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公開番号2025178348
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-12-05
出願番号2025154450,2021158221
出願日2025-09-17,2021-09-28
発明の名称医用画像表示装置、方法およびプログラム
出願人富士フイルム株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類G16H 30/20 20180101AFI20251128BHJP(特定の用途分野に特に適合した情報通信技術)
要約【課題】医用画像表示装置、方法およびプログラムにおいて、解析結果を表示する毎に表示の指示を受け付けたり、または医用画像を規定時間以上表示したりする作業を行うことなく医用画像についての解析結果を表示できるようにする。
【解決手段】プロセッサは、医用画像を表示し、医用画像に対する解析結果を取得し、記解析結果がユーザにより参照済みであるか否かを表す参照情報に基づいて、解析結果が参照済みの場合には、医用画像の表示の指示がなされると、指示された医用画像に加えて解析結果を表すアノテーションを表示する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
少なくとも1つのプロセッサを備え、
前記プロセッサは、
医用画像を表示し、
前記医用画像に対する解析結果を取得し、
前記解析結果がユーザにより参照済みであるか否かを表す参照情報に基づいて、前記解析結果が参照済みの場合には、前記医用画像の表示の指示がなされると、前記指示された医用画像に加えて前記解析結果を表すアノテーションを表示する医用画像表示装置。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記参照情報はユーザ単位で管理される請求項1に記載の医用画像表示装置。
【請求項3】
前記参照情報は、さらに複数のユーザを含むグループ単位で管理される請求項2に記載の医用画像表示装置。
【請求項4】
前記プロセッサは、前記グループに含まれるすべてのユーザについて前記解析結果が参照済みである医用画像の表示の指示が前記グループに含まれるユーザにより行われると、前記指示された医用画像に加えて前記解析結果を表すアノテーションを表示し、前記グループに含まれる少なくとも一人のユーザについて前記解析結果が未参照である医用画像の表示の指示が前記グループに含まれるユーザにより行われると、前記指示された医用画像のみを表示する請求項3に記載の医用画像表示装置。
【請求項5】
前記プロセッサは、表示する前記医用画像について、前記解析結果が参照済みであるか否かを視認可能に表示する請求項1から4のいずれか1項に記載の医用画像表示装置。
【請求項6】
前記プロセッサは、前記参照済みの解析結果については、前記ユーザが次に前記医用画像を表示する場合に前記解析結果の表示の指示がなくても前記解析結果を表示するか否かを表す設定値を管理し、
前記設定値により前記解析結果を表示する設定がなされている場合には、前記ユーザが次に前記医用画像を表示する場合に、前記医用画像に加えて前記解析結果を表すアノテーションを表示し、
前記設定値により前記解析結果を表示しない設定がなされている場合には、前記ユーザが次に前記医用画像を表示する場合に、前記医用画像のみを表示する請求項1から5のいずれか1項に記載の医用画像表示装置。
【請求項7】
前記設定値はユーザ単位で管理される請求項6に記載の医用画像表示装置。
【請求項8】
前記プロセッサは、ユーザが前記医用画像を読影することによる一次読影結果の入力を受け付け、
前記一次読影結果を表すアノテーションを表示し、
前記医用画像に対する解析結果を取得し、
前記解析結果を表すアノテーションを表示し、
前記解析結果の表示後に前記ユーザが前記医用画像を読影することによる二次読影結果の入力を受け付け、
前記一次読影結果を表すアノテーションと前記二次読影結果を表すアノテーションとを区別して表示する請求項1から7のいずれか1項に記載の医用画像表示装置。
【請求項9】
医用画像を表示し、
前記医用画像に対する解析結果を取得し、
前記解析結果がユーザにより参照済みであるか否かを表す参照情報に基づいて、前記解析結果が参照済みの場合には、前記医用画像の表示の指示がなされると、前記指示された医用画像に加えて前記解析結果を表すアノテーションを表示する医用画像表示方法。
【請求項10】
医用画像を表示する手順と、
前記医用画像に対する解析結果を取得する手順と、
