいずれか一方がポリオールを含有するポリウレタンフォームの製造方法。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
液剤Aと液剤Bを用意する工程と、
前記液剤Aと液剤Bとを混合させ、ポリオール液剤を得る工程と、
前記ポリオール液剤とイソシアネート液剤とを混合させる工程とを備え、
前記液剤Aがフィラーと発泡剤を含有し、前記液剤Bが触媒を含有し、かつ前記液剤A及び液剤Bの少なくともいずれか一方がポリオールを含有するポリウレタンフォームの製造方法。
続きを表示(約 760 文字)
【請求項2】
液剤A1、液剤A2、及び液剤Bを用意する工程と、
前記液剤A1、液剤A2、及び液剤Bを混合させ、ポリオール液剤を得る工程と、
前記ポリオール液剤とイソシアネート液剤とを混合させる工程とを備え、
前記液剤A1がフィラーを含有し、前記液剤A2が発泡剤を含有し、前記液剤Bが触媒を含有し、かつ前記液剤A1、液剤A2、及び液剤Bの少なくともいずれかがポリオールを含有する、ポリウレタンフォームの製造方法。
【請求項3】
前記液剤Aの質量比率が、前記液剤Bよりも高くなるように、前記液剤A及び液剤Bを混合させ、ポリオール液剤を得る請求項1に記載のポリウレタンフォームの製造方法。
【請求項4】
前記液剤A1の質量比率が、前記液剤B及び液剤A2それぞれの質量比率よりも高くなるように、前記液剤A1、液剤B、及び液剤A2を混合させ、ポリオール液剤を得る請求項2に記載のポリウレタンフォームの製造方法。
【請求項5】
前記ポリオール液剤の25℃、60rpmにおける粘度が、200~2500mPa・sである請求項1~4のいずれか1項に記載のポリウレタンフォームの製造方法。
【請求項6】
前記発泡剤が、ハイドロフルオロオレフィン系化合物を含む請求項1~5のいずれか1項に記載のポリウレタンフォームの製造方法。
【請求項7】
前記フィラーが固形難燃剤を含み、前記固形難燃剤が、赤燐系難燃剤、ホウ素含有難燃剤、臭素含有難燃剤、リン酸塩含有難燃剤、塩素含有難燃剤、アンチモン含有難燃剤、金属水酸化物、及び針状フィラーからなる群から選ばれる少なくとも1つである請求項1~6のいずれか1項に記載のポリウレタンフォームの製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、フィラーを含有するポリウレタンフォームの製造方法に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
ポリウレタンフォームを製造する方法として、ポリイソシアネートを有するイソシアネート液剤とポリオールを有するポリオール液剤を混合し、発泡させる方法が一般的に行われる。この方法では、ポリウレタンフォームを得るために、いずれか一方の液剤又は両方に発泡剤及び触媒が添加されているが、一般的に発泡剤及び触媒は、ポリオール液剤に添加されている。
【0003】
また、ポリウレタンフォームに更なる機能を付与するために、液剤にポリイソシアネート、ポリオール、触媒、及び発泡剤以外の成分を含有させる設計がなされることがある。その一つの設計として、フィラーを添加する試みがなされており、例えば特許文献1には、固形難燃剤を配合することで難燃性を向上させることが報告されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開2014/112394号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、ポリウレタンフォームに使用される発泡剤のうち、一部の発泡剤は、触媒に対して影響し、劣化を促進することが報告されている。そのため、触媒を配合した液剤と発泡剤とをそれぞれ別に保管し、発泡機で発泡させる直前にそれらを混合するシステムが試みられている。
【0006】
しかし、上記のようにフィラーを液剤に添加する設計においては、本発明者らの検討によると、発泡剤が含まれていなくても液剤においてフィラー及び触媒が混合された状態にあると、保管時などに劣化が進むことが分かった。
したがって、触媒を配合した液剤と発泡剤とをそれぞれ別に保管しただけでは、液剤の劣化を十分に防止できず、良好な品質を有するウレタンフォームを製造することができないことがある。
【0007】
そこで、本発明は、フィラーを添加した設計においても、保管時などに液剤の劣化が進行するのを防止し、良好な品質を有するポリウレタンフォームを製造することができるウレタンフォームの製造方法を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の要旨は、以下の(1)~(7)のとおりである。
(1)液剤Aと液剤Bを用意する工程と、
前記液剤Aと液剤Bとを混合させ、ポリオール液剤を得る工程と、
前記ポリオール液剤とイソシアネート液剤とを混合させる工程とを備え、
前記液剤Aがフィラーと発泡剤を含有し、前記液剤Bが触媒を含有し、かつ前記液剤A及び液剤Bの少なくともいずれか一方がポリオールを含有するポリウレタンフォームの製造方法。
(2)液剤A1、液剤A2、及び液剤Bを用意する工程と、
前記液剤A1、液剤A2、及び液剤Bを混合させ、ポリオール液剤を得る工程と、
前記ポリオール液剤とイソシアネート液剤とを混合させる工程とを備え、
前記液剤A1がフィラーを含有し、前記液剤A2が発泡剤を含有し、前記液剤Bが触媒を含有し、かつ前記液剤A1、液剤A2、及び液剤Bの少なくともいずれかがポリオールを含有する、ポリウレタンフォームの製造方法。
(3)前記液剤Aの質量比率が、前記液剤Bよりも高くなるように、前記液剤A及び液剤Bを混合させ、ポリオール液剤を得る上記(1)に記載のポリウレタンフォームの製造方法。
(4)前記液剤A1の質量比率が、前記液剤B及び液剤A2それぞれの質量比率よりも高くなるように、前記液剤A1、液剤B、及び液剤A2を混合させ、ポリオール液剤を得る上記(2)に記載のポリウレタンフォームの製造方法。
(5)前記ポリオール液剤の25℃、60rpmにおける粘度が、200~2500mPa・sである上記(1)~(4)のいずれか1項に記載のポリウレタンフォームの製造方法。
(6)前記発泡剤が、ハイドロフルオロオレフィン系化合物を含む上記(1)~(5)のいずれか1項に記載のポリウレタンフォームの製造方法。
(7)前記フィラーが固形難燃剤を含み、前記固形難燃剤が、赤燐系難燃剤、ホウ素含有難燃剤、臭素含有難燃剤、リン酸塩含有難燃剤、塩素含有難燃剤、アンチモン含有難燃剤、金属水酸化物、及び針状フィラーからなる群から選ばれる少なくとも1つである上記(1)~(6)のいずれか1項に記載のポリウレタンフォームの製造方法。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、フィラーを添加した設計においても、保管時などに液剤の劣化が進行するのを防止し、良好な品質を有するポリウレタンフォームを製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の一実施形態に係るポリウレタンフォームの製造方法を示す概念図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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