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公開番号
2025179846
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-12-10
出願番号
2025148010,2024538352
出願日
2025-09-08,2023-05-12
発明の名称
ビデオコーディングのための方法、コンピューティングシステム、及びコンピュータプログラム
出願人
テンセント・アメリカ・エルエルシー
,
TENCENT AMERICA LLC
代理人
弁理士法人ITOH
主分類
H04N
19/109 20140101AFI20251203BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】 現在コーディングブロックをコーディングするための方法及びシステムを提供する。
【解決手段】 一態様において、方法は、1つ以上の動きベクトル(MV)候補を参照MVバンクから取り出すことを含む。当該方法は、第1の条件が満たされるとの判定に従って、現在コーディングブロックに関連付けられたMVPリストに、参照MVバンクからの上記1つ以上のMV候補を、導出されたMV候補がMVPリストに挿入された後に挿入することを含む。当該方法は、第1の条件が満たされないとの判定に従って、現在コーディングブロックに関連付けられたMVPリストに、参照MVバンクからの上記1つ以上のMV候補を、導出されたMV候補がMVPリストに挿入される前に挿入することを含む。当該方法は、MVPリストに基づいて現在コーディングブロックを予測することを含む。
【選択図】 図15
特許請求の範囲
【請求項1】
1つ以上のプロセッサとメモリとを有するコンピューティングシステムが実行する、現在コーディングブロックをコーディングするための方法であって、
1つ以上の動きベクトル(MV)候補を参照MVバンクから取り出すステップと、
第1の条件が満たされるとの判定に従って、前記現在コーディングブロックに関連付けられた動きベクトル予測(MVP)リストに、前記参照MVバンクからの前記1つ以上のMV候補を、導出されたMV候補が前記MVPリストに挿入された後に挿入するステップと、
前記第1の条件が満たされないとの判定に従って、前記現在コーディングブロックに関連付けられた前記MVPリストに、前記参照MVバンクからの前記1つ以上のMV候補を、前記導出されたMV候補が前記MVPリストに挿入される前に挿入するステップと、
前記MVPリストに基づいて前記現在コーディングブロックを予測するステップと、
を有する方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この出願は、“Systems and Methods for Motion Vector Predictor List Improvements”と題して2023年5月11日に出願された米国特許出願第18/196,368号の継続出願であって、それに対する優先権を主張するものであり、また、“Motion Vector Predictor List Improvements”と題して2022年6月7日に出願された米国仮特許出願第63/349,754号に対する優先権を主張するものであり、それをその全体にてここに援用する。
続きを表示(約 2,800 文字)
【0002】
開示される実施形態は、概してビデオコーディングに関し、以下に限られないが、動きベクトル予測子リストの改善のためのシステム及び方法を含む。
【背景技術】
【0003】
デジタル映像は、例えばデジタルテレビ、ラップトップ若しくはデスクトップコンピュータ、タブレットコンピュータ、デジタルカメラ、デジタル記録機器、デジタルメディアプレーヤ、ビデオゲームコンソール、スマートフォン、ビデオ遠隔会議機器、ビデオストリーミング機器などの様々な電子機器によってサポートされている。それらの電子機器は、通信ネットワークを横切ってデジタルビデオデータを送受信したり、その他の方法で通信したりして、デジタルビデオデータをストレージデバイスに格納する。通信ネットワークの限られた帯域幅容量及びストレージデバイスの限られたメモリリソースに起因して、ビデオデータが通信又は格納される前に、1つ以上のビデオコーディング標準に従ってビデオデータを圧縮するために、ビデオコーディングが使用され得る。
【0004】
複数のビデオコーデック標準が開発されてきた。例えば、ビデオコーディング標準は、AOMediaビデオ1(AV1)、バーサタイルビデオコーディング(VVC)、共同探索モデル(JEM)、ハイエフィシェンシービデオコーディング(HEVC/H.265)、アドバンストビデオコーディング(AVC/H.264)、及びムービングピクチャエキスパートグループ(MPEG)コーディングを含む。ビデオコーディングは、一般に、ビデオデータに生来的に備わる冗長性を活用する予測法(例えば、インター予測、イントラ予測、又はこれらに類するもの)を利用する。ビデオコーディングは、ビデオ品質への劣化を回避又は最小限に抑えながら、より低いビットレートを使用する形態へとビデオデータを圧縮することを狙いとする。
