特許ウォッチ

公開番号2025179650
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-12-10
出願番号2024086542
出願日2024-05-28
発明の名称スパークプラグ
出願人日本特殊陶業株式会社
代理人弁理士法人真明センチュリー
主分類H01T 13/39 20060101AFI20251203BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】チップの亀裂の発生を低減できるスパークプラグを提供する。
【解決手段】スパークプラグは、軸線に沿って延びる軸孔が設けられた絶縁体と、軸孔に配置された中心電極と、絶縁体の外周に配置された主体金具と、主体金具に接続された接地電極と、を備え、中心電極および接地電極の少なくとも一方は、Ruを主成分とするチップを含み、チップの気孔率は0.1ppm以上100000ppm以下である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
軸線に沿って延びる軸孔が設けられた絶縁体と、
前記軸孔に配置された中心電極と、
前記絶縁体の外周に配置された主体金具と、
前記主体金具に接続された接地電極と、を備え、
前記中心電極および前記接地電極の少なくとも一方は、Ｒｕを主成分とするチップを含むスパークプラグであって、
前記チップの気孔率は０．１ｐｐｍ以上１０００００ｐｐｍ以下であるスパークプラグ。
続きを表示（約 230 文字）【請求項２】
前記チップに含まれる水素の量は０．１ｐｐｍ以上４ｐｐｍ以下である請求項１記載のスパークプラグ。
【請求項３】
前記チップはＰｔを含む請求項１又は２に記載のスパークプラグ。
【請求項４】
前記チップに占めるＰｔの割合は０．１質量％以上３０質量％以下である請求項３記載のスパークプラグ。
【請求項５】
前記チップのビッカース硬さは１９０ＨＶ以上である請求項１又は２に記載のスパークプラグ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明はＲｕを含むチップを備えるスパークプラグに関する。
続きを表示（約 780 文字）【背景技術】
【０００２】
中心電極および接地電極の少なくとも一方が、Ｒｕの単体もしくはＲｕ合金からなるチップを含む先行技術が特許文献１に開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開平５－５４９５５号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
Ｒｕを主成分とするチップは一般に展延性が乏しいため、エンジン等の振動によってチップに亀裂が発生するおそれがある。
【０００５】
本発明はこの問題点の解決のためになされたものであり、チップの亀裂の発生を低減できるスパークプラグの提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
この目的を達成するための第１の態様は、軸線に沿って延びる軸孔が設けられた絶縁体と、軸孔に配置された中心電極と、絶縁体の外周に配置された主体金具と、主体金具に接続された接地電極と、を備え、中心電極および接地電極の少なくとも一方は、Ｒｕを主成分とするチップを含み、チップの気孔率は０．１ｐｐｍ以上１０００００ｐｐｍ以下である。
【０００７】
第２の態様は、第１の態様において、チップに含まれる水素の量は０．１ｐｐｍ以上４ｐｐｍ以下である。
【０００８】
第３の態様は、第１又は第２の態様において、チップはＰｔを含む。
【０００９】
第４の態様は、第３の態様において、チップに占めるＰｔの割合は０．１質量％以上３０質量％以下である。
【００１０】
第５の態様は、第１から第４の態様のいずれかにおいて、チップのビッカース硬さは１９０ＨＶ以上である。
【発明の効果】
（【００１１】以降は省略されています）

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