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公開番号2025178392
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-12-05
出願番号2025162850,2022514661
出願日2025-09-30,2020-08-18
発明の名称マージ候補リストを構築するための方法
出願人アリババ グループ ホウルディング リミテッド
代理人個人,個人,個人,個人
主分類H04N 19/70 20140101AFI20251128BHJP(電気通信技術)
要約【課題】映像処理に使用されるマージ候補リストを構築するためのシステム及び方法を提供する。
【解決手段】方法は、コード化ブロックのマージ候補リストに空間的マージ候補の組を挿入することを含み、空間的マージ候補の組は、上の隣接ブロック、左の隣接ブロック、上の隣接ブロック、左の隣接ブロック及び左上の隣接ブロックの順に従って挿入される。この方法は、コロケーテッドコード化単位からの時間的マージ候補、先入れ先出し(FIFO)テーブルからの履歴ベースの動きベクトル予測子(HMVP)、ペアワイズ平均候補又はゼロ動きベクトルのうちの少なくとも1つをマージ候補リストに追加することを更に含み得る。
【選択図】図19
特許請求の範囲【請求項1】
映像処理方法であって、
コード化ブロックのマージ候補リストに空間的マージ候補の組を挿入することを含み、
前記空間的マージ候補の組は、上の隣接ブロック、左の隣接ブロック、上の隣接ブロック、左の隣接ブロック及び左上の隣接ブロックの順に従って挿入される、映像処理方法。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
コロケーテッドコード化単位からの時間的マージ候補、先入れ先出し(FIFO)テーブルからの履歴ベースの動きベクトル予測子(HMVP)、ペアワイズ平均候補又はゼロ動きベクトルのうちの少なくとも1つを前記マージ候補リストに追加することを更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
過去にコード化されたブロックの動き情報は、前記FIFOテーブル内に記憶され、及び現コード化単位のための前記動きベクトル予測子として使用される、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
非サブブロックのインターコード化されたコード化単位に関連する動き情報は、新たなHMVP候補として前記FIFOテーブルの最後のエントリに追加される、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記ペアワイズ平均候補は、前記マージ候補リスト内の候補の対を平均することによって生成され、及び前記マージ候補リストが一杯でないことに応じて、1つ又は複数のHMVPが前記マージ候補リストに追加された後、前記マージ候補リストに追加される、請求項2に記載の方法。
【請求項6】
前記ゼロ動きベクトルは、最大マージ候補数に達するまで前記マージ候補リストの末尾に挿入される、請求項2に記載の方法。
【請求項7】
映像処理機器であって、
命令の組を記憶するメモリと、
1つ又は複数のプロセッサとを含み、前記1つ又は複数のプロセッサは、
コード化ブロックのマージ候補リストに空間的マージ候補の組を挿入することを前記機器に行わせるように、前記命令の組を実行するように構成され、
前記空間的マージ候補の組は、上の隣接ブロック、左の隣接ブロック、上の隣接ブロック、左の隣接ブロック及び左上の隣接ブロックの順に従って挿入される、映像処理機器。
【請求項8】
前記1つ又は複数のプロセッサは、
コロケーテッドコード化単位からの時間的マージ候補、先入れ先出し(FIFO)テーブルからの履歴ベースの動きベクトル予測子(HMVP)、ペアワイズ平均候補又はゼロ動きベクトルのうちの少なくとも1つを前記マージ候補リストに追加すること
を前記機器に更に行わせるように、前記命令の組を実行するように構成される、請求項7に記載の機器。
【請求項9】
過去にコード化されたブロックの動き情報は、前記FIFOテーブル内に記憶され、及び現コード化単位のための前記動きベクトル予測子として使用される、請求項8に記載の機器。
【請求項10】
非サブブロックのインターコード化されたコード化単位に関連する動き情報は、新たなHMVP候補として前記FIFOテーブルの最後のエントリに追加される、請求項9に記載の機器。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
[001] 本開示は、参照によりその全体が本明細書に援用される、2019年9月19
日に出願された米国仮特許出願第62/902,790号に対する優先権を主張する。
続きを表示(約 3,300 文字)【背景技術】
【0002】
背景
[002] 映像は、視覚情報を捕捉する静的ピクチャ(又は「フレーム」)の組である。
記憶メモリ及び伝送帯域幅を減らすために、映像は、記憶又は伝送前に圧縮し、表示前に解凍することができる。圧縮プロセスは、通常、符号化と呼ばれ、解凍プロセスは、通常、復号と呼ばれる。最も一般的には、予測、変換、量子化、エントロピーコード化及びインループフィルタリングに基づく規格化された映像コード化技術を使用する様々な映像コード化形式がある。特定の映像コード化形式を指定するHigh Efficiency Video Coding(HEVC/H.265)規格、Versatile Video Coding(VVC/H.266)規格、AVS規格等の映像コード化規格が規格化組織によって策定されている。一層進化した映像コード化技術が映像規格に採用されるにつれて、新たな映像コード化規格のコード化効率が一層高くなる。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0003】
開示の概要
[003] 本開示の実施形態は、マージ候補リストを構築するための方法を提供する。一
