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公開番号
2025174222
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-11-28
出願番号
2024080370
出願日
2024-05-16
発明の名称
超音波トランスデューサ
出願人
日本特殊陶業株式会社
代理人
弁理士法人グランダム特許事務所
主分類
H04R
17/00 20060101AFI20251120BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】超音波トランスデューサにおいてコイルばねの振動に起因して生じるノイズを抑制することが可能な技術を提供する。
【解決手段】超音波トランスデューサ1は、振動板10の第1面21に接触する第1接点部41を有する第1配線部40と、圧電素子11の振動板10側とは反対側の第2面22に接触する第2接点部51を有する第2配線部50と、を備える。第1配線部40のうち第1貫通孔15内に配される部分は、第1接点部41を含む第1圧縮コイルばね43と、第1導電路22と接する第1非弾性部材44と、からなる。第2配線部50のうち第2貫通孔16内に配される部分は、第2接点部51を含む第2圧縮コイルばね53と、第2導電路23と接する第2非弾性部材54と、からなる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
導電性を有し、環状の節を生じさせるように振動する振動板と、
前記振動板における厚さ方向の一方側の第1面の一部に接合される圧電素子と、
前記振動板の前記第1面に接触する第1接点部を有する第1配線部と、
前記圧電素子の前記振動板側とは反対側の第2面に接触する第2接点部を有する第2配線部と、
前記第1配線部のうち前記第1接点部とは反対側が接触する第1導電路、及び、前記第2配線部のうち前記第2接点部とは反対側が接触する第2導電路を有する回路基板と、
前記厚さ方向に貫通する第1貫通孔、及び、前記厚さ方向に貫通する第2貫通孔を有し、前記圧電素子と前記回路基板との間に配されるベース部と、
を備え、
前記第1配線部の少なくとも一部は前記第1貫通孔内に配され、
前記第2配線部の少なくとも一部は前記第2貫通孔内に配され、
前記第1接点部は、前記厚さ方向から見た場合に前記節と重なる位置で、前記振動板の前記第1面に接触し、
前記第2接点部は、前記厚さ方向から見た場合に前記節と重なる位置で、前記圧電素子の前記第2面に接触する超音波トランスデューサであって、
前記第1配線部のうち前記第1貫通孔内に配される部分は、前記第1接点部を含む第1圧縮コイルばねと、前記第1導電路と接する第1非弾性部材と、からなり、
前記第2配線部のうち前記第2貫通孔内に配される部分は、前記第2接点部を含む第2圧縮コイルばねと、前記第2導電路と接する第2非弾性部材と、からなる
超音波トランスデューサ。
続きを表示(約 610 文字)
【請求項2】
前記厚さ方向の少なくともいずれかの位置において、前記第1圧縮コイルばねの外周縁に外接する外接円の直径は、前記第1貫通孔の内周面に内接する内接円の直径の0.85倍以上であり、
前記厚さ方向の少なくともいずれかの位置において、前記第2圧縮コイルばねの外周縁に外接する外接円の直径は、前記第2貫通孔の内周面に内接する内接円の直径の0.85倍以上である
請求項1に記載の超音波トランスデューサ。
【請求項3】
前記厚さ方向から見た場合において、
前記第1非弾性部材は前記第1貫通孔の内周面よりも内側に配され、
前記第1圧縮コイルばねは前記第1非弾性部材の外周縁よりも内側に配され、
前記第2非弾性部材は前記第2貫通孔の内周面よりも内側に配され、
前記第2圧縮コイルばねは前記第2非弾性部材の外周縁よりも内側に配される
請求項1又は請求項2に記載の超音波トランスデューサ。
【請求項4】
前記厚さ方向において、
前記第1非弾性部材の長さは、前記第1圧縮コイルばねの長さと同じであるか、又は前記第1圧縮コイルばねの長さよりも長く、
前記第2非弾性部材の長さは、前記第2圧縮コイルばねの長さと同じであるか、又は前記第2圧縮コイルばねの長さよりも長い
請求項1又は請求項2に記載の超音波トランスデューサ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、超音波トランスデューサに関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、超音波トランスデューサが開示されている。この超音波トランスデューサは、振動板と、振動板に接合される圧電素子と、第1配線部と、第2配線部と、ベース部と、を備える。第1配線部は、振動板の第1面に接触又は接合される第1接点部を有する。第2配線部は、圧電素子の振動板側とは反対側の第2面に接触又は接合される第2接点部を有する。ベース部には、第1ベース貫通孔及び第2ベース貫通孔が形成されている。第1配線部は、第1コイルバネを有し、第1ベース貫通孔に挿し通される。第2配線部は、第2コイルバネを有し、第2ベース貫通孔に挿し通される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-28693号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の構成では、第1コイルバネが第1ベース貫通孔の内周面に接触した状態で振動板が振動すると、その振動が第1コイルバネに伝達され、第1コイルバネが第1ベース貫通孔の内周面に擦れて、ノイズが生じるおそれがある。第2コイルバネについても同様の問題が懸念される。
