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公開番号
2025178180
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-12-05
出願番号
2025084692
出願日
2025-05-21
発明の名称
リチウム二次電池用正極活物質及びこれを含むリチウム二次電池
出願人
三星エスディアイ株式会社
,
SAMSUNG SDI Co., LTD.
代理人
弁理士法人谷・阿部特許事務所
主分類
H01M
4/505 20100101AFI20251128BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】高いエネルギー密度を有し、寿命特性が向上されたリチウム二次電池用正極活物質を提供する。
【解決手段】本発明は正極活物質、これを含む正極及び前記正極を含むリチウム二次電池に関し、より詳細には、スピネル結晶構造を有する第1リチウム複合酸化物を含む第1粒子、層状結晶構造を有する第2リチウム複合酸化物を含む第2粒子、及び層状結晶構造を有する第3リチウム複合酸化物を含む第3粒子を含み、前記第2粒子の平均粒径は前記第3粒子の平均粒径より大きい。前記第1乃至第3粒子の総重量に対して前記第1粒子は第1重量比を有し、前記総重量に対して第2粒子は第2重量比を有し、前記総重量に対して前記第3粒子は第3重量比を有し、前記第1重量比は、前記第2重量比と前記第3重量比の和より大きい。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
スピネル結晶構造を有する第1リチウム複合酸化物を含む第1粒子と、
層状結晶構造を有する第2リチウム複合酸化物を含む第2粒子と、
層状結晶構造を有する第3リチウム複合酸化物を含む第3粒子と、を含み、
前記第2粒子の平均粒径は、前記第3粒子の平均粒径より大きく、
前記第1乃至第3粒子の総重量に対して前記第1粒子は、第1重量比を有し、
前記総重量に対して前記第2粒子は、第2重量比を有し、
前記総重量に対して前記第3粒子は、第3重量比を有し、
前記第1重量比は、前記第2重量比と前記第3重量比の和より大きい正極活物質。
続きを表示(約 2,000 文字)
【請求項2】
前記第2粒子の平均粒径は、前記第3粒子の平均粒径の4倍乃至20倍である、請求項1に記載の正極活物質。
【請求項3】
前記第2粒子は、複数の1次粒子(primary particle)を含む2次粒子(secondary particle)を含み、
前記複数の1次粒子は、前記第2粒子の中心から表面まで放射状に配列される、請求項1に記載の正極活物質。
【請求項4】
請求項1に記載の前記第1リチウム複合酸化物は、下記の化学式1で表示される正極活物質。
[化学式1]
Li
a
M
2
O
4
前記化学式1で、1.0≦a≦1.1であり、
Mは、マンガン及び4族乃至13族元素の中で選択された1つ以上の他の元素である。
【請求項5】
請求項1に記載の前記第1リチウム複合酸化物は、下記の化学式2で表示される正極活物質。
[化学式2]
Li
a
Mn
b
M1
c
M2
d
O
4
前記化学式2で、0.9≦a≦1.1、0<b≦2.0、0≦c<2.0、0≦d<0.1、b+c+d=2であり、
M1及びM2は、互いに異なり、各々Co、Ni、V、Cr、Fe、Zr、Re、Al、B、Ge、Ru、Sn、Ti、Nb、Mo、及びPtから成された群で選択された1つである。
【請求項6】
請求項1に記載の前記第1リチウム複合酸化物は、下記の化学式3で表示される正極活物質。
[化学式3]
Li
a
Mn
b
Co
c
M2
d
O
4
前記化学式3で、0.9≦a≦1.1、0<b<2.0、0<c<2.0、0≦d<0.1、b+c+d=2であり、
M2は、V、Cr、Fe、Zr、Re、Al、B、Ge、Ru、Sn、Ti、Nb、Mo、及びPtから成された群で選択された1つである。
【請求項7】
前記第2リチウム複合酸化物及び前記第3リチウム複合酸化物は、各々独立的に下記の化学式4で表示される請求項1に記載の正極活物質。
[化学式4]
Li
a
M’O
2
前記化学式4で、0.9≦a≦1.1であり、
M’は、ニッケル及び4族乃至13族元素の中で選択された1つ以上の他の元素であり、M’の中でニッケル含量は、70at%以上100at%未満である。
【請求項8】
前記第2リチウム複合酸化物及び前記第3リチウム複合酸化物は、各々独立的に下記の化学式5で表示される請求項1に記載の正極活物質。