前記解析結果がユーザにより参照済みであるか否かを表す参照情報に基づいて、前記解析結果が参照済みの場合には、前記医用画像の表示の指示がなされると、前記指示された医用画像に加えて前記解析結果を表すアノテーションを表示する手順とをコンピュータに実行させる医用画像表示プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、医用画像表示装置、方法およびプログラムに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
近年、CT(Computed Tomography)装置およびMRI(Magnetic Resonance Imaging)装置等の医療機器の進歩により、より質の高い高解像度の医用画像を用いての画像診断が可能となってきている。とくに、CT画像およびMRI画像等を用いた画像診断により、病変の領域を精度よく特定することができるため、特定した結果に基づいて適切な治療が行われるようになってきている。
【0003】
また、ディープラーニング等により機械学習がなされた学習モデルを用いたCAD(Computer-Aided Diagnosis)により医用画像を解析して、医用画像に含まれる病変等の異常陰影を医用画像から検出することも行われている。このように、CADの解析処理により生成される解析結果は、患者名、性別、年齢および医用画像を取得したモダリティ等の検査情報と対応づけられて、データベースに保存され、診断に供される。医師は、自身の読影端末において、配信された医用画像および解析結果を参照して医用画像の読影を行う。この際、読影医は、読影結果に基づいて、医用画像に含まれる異常陰影にアノテーションを付与する。例えば、異常陰影を囲む領域および異常陰影を示す矢印等のマーク、並びに疾患の種類およびサイズ等を表すテキスト等をアノテーションとして付与する。また、解析結果を参照する際には解析結果を表すアノテーションが医用画像に表示される。
【0004】
一方、医師による医用画像の読影はCADによる解析結果に誘導されてはならない。このため、CADによる医用画像の解析結果は、臨床現場においては、二次的な読影(セカンドリーディング)として利用されることが多い。例えば、読影に際して、まず医師がCADによる解析結果を参照することなく医用画像の一次的な読影を行い、読影結果を表すアノテーションを医用画像に付与する。その後、CADによる解析結果に基づいてアノテーションが付与された医用画像を表示し、解析結果を表すアノテーションを参照しつつ医師が医用画像の二次的な読影を行う。このような一次読影および二次読影を行うことにより、疾患領域の見逃しを防止することができる。
【0005】
(従来技術には、1次読影、2次読影の言葉が使われていないので削除しました。)特許文献1には、医師による一次読影が完了した後にCADによる解析結果を医師による読影結果と重ね合わせて表示したり並列に表示したりする手法が提案されている。具体的には、医師による読影完了のサインが入力された場合、あるいは規定時間以上医用画像が表示された場合に、読影が完了したと判断されてCADによる解析結果が表示される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2006-115921号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
CADによる解析結果が表示された医用画像の読影結果は、CADによる解析結果の影響を受けている可能性がある。このため、CADによる解析結果がすでに表示された医用画像については、CAD結果を表示する毎に表示の指示を受け付けたり、または医用画像を規定時間以上表示したりする作業は、医師にとって非常に煩雑なものとなる。
【0008】
本開示は上記事情に鑑みなされたものであり、解析結果を表示する毎に表示の指示を受け付けたり、または医用画像を規定時間以上表示したりする作業を行うことなく医用画像についての解析結果を表示できるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本開示による医用画像表示装置は、少なくとも1つのプロセッサを備え、
プロセッサは、医用画像を表示し、
医用画像に対する解析結果を取得し、
解析結果がユーザにより参照済みであるか否かを表す参照情報に基づいて、解析結果が参照済みの場合には、医用画像の表示の指示がなされると、指示された医用画像に加えて解析結果を表すアノテーションを表示する。
【0010】
なお、本開示による医用画像表示装置においては、参照情報はユーザ単位で管理されるものであってもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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