【0005】
本開示は、超音波トランスデューサにおいてコイルばねの振動に起因して生じるノイズを抑制することが可能な技術の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の超音波トランスデューサは、
導電性を有し、環状の節を生じさせるように振動する振動板と、
前記振動板における厚さ方向の一方側の第1面の一部に接合される圧電素子と、
前記振動板の前記第1面に接触する第1接点部を有する第1配線部と、
前記圧電素子の前記振動板側とは反対側の第2面に接触する第2接点部を有する第2配線部と、
前記第1配線部のうち前記第1接点部とは反対側が接触する第1導電路、及び、前記第2配線部のうち前記第2接点部とは反対側が接触する第2導電路を有する回路基板と、
前記厚さ方向に貫通する第1貫通孔、及び、前記厚さ方向に貫通する第2貫通孔を有し、前記圧電素子と前記回路基板との間に配されるベース部と、
を備え、
前記第1配線部の少なくとも一部は前記第1貫通孔内に配され、
前記第2配線部の少なくとも一部は前記第2貫通孔内に配され、
前記第1接点部は、前記厚さ方向から見た場合に前記節と重なる位置で、前記振動板の前記第1面に接触し、
前記第2接点部は、前記厚さ方向から見た場合に前記節と重なる位置で、前記圧電素子の前記第2面に接触する超音波トランスデューサであって、
前記第1配線部のうち前記第1貫通孔内に配される部分は、前記第1接点部を含む第1圧縮コイルばねと、前記第1導電路と接する第1非弾性部材と、からなり、
前記第2配線部のうち前記第2貫通孔内に配される部分は、前記第2接点部を含む第2圧縮コイルばねと、前記第2導電路と接する第2非弾性部材と、からなる。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、超音波トランスデューサにおいてコイルばねの振動に起因して生じるノイズを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、第1実施形態の超音波トランスデューサの断面図である。
図2は、ベース部、第1配線部、及び第2配線部の平面図である。
図3は、図1のA-A線断面図である。
図4は、第2実施形態の超音波トランスデューサの断面図である。
図5は、図4のB-B線断面図である。
図6は、第3実施形態の超音波トランスデューサの断面図である。
図7は、第4実施形態の超音波トランスデューサの断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[本開示の実施形態の説明]
以下では、本開示の実施形態が列記されて例示される。
【0010】
〔1〕導電性を有し、環状の節を生じさせるように振動する振動板と、
前記振動板における厚さ方向の一方側の第1面の一部に接合される圧電素子と、
前記振動板の前記第1面に接触する第1接点部を有する第1配線部と、
前記圧電素子の前記振動板側とは反対側の第2面に接触する第2接点部を有する第2配線部と、
前記第1配線部のうち前記第1接点部とは反対側が接触する第1導電路、及び、前記第2配線部のうち前記第2接点部とは反対側が接触する第2導電路を有する回路基板と、
前記厚さ方向に貫通する第1貫通孔、及び、前記厚さ方向に貫通する第2貫通孔を有し、前記圧電素子と前記回路基板との間に配されるベース部と、
を備え、
前記第1配線部の少なくとも一部は前記第1貫通孔内に配され、
前記第2配線部の少なくとも一部は前記第2貫通孔内に配され、
前記第1接点部は、前記厚さ方向から見た場合に前記節と重なる位置で、前記振動板の前記第1面に接触し、
前記第2接点部は、前記厚さ方向から見た場合に前記節と重なる位置で、前記圧電素子の前記第2面に接触する超音波トランスデューサであって、
前記第1配線部のうち前記第1貫通孔内に配される部分は、前記第1接点部を含む第1圧縮コイルばねと、前記第1導電路と接する第1非弾性部材と、からなり、
前記第2配線部のうち前記第2貫通孔内に配される部分は、前記第2接点部を含む第2圧縮コイルばねと、前記第2導電路と接する第2非弾性部材と、からなる
超音波トランスデューサ。
(【0011】以降は省略されています)
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