[化学式5]
Li
a
Ni
b
M3
c
M4
d
M5
e
O
2
前記化学式5で、0.9≦a≦1.1、0.7<b<1.0、0<c<0.3、0<d<0.3、0≦e<0.1、b+c+d+e=1であり、
M3、M4、及びM5は、互いに異なり、各々Mn、V、Cr、Fe、Co、Zr、Re、Al、B、Ge、Ru、Sn、Ti、Nb、Mo、及びPtから成された群で選択された1つである。
【請求項9】
前記第2リチウム複合酸化物及び前記第3リチウム複合酸化物は、各々独立的に下記の化学式6で表示される請求項1に記載の正極活物質。
[化学式6]
Li
a
Ni
b
Co
c
Mn
d
M5
e
O
2
前記化学式6で、0.9≦a≦1.1、0.7<b<1.0、0<c<0.3、0<d<0.3、0≦e<0.1、b+c+d+e=1であり、
M5は、V、Cr、Fe、Zr、Re、Al、B、Ge、Ru、Sn、Ti、Nb、Mo、及びPtから成された群で選択された1つである。
【請求項10】
前記第2リチウム複合酸化物及び前記第3リチウム複合酸化物は、各々独立的に下記の化学式7で表示される請求項1に記載の正極活物質。
[化学式7]
aLi
2
MnO
3
-(1-a)LiM’O
2
前記化学式7で、0<a<1であり、
M’は、Ni、Co、Mn、V、Cr、Fe、Zr、Re、Al、B、Ge、Ru、Sn、Ti、Nb、Mo、及びPtから成された群で選択された2以上の元素である。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は正極活物質、その製造方法、これを含む正極、及び前記正極を含むリチウム二次電池に関するものである。
続きを表示(約 1,100 文字)
【背景技術】
【0002】
物質の物理的反応や化学的反応を通じて電気エネルギーを生成させて外部に電源を供給する電池(battery)は各種電気電子機器に囲まれている生活環境に応じて、建物に供給される交流電源を獲得できない場合や直流電源が必要とする場合に使用する。
【0003】
このような電池の中で化学的反応を利用する化学電池である1次電池と2次電池が一般的に使用されている。1次電池は乾電池を通称することとして消耗性電池である。反面、2次電池は正極と負極で酸化/還元過程が反復可能な再充電式電池である。電流によって正極に対する還元反応が遂行されれば、電池が充電され、正極に対する酸化反応が遂行されれば、電池が放電される。2次電池はこのような充電-放電が反復的に遂行される。
【0004】
リチウム二次電池において、ニッケルを高含量に含有するリチウム複合酸化物で成された正極活物質が注目を集めている。前記正極活物質は高いエネルギー密度を有するが、ニッケル含量が高くなるにつれて、電池の寿命及び安定性が急激に減少する問題点がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明が解決しようとする課題は、高いエネルギー密度を有し、寿命特性が向上されたリチウム二次電池用正極活物質を提供することにある。
【0006】
本発明が解決しようとする他の課題は、出力が優れ、寿命及び容量維持特性が向上されたリチウム二次電池を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の概念による正極活物質は、スピネル結晶構造を有する第1リチウム複合酸化物を含む第1粒子、層状結晶構造を有する第2リチウム複合酸化物を含む第2粒子、及び層状結晶構造を有する第3リチウム複合酸化物を含む第3粒子を含むことができる。前記第1乃至第3粒子の総重量に対して前記第1粒子は第1重量比を有し、前記総重量に対して前記第2粒子は第2重量比を有し、前記総重量に対して前記第3粒子は第3重量比を有し、前記第1重量比は、前記第2重量比と前記第3重量比の和より大きくしうる。
【0008】
本発明の他の概念による、リチウム二次電池用正極は、上述した正極活物質を含むことができる。
【0009】
本発明のその他の概念によるリチウム二次電池は、上述した正極を含むことができる。
【発明の効果】
【0010】
本発明によるリチウム二次電池用正極活物質において、スピネル結晶構造を有する第1粒子の重量比が、層状結晶構造を有する第2粒子及び第3粒子の重量比の和よりさらに大きくしうる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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