部の実施形態によれば、1つの例示的方法は、コード化ブロックのマージ候補リストに空間的マージ候補の組を挿入することを含み、空間的マージ候補の組は、上の隣接ブロック、左の隣接ブロック、上の隣接ブロック、左の隣接ブロック及び左上の隣接ブロックの順に従って挿入される。
【0004】
[004] 一部の実施形態によれば、1つの例示的方法は、予め設定された数値限界に基
づいてコード化ブロックのマージ候補リストに空間的マージ候補の組を挿入することを含む。数値限界が2である場合、上の隣接ブロック、左の隣接ブロックの順序に基づいてマージ候補リスト内に空間的マージ候補の組が挿入される。数値限界が3である場合、上の隣接ブロック、左の隣接ブロック、上の隣接ブロックの順序に基づいてマージ候補リスト内に空間的マージ候補の組が挿入される。
【0005】
[005] 一部の実施形態によれば、1つの例示的方法は、コード化ブロックのマージ候
補リストに空間的マージ候補の組を挿入することを含み、第1のコード化モードがコード化ブロックに適用される場合、空間的マージ候補の組は、第1の構築順序に従って挿入され、及び第2のコード化モードがコード化ブロックに適用される場合、空間的マージ候補の組は、第2の構築順序に従って挿入され、第1の構築順序は、第2の構築順序と異なる。
【0006】
[006] 一部の実施形態によれば、1つの例示的方法は、コード化ブロックのマージ候
補リストに空間的マージ候補の組を挿入することを含み、コード化ブロックが低遅延ピクチャの一部である場合、空間的マージ候補の組は、第1の構築順序に従って挿入され、及びコード化ブロックが非低遅延ピクチャの一部である場合、空間的マージ候補の組は、第2の構築順序に従って挿入され、第1の構築順序は、第2の構築順序と異なる。
【0007】
図面の簡単な説明
[007] 本開示の実施形態及び様々な態様を以下の詳細な説明及び添付図面に示す。図
中に示す様々な特徴は、縮尺通りに描かれていない。
【図面の簡単な説明】
【0008】
[008]本開示の幾つかの実施形態による例示的な映像シーケンスの構造を示す。
[009]本開示の実施形態と合致する、ハイブリッド映像コード化システムの例示的な符号化プロセスの概略図を示す。
[010]本開示の実施形態と合致する、ハイブリッド映像コード化システムの別の例示的な符号化プロセスの概略図を示す。
[011]本開示の実施形態と合致する、ハイブリッド映像コード化システムの例示的な復号プロセスの概略図を示す。
[012]本開示の実施形態と合致する、ハイブリッド映像コード化システムの別の例示的な復号プロセスの概略図を示す。
[013]本開示の実施形態と合致する、映像を符号化又は復号するための例示的な機器のブロック図を示す。
[014]本開示の実施形態と合致する、空間的マージ候補の例示的な位置を示す。
[015]本開示の実施形態と合致する、時間的マージ候補の例示的な位置を示す。
[016]本開示の実施形態と合致する、時間的マージ候補の例示的なスケーリングを示す。
[017]本開示の実施形態と合致する、merge mode with motion vector difference(MMVD)における距離インデックスと既定のオフセットとの例示的関係を示す。
[018]本開示の実施形態と合致する、空間的マージ候補の例示的な位置を示す。
[019]本開示の実施形態と合致する、ランダムアクセス(RA)構成下のVTM-6と比較した例示的な実験結果を示す。
[020]本開示の実施形態と合致する、低遅延(LD)構成下のVTM-6と比較した例示的な実験結果を示す。
[021]本開示の実施形態と合致する、RA構成下のVTM-6と比較した例示的な実験結果を示す。
[022]本開示の実施形態と合致する、LD構成下のVTM-6と比較した例示的な実験結果を示す。
[023]本開示の実施形態と合致する、スライスヘッダの例示的な構文構造を示す。
[024]本開示の実施形態と合致する、シーケンスパラメータセット(SPS)の例示的な構文構造を示す。
[025]本開示の実施形態と合致する、ピクチャパラメータセット(PPS)の例示的な構文構造を示す。
[026]本開示の実施形態と合致する、RA構成下のVTM-6と比較した例示的な実験結果を示す。
[027]本開示の実施形態と合致する、LD構成下のVTM-6と比較した例示的な実験結果を示す。
[028]本開示の実施形態と合致する、RA構成下のVTM-6と比較した例示的な実験結果を示す。
[029]本開示の実施形態と合致する、LD構成下のVTM-6と比較した例示的な実験結果を示す。
[030]本開示の実施形態と合致する、例示的な映像処理方法のフローチャートを示す。
【発明を実施するための形態】
【0009】
詳細な説明
[031] ここで、その例が添付図面に示される例示的実施形態を詳細に参照する。以下
の説明は、添付図面を参照し、添付図面では、他に指示がない限り、異なる図中の同じ数字が同じ又は同様の要素を表す。例示的実施形態についての以下の説明に記載される実装形態は、本開示と合致する全ての実装形態を表すわけではない。代わりに、それらは、単に添付の特許請求の範囲に列挙される、本開示に関係する態様と合致する機器及び方法の例である。本開示の具体的な態様を以下でより詳細に説明する。参照により援用される用語及び/又は定義と矛盾する場合、本明細書で与えられる用語及び定義が優先する。
【0010】
[032] 上記の通り、映像とは、視覚的情報を記憶するために時系列順に配置されるフ
レームである。それらのピクチャを時系列順に捕捉し、記憶するために、映像捕捉装置(例えば、カメラ)を使用することができ、かかるピクチャを時系列順に表示するために、映像再生装置(例えば、テレビ、コンピュータ、スマートフォン、タブレットコンピュータ、ビデオプレーヤ又は表示機能を有する任意のエンドユーザ端末)を使用することができる。更に、一部の応用では、監視、会議又は生放送等のために、映像捕捉装置が捕捉映像を映像再生装置(例えば、モニタを有するコンピュータ)にリアルタイムで伝送することができる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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