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公開番号2025179824
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-12-10
出願番号2025086660
出願日2025-05-23
発明の名称電波透過制御デバイス
出願人レクサス・コンサルティング株式会社
代理人弁理士法人河野国際特許商標事務所,個人,個人
主分類H01Q 15/14 20060101AFI20251203BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】電波の透過率の改善が可能な周波数幅がより広い特性を有する電波透過制御デバイスを提供することである。
【解決手段】窓ガラス100(構造物)に装着される電波透過制御デバイス10であって、ある面的広さを有する誘電体板11(誘電体物)と、誘電体板11を、窓ガラス100に対向するように保持する保持部13と、を有し、保持体13は、窓ガラス100と前記窓ガラス100との間の空隙幅Gを調整する2つの進退機構13a、13b及び2つの可動部131a、131b(空隙調整機構13)を含む、構成となる。
【選択図】図3A
特許請求の範囲【請求項1】
構造物に装着される電波透過制御デバイスであって、
ある面的広さを有する誘電体物と、
前記誘電体物を前記構造物に対向するように保持する保持部と、を有し、
前記保持体は、
前記誘電体物と前記構造物との間隔を調整する調整機構を含む、電波透過制御デバイス。
続きを表示(約 710 文字)【請求項2】
構造物に装着される電波透過制御デバイスであって、
ある面的な広さを有する誘電体物と、
前記誘電体物を前記構造物に対向するように保持する保持部と、を有し、
前記保持部は、
前記誘電体物と前記構造物との間隔が、所定方向において変化する状態で前記誘電体物を保持する構造を有する、電波透過制御デバイス。
【請求項3】
前記誘電体物は、誘電体板である、請求項1または2記載の電波透過制御デバイス。
【請求項4】
前記誘電体物は、それぞれある面的広さを有する複数の誘電体層がある間隔をもって積層された構造の複層誘電体物である、請求項1または2記載の電波透過制御デバイス。
【請求項5】
構造物に装着される電波透過制御デバイスであって、
それぞれある面的な広さを有する複数の誘電体層がある間隔をもって積層された複層誘電体物と、
前記複層誘電体物を前記構造物に対向するように保持する保持部と、を有し、
前記複層誘電体物は、一の誘電体層と当該誘電体層に隣接する他の誘電体層との間隔が所定方向において変化する構造を有する、電波透過制御デバイス。
【請求項6】
前記構造物としての窓ガラスに装着される、請求項1、2及び5のいずれかに記載の電波透過制御デバイス。
【請求項7】
複数の板ガラスが空隙をもって積層されるとともに前記複数の板ガラスのいずれかの表面に金属箔層が形成された構造の、前記構造物としての、複層窓ガラスに装着される請求項1、2及び5のいずれかに記載の電波透過制御デバイス。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、構造物に装着される電波透過制御デバイスに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、建築材料や建物部品等の構造物に装着されて、その構造物での電波の透過率を改善する装置(電波透過制御デバイス)が提案されている(特許文献1参照)。この装置は、誘電体を用いた誘電体構造(空隙を含み得る)として構成される。この誘電体構造(デバイス)を窓ガラス等の構造物に装着することにより、前記誘電体構造の誘電率及びそその構造上の特徴(誘電体の厚さ、空隙の厚さ等)に応じた周波数を有する電波の当該構造物(窓ガラス等)における前記誘電体構造(デバイス)を装着した部分での透過率を改善することができる。これにより、例えば、携帯電話の通信回線業者が設置する基地局から発信される5G(例えば、3.7GHz帯使用)の電波の構造物(窓ガラス等)における前記誘電体構造(デバイス)を装着した部分での透過率を向上させることができ、結果として、室内での携帯電話の受信感度を向上させることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特表2022-511466号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、上述した従来の装置では、構造物(例えば、窓ガラス)での電波の透過率の改善が可能な周波数帯域幅が狭い。一方、例えば、図1に示すように、携帯電話の通信に利用される周波数帯域(F1-F2:例えば3.7GHz帯域)において、複数の通信回線業者に割り当てられる周波数帯域が異なる。図1に示す例では、5つの通信業者(A社、B社、C社、D社、E社)それぞれに、A社に(F1-F1+δ)の帯域が、B社に(F1+δ-F1+2δ)の帯域が、C社に(F1+2δ-F1+3δ)の帯域が、D社に(F1+3δ-F1+4δ)の帯域が、E社に(F1+4δ-F2)の帯域が割り当てられる。
【0005】
このような状況において、家屋の窓ガラス(構造物)に前述した従来の誘電体構造(デバイス)を装着させた場合、その誘電体構造(デバイス)により改善可能な透過周波数の帯域幅が狭いことから、A社の電波の透過率は改善される一方、A社以外の通信回線業者の電波の透過率がA社の場合と同程度には改善できないという事態が生じ得る。このため、携帯電話の利用周帯域全体(図1におけるF1-F2帯域全体)の電波について構造物(例えば、窓ガラス)での透過率を向上させようとすると、複数の通信回線業者に対して電波の透過率を改善することのできる複数の誘電体構造(デバイス)を用意しなければならなかった。
【0006】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、電波の透過率の改善が可能な周波数帯域幅がより広い特性を有する電波透過制御デバイスを提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る電波透過制御デバイスは、構造物に装着される電波透過制御デバイスであって、ある面的広さを有する誘電体物と、前記誘電体物を前記構造物に対向するように保持する保持部と、を有し、前記保持体は、前記誘電体物と前記構造物との間の間隔を調整する調整機構を含む、構成となる。
【0008】
このような構成により、誘電体物と構造物との間隔(空隙幅)を調整することができるので、その間隔(空隙幅)に応じて構造物と誘電体物とを含む系における入射電波及び反射電波の経路の状況(経路長)を調整することができる。
【0009】
本発明に係る電波透過制御デバイスは、構造物に装着される電波透過制御デバイスであって、ある面的な広さを有する誘電体物と、前記誘電体物を前記構造物に対向するように保持する保持部と、を有し、前記保持部は、前記誘電体物と前記構造物との間隔が、所定方向において変化する状態で前記誘電体物を保持する構造を有する、構成となる。
【0010】
このような構成により、誘電体物と構造物との間隔が所定方向において変化した状態にあるので、その所定方向において変化するその間隔に応じて構造物と誘電体物とを含む系における入射電波及び反射電波の経路の状況(経路長)が前記所定方向の各位置において異なることになる。
(【0011】以降は省略されています)

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