【0005】
H.265としても知られるHEVCは、MPEG-Hプロジェクトの一部として設計されたビデオ圧縮標準である。ITU-T及びISO/IECは、HEVC/H.265標準を2013年(バージョン1)、2014年(バージョン2)、2015年(バージョン3)、及び2016年(バージョン4)に公開した。H.266としても知られるバーサタイルビデオコーディング(VVC)は、HEVCの後継として意図されたビデオ圧縮標準である。ITU-T及びISO/IECは、VVC/H.266標準を2020年(バージョン1)及び2022年(バージョン2)に公開した。AV1は、HEVCの代替として設計されたオープンビデオコーディングフォーマットである。2019年1月8日に、仕様の正誤表付きの認証バージョン1.0.0がリリースされた。
【発明の概要】
【0006】
本開示は、動きベクトル予測(MVP)リストに基づいてビデオデータを復号するための改善された方法及びシステムを記述する。ビデオコーデック標準において、符号化又は復号されているブロックの動きベクトル予測の結果は、動きベクトルのリストである。このリストを形成することの主な考えは、現在ブロックについての動きベクトルは、高い確率で、それより前にコーディングされた隣接ブロックについての動きベクトルと殆ど差がなく、故に、それを予測として使用することができるというものである。現行では、MVPリスト内の動きベクトル(MV)候補を順序付けるプロセスは準最適であり、何故なら、より重要である(例えば、より正確な予測を生み出す)一部のMV候補が後ろの方の位置でリストに入れられるからである。また、所定の重み付けベースの並べ替えプロセスを用いて、隣接する空間MVP(SMVP)、時間MVP(TMVP)、及び非隣接SMVPのみを並べ替えており、これは、他のMV候補について準最適である。
【0007】
従って、ビデオデータを符号化及び復号するためのMVPリストを構築するための改善された方法及びシステムが望まれる。例えば、空間MV候補は、通常、組み合わされた(例えば、スケーリングされた)候補及びパディングされた候補(例えばゼロMVなど)よりも正確であるので、本開示の一部の態様によれば、1つ以上の条件が満たされるとき、参照MV候補バンクからの候補が、他のMV候補よりも前にMVPリストに挿入される。参照MV候補バンクからのMV候補は主に空間ネイバーからのものであるので、本開示は、より正確な動きベクトル予測を有する改善されたMVPリストを生成し、それにより、高められたコーディング効率をもたらす。
【0008】
一部の実施形態によれば、現在コーディングブロックを復号することを構築するための方法が、1つ以上のプロセッサ及びメモリを有するコンピューティングシステムにおいて実行される。当該方法は、1つ以上の動きベクトル(MV)候補を参照MVバンクから取り出すことを含む。当該方法は、第1の条件が満たされるとの判定に従って、現在コーディングブロックに関連付けられた動きベクトル予測子(MVP)リストに、参照MVバンクからの上記1つ以上のMV候補を、導出されたMV候補がMVPリストに挿入された後に挿入することを含む。当該方法は、第1の条件が満たされないとの判定に従って、現在コーディングブロックに関連付けられたMVPリストに、参照MVバンクからの上記1つ以上のMV候補を、導出されたMV候補がMVPリストに挿入される前に挿入することを含む。当該方法は、MVPリストに基づいて現在コーディングブロックを予測することを含む。
【0009】
一部の実施形態によれば、例えばストリーミングシステム、サーバシステム、パーソナルコンピュータシステム、又は他の電子機器などのコンピューティングシステムが提供される。当該コンピューティングシステムは、制御回路と、1つ以上の命令セットを格納したメモリとを含む。該1つ以上の命令セットは、ここに記載される方法のうちのいずれかを実行するための命令を含む。一部の実施形態において、当該コンピューティングシステムは、エンコーダコンポーネント及び/又はデコーダコンポーネントを含む。
【0010】
一部の実施形態によれば、非一時的コンピュータ読み取り可能記憶媒体が提供される。当該非一時的コンピュータ読み取り可能記憶媒体は、コンピューティングシステムによる実行のための1つ以上の命令セットを格納する。該1つ以上の命令セットは、ここに記載される方法のうちのいずれかを実行するための命令を含む。
(【0011】以降は省略されています)
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