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公開番号2025179458
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-12-10
出願番号2024086216
出願日2024-05-28
発明の名称車両のニーエアバッグ取付け構造
出願人スズキ株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類B60K 37/00 20240101AFI20251203BHJP(車両一般)
要約【課題】ニーエアバッグの取付け強度を保持して展開時の反動にも耐え得る構造としつつ、インストルメントパネル内での他の機器のレイアウト制約を緩和する。
【解決手段】車両のニーエアバッグ取付け構造1では、運転席に着座する乗員の膝下部に向けてエアバッグが展開可能なニーエアバッグユニット5が、インストルメントパネル2内に配設されたステアリングサポートメンバ3に取り付けられる。ステアリングサポートメンバ3は、車幅方向に延びる第1パイプ31と、第1パイプ31よりも車両後方側に間隔を空けて配置され、車幅方向に延びる第2パイプ32と、第1、2パイプ31,32から車両下方に延びる第1、2ステー33,34と、を含む。第1、2ステー33,34は、互いに接合する接合部Jを有し、ニーエアバッグユニット5が、第2ステー34における接合部Jに対応する部分に取り付けられる。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
車両の運転席に着座する乗員の膝下部に向けてエアバッグが展開可能なニーエアバッグユニットを、前記車両のインストルメントパネル内に配設されたステアリングサポートメンバに取り付けるための車両のニーエアバッグ取付け構造であって、
前記ステアリングサポートメンバは、
車幅方向に延びる第1パイプと、
前記第1パイプよりも車両後方側に間隔を空けて配置され、車幅方向に延びる第2パイプと、
前記第1パイプから車両下方に延びる第1ステーと、
前記第2パイプから車両下方に延びる第2ステーと、を含み、
前記第1ステーおよび前記第2ステーは、互いに接合する接合部を有し、
前記ニーエアバッグユニットは、前記第1ステーまたは前記第2ステーにおける前記接合部に対応する部分に取り付けられていることを特徴とする車両のニーエアバッグ取付け構造。
続きを表示(約 900 文字)【請求項2】
前記第1ステーは、前記第1パイプから車両下方に延びる基部と、該基部の下端部分に湾曲部を介して接続され、車両下方に向かうに従って車両前方に傾斜して延びる傾斜部と、を有し、
前記第2ステーは、前記第2パイプから車両下方に向かうに従って車両前方に傾斜して真っ直ぐ延び、前記第2ステーにおける下部の前側部分が、前記第1ステーにおける前記傾斜部の後側部分に接合されており、
前記ニーエアバッグユニットは、前記第2ステーにおける下部の後側部分に固定されていることを特徴とする請求項1に記載の車両のニーエアバッグ取付け構造。
【請求項3】
前記第1ステーおよび前記第2ステーを組み合わせたステーユニットが車幅方向に間隔を空けて2個設けられており、該2個のステーユニットが同じ形状を有していることを特徴とする請求項2に記載の車両のニーエアバッグ取付け構造。
【請求項4】
前記ステアリングサポートメンバは、前記第1パイプおよび前記第2パイプを連結する連結部材を含み、
前記第2ステーの上端部が、前記第2パイプおよび前記連結部材に跨って固定されていることを特徴とする請求項1に記載の車両のニーエアバッグ取付け構造。
【請求項5】
前記ステアリングサポートメンバは、
前記第2パイプにおける車幅方向の両端部を前記第1パイプにそれぞれ連結する一対の連結部材と、
前記一対の連結部材の間で車幅方向に間隔を空けて配置され、前記第1パイプおよび前記第2パイプを繋ぎ、前記車両のステアリングコラムがそれぞれ連結される一対のステアリングコラムブラケットと、
前記一対のステアリングコラムブラケットの間に配置され、前記第1パイプおよび前記第2パイプから車両前方に延びてダッシュパネルに固定されるフロントメンバと、
前記一対の連結部材のうちの車幅方向内側の連結部材から車両下方に延びてフロアパネル側の車体部品に固定されるロアメンバと、
を含むことを特徴とする請求項1に記載の車両のニーエアバッグ取付け構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両のニーエアバッグ取付け構造に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
自動車等の車両には、運転席などに着座する乗員の膝下部に向けて展開するニーエアバッグを搭載したものがある。このニーエアバッグは、車両のインストルメントパネル内に配設されたステアリングサポートメンバ等に取り付けられている。
【0003】
従来のニーエアバッグ取付け構造として、例えば、下記の特許文献1には、ニーエアバッグモジュールが、インストルメントパネル内を車幅方向に延びるインパネリインフォースメント(上記ステアリングサポートメンバに相当)に設けられた取付けブラケットに対して、車両前方方向に連結される構造が開示されている。この従来の構造では、ニーエアバッグモジュールが、その車幅方向外側に位置する車両側部に対しても、外側ブラケットを介して、車幅方向の外方向に連結されている。
【0004】
このような従来の構造によれば、ニーエアバッグモジュールが、インパネリインフォースメントに対して取付けブラケットを介して連結されるだけでなく、車両側部に対して外側ブラケットを介して連結されることで、ニーエアバッグモジュールの車両に対する取付け強度が保持されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2011-207419号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
近年、インストルメントパネル内に配設される電子機器等が増加傾向にある。そのような状況の中で、上記従来の構造のようにインストルメントパネル内においてニーエアバッグを車両側部に連結するための外側ブラケットを追設することは、他の機器のレイアウトを制約してしまう可能性があり、改善の余地があった。
【0007】
本発明は上記の点に着目してなされたもので、ニーエアバッグの取付け強度を保持して展開時の反動にも耐え得る構造としつつ、インストルメントパネル内での他の機器のレイアウト制約を緩和できる車両のニーエアバッグ取付け構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するため本発明の一態様は、車両の運転席に着座する乗員の膝下部に向けてエアバッグが展開可能なニーエアバッグユニットを、前記車両のインストルメントパネル内に配設されたステアリングサポートメンバに取り付けるための車両のニーエアバッグ取付け構造を提供する。このニーエアバッグ取付け構造において、前記ステアリングサポートメンバは、車幅方向に延びる第1パイプと、前記第1パイプよりも車両後方側に間隔を空けて配置され、車幅方向に延びる第2パイプと、前記第1パイプから車両下方に延びる第1ステーと、前記第2パイプから車両下方に延びる第2ステーと、を含む。前記第1ステーおよび前記第2ステーは、互いに接合する接合部を有する。前記ニーエアバッグユニットは、前記第1ステーまたは前記第2ステーにおける前記接合部に対応する部分に取り付けられている。
【発明の効果】
【0009】
本発明に係る車両のニーエアバッグ取付け構造によれば、ニーエアバッグの取付け強度を保持して展開時の反動にも耐え得る構造としつつ、インストルメントパネル内での他の機器のレイアウト制約を緩和することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の一実施形態に係るニーエアバッグ取付け構造が適用された車両におけるステアリングサポートメンバ周辺の概略構造を示す分解斜視図である。
図1におけるニーエアバッグユニットの取付け箇所周辺を拡大して車両前方斜め側方から見た斜視図である。
図2においてインストルメントパネルとサイドブラケットとを取り外した状態を車両側方から見た側面図である。
図3の状態を車両後方斜め側方から見た斜視図である。
図3の状態を車両前方斜め側方から見た斜視図である。
図3の状態を車両後方から見た後面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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