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公開番号2025178594
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-12-09
出願番号2024085281
出願日2024-05-27
発明の名称トイレシステム
出願人TOTO株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類A47K 17/00 20060101AFI20251202BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約【課題】個室トイレに関して適切な表示を可能にすること。
【解決手段】実施形態に係るトイレシステムは、複数の個室トイレの各々に設けられる複数の表示装置に対して、各個室トイレの状態を示す複数の表示態様を設定する表示設定手段と、前記表示設定手段の設定条件に基づいて、前記複数の表示態様を制御する表示制御手段と、を備え、前記複数の表示態様は、個室トイレの利用可否情報、または前記個室トイレの空満情報を示す第1表示態様及び第2表示態様と、前記第1表示態様または前記第2表示態様に割り当てられる少なくとも1つの第3表示態様とを有し、前記第3表示態様は、前記第1表示態様又は前記第2表示態様によって示された前記個室トイレの個別状態を示す。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項１】
複数の個室トイレの各々に設けられる複数の表示装置に対して、各個室トイレの状態を示す複数の表示態様を設定する表示設定手段と、
前記表示設定手段の設定条件に基づいて、前記複数の表示態様を制御する表示制御手段と、
を備え、
前記複数の表示態様は、個室トイレの利用可否情報、または前記個室トイレの空満情報を示す第１表示態様及び第２表示態様と、前記第１表示態様または前記第２表示態様に割り当てられる少なくとも１つの第３表示態様とを有し、
前記第３表示態様は、前記第１表示態様又は前記第２表示態様によって示された前記個室トイレの個別状態を示す
ことを特徴とするトイレシステム。
続きを表示（約 990 文字）【請求項２】
前記第３表示態様は、管理者が設定した所定の基準に基づいて規定された前記個室トイレの個別状態を示す
ことを特徴とする請求項１に記載のトイレシステム。
【請求項３】
前記第３表示態様は、前記第２表示態様に割り当てられ、
前記第１表示態様は、前記個室トイレの利用可を示し、
前記第３表示態様が割り当てられていない第２表示態様は、前記個室トイレの満室を示し、
前記第３表示態様が割り当てられた第２表示態様は、前記個室トイレの利用不可または異常状態を示す
ことを特徴とする請求項２に記載のトイレシステム。
【請求項４】
前記第３表示態様は、前記個室トイレが所定の利用回数以上利用されている、空室時間が所定時間未満、異常判定されている、清掃待機中、及び省電力モードのうち少なくとも１つを含む状態であることを示す
ことを特徴とする請求項３に記載のトイレシステム。
【請求項５】
前記第３表示態様は、前記第１表示態様に割り当てられ、
前記第３表示態様が割り当てられた前記第１表示態様は、前記個室トイレの利用推奨状態を示し、
前記第３表示態様が割り当てられていない前記第１表示態様は、前記個室トイレの空室または利用非推奨状態を示し、
前記第２表示態様は、前記個室トイレの満室を示す
ことを特徴とする請求項１に記載のトイレシステム。
【請求項６】
前記第３表示態様は、前記個室トイレが所定の利用回数未満である、空室時間が所定時間以上、異常判定がされていない、及び清掃直後のうち少なくとも１つを含む状態であることを示す
ことを特徴とする請求項５に記載のトイレシステム。
【請求項７】
前記個室トイレへの入退室または前記個室トイレの使用を検知するセンサ、
を備え、
前記個室トイレに割り当てられた表示態様は、前記センサの検知結果に応じて切替えられる
ことを特徴とする請求項１に記載のトイレシステム。
【請求項８】
前記個室トイレに割り当てられた表示態様は、前記個室トイレの使用状態が変化するまで、変化しない
ことを特徴とする請求項１に記載のトイレシステム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
開示の実施形態は、トイレシステムに関する。
続きを表示（約 1,600 文字）【背景技術】
【０００２】
従来から、トイレの個室（個室トイレ）に関する情報を表示装置により表示するシステムが知られている（例えば特許文献１）。例えば、特許文献１に記載されたシステムでは、個室トイレが空きの状態、又は使用中の状態であることを判定し、トイレの使用状態を表示器（表示装置）に表示させる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特許第７０３４５９７号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
しかしながら、上記の技術には改善の余地がある。例えば、上述した従来技術のシステムでは、個室トイレが空いているか使用中であるか、すなわち満空状態を表示しているに過ぎず、例えば複数の個室トイレがある場合に使用者に所望の個室トイレを使用させたい場合やトイレの清掃者が使用中（満室）となっている個室トイレの状況を知りたい場合等、状況によっては個室トイレ外の人に知らせる情報として十分ではない場合がある。そのため、個室トイレに関して適切な表示を可能にすることが望まれている。
【０００５】
上記のような点を鑑みて、個室トイレに関して適切な表示を可能にすることが課題となる。
【０００６】
開示の実施形態は、個室トイレに関して適切な表示を可能にすることができるトイレシステムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
実施形態の一態様に係るトイレシステムは、複数の個室トイレの各々に設けられる複数の表示装置に対して、各個室トイレの状態を示す複数の表示態様を設定する表示設定手段と、前記表示設定手段の設定条件に基づいて、前記複数の表示態様を制御する表示制御手段と、を備え、前記複数の表示態様は、個室トイレの利用可否情報、または前記個室トイレの空満情報を示す第１表示態様及び第２表示態様と、前記第１表示態様または前記第２表示態様に割り当てられる少なくとも１つの第３表示態様とを有し、前記第３表示態様は、前記第１表示態様又は前記第２表示態様によって示された前記個室トイレの個別状態を示すことを特徴とする。
【０００８】
実施形態の一態様に係るトイレシステムによれば、個室トイレ（「トイレブース」ともいう）について、第１表示態様、第２表示態様、第３表示態様の３種の表示態様に基づいて、表示装置の表示を制御することにより、個室トイレの状態に応じた表示を可能にすることができる。例えば、トイレシステムは、第１表示態様や第２表示態様のように個室トイレの利用可否（空満等）といった、どの個室トイレに入れるかを示す表示各々割り当て、さらに、第３表示態様のような追加情報を必要な個室トイレに対応する表示に割り当てる。これにより、トイレシステムは、トイレの使用者（単に「使用者」ともいう）のほしい情報表示を確保しつつ、同時にトイレの管理者（単に「管理者」ともいう）の提供したい情報も付加して表示を行うことができる。したがって、トイレシステムは、個室トイレに関して適切な表示を可能にすることができる。
【０００９】
実施形態の一態様に係るトイレシステムにおいて、前記第３表示態様は、管理者が設定した所定の基準に基づいて規定された前記個室トイレの個別状態を示す。
【００１０】
実施形態の一態様に係るトイレシステムによれば、管理者によって使用者に優先して提供したい情報が異なる場合であっても、追加情報である第３表示態様をどのような情報にするかは管理者が決定することで、管理者に使い勝手の良いシステムとすることができる。したがって、トイレシステムは、個室トイレに関して適切な表示を可能にすることができる。
（【００１１】以降は省略されています）

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