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公開番号
2025177865
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-12-05
出願番号
2024085000
出願日
2024-05-24
発明の名称
物品計測排出装置
出願人
株式会社イシダ
代理人
弁理士法人新樹グローバル・アイピー
主分類
G01G
23/01 20060101AFI20251128BHJP(測定;試験)
要約
【課題】検査装置の適正検査を行うための無駄な時間や手間の削減が求められている。
【解決手段】計量装置1は、物品を貯留するホッパと、物品の重量を計測するロードセルと、制御部80と、外部から信号を受信する通信部85とを備えている。制御部80は、物品の重量が適量排出条件を満たすと、ホッパから物品を排出させる。制御部は、ホッパから排出された物品の検査に関する不適量品要求信号を通信部85が受信すると、物品の重量が適量排出条件から外れる重量となる物品を、ホッパから排出させる。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
物品を貯留する貯留部と、
前記貯留部に貯留される前記物品の重量または個数を計測する計測部と、
前記計測部によって計測された前記重量または前記個数が所定の排出条件を満たすと前記貯留部から前記物品を排出させる制御部と、
外部から信号を受信する受信部と、
を備え、
前記制御部は、前記貯留部から排出された前記物品の検査に関する信号を前記受信部が受信すると、前記重量または前記個数が前記排出条件から外れる重量または個数となる前記物品を前記貯留部から排出させる、
物品計測排出装置。
続きを表示(約 810 文字)
【請求項2】
前記貯留部は、それぞれ前記物品を貯留する第1~第N(Nは、2以上の整数)のホッパを有し、
前記計測部は、前記第1~前記第Nの前記ホッパに貯留される前記物品の重量または個数である第1~第Nの重量または個数を計測し、
前記制御部は、前記第1~前記第Nの前記重量または前記個数に基づき、前記重量または前記個数の合計が前記排出条件を満たす前記ホッパの組合せを選択し、選択した前記組合せを構成する前記ホッパから前記物品を排出させ、
前記制御部は、前記信号を前記受信部が受信すると、合計が前記排出条件から外れる重量または個数の前記ホッパの組合せを選択し、選択した前記組合せを構成する前記ホッパから前記物品を排出させる、
請求項1に記載の物品計測排出装置。
【請求項3】
前記排出条件は、前記重量または前記個数の合計の上限値および下限値を含み、
前記信号は、前記重量または前記個数の合計が前記上限値を超える前記物品の排出を要求する上限超過信号であり、
前記制御部は、前記上限超過信号を前記受信部が受信すると、前記重量または前記個数の合計が、前記上限値を超え、且つ、前記貯留部から排出された前記物品に対する処理を行う別の物品処理装置において不良が生じない所定の数値範囲に収まる前記ホッパの組合せを選択し、選択した前記組合せを構成する前記ホッパから前記物品を排出させる、
請求項2に記載の物品計測排出装置。
【請求項4】
前記物品処理装置は、前記貯留部から排出された前記物品を包装する包装装置である、
請求項3に記載の物品計測排出装置。
【請求項5】
前記貯留部から排出された前記物品の検査は、前記物品の重量または個数に関する検査である、
請求項1から4のいずれかに記載の物品計測排出装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、物品計測排出装置に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1(特開2021-89251号公報)に開示されているように、物品を計測して所定量の物品を排出する計量装置と、その計量装置を含む生産ラインが知られている。この生産ラインでは、計量装置から所定量の物品が排出され、下流側の包装装置によって物品が包装され、さらに包装物が検査装置によって検査される。物品の重量や個数が適正な量になっているか検査する装置として、例えば重量チェッカー、X線検査装置などがある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
従来、検査装置が適正に検査を実施できているか否かを確認したい場合、検査をクリアする物品だけではなく、検査をクリアできない物品(以下、不良品という。)も検査装置に送る必要があり、作業者が不良品を手で検査装置の前に投入している。例えば、重量チェッカーの適正検査を行うために、一時間に一回、作業者が、過量の物品あるいは軽量の物品が包装された袋を重量チェッカーの前に投入している。
【0004】
しかし、この検査装置の適正検査を行うために、生産ラインを一時的に止めたり作業者の手間をかけたりする必要があり、無駄な時間や手間の削減が求められている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
第1観点に係る物品計測排出装置は、物品を貯留する貯留部と、計測部と、制御部と、受信部とを備えている。計測部は、貯留部に貯留される物品の重量または個数を計測する。制御部は、計測部によって計測された物品の重量または物品の個数が所定の排出条件を満たすと、貯留部から物品を排出させる。受信部は、外部から信号を受信する。制御部は、貯留部から排出された物品の検査に関する信号を受信部が受信すると、物品の重量または物品の個数が排出条件から外れる重量または個数となる物品を、貯留部から排出させる。
【0006】
ここでは、制御部は、基本的に、計測された物品の計測値(重量または個数)が所定の排出条件を満たしたときに、貯留部から物品を排出させている。しかし、例外的に、物品の検査に関する信号を受信部が受信したときには、制御部は、計測値が排出条件から外れるときに貯留部から物品を排出させる。これにより、物品の検査に関する信号を受けたときに、物品計測排出装置からは、所定の排出条件から外れる重量または個数の物品が排出されることになる。すなわち、貯留部から排出される物品の重量または個数は、所定の排出条件から外れたものになる。このため、例えば生産ラインにおける下流の検査装置において、物品の重量等が排出条件を本当に満たしているか否かを検査している場合に、検査装置が適正に作動しているか否かを判定することが容易になり、従来の無駄の削減を図ることができる。
【0007】
第2観点に係る物品計測排出装置は、第1観点に係る物品計測排出装置であって、貯留部は、第1~第N(Nは、2以上の整数)のホッパを有している。第1~第Nのホッパは、それぞれ、物品を貯留する。計測部は、第1~第Nのホッパに貯留される物品の重量または物品の個数である第1~第Nの重量または個数を計測する。制御部は、第1~第Nの重量または個数に基づき、重量または個数の合計が排出条件を満たすホッパの組合せを選択し、選択した組合せを構成するホッパから物品を排出させる。また、制御部は、受信部が信号を受信すると、合計が排出条件から外れる重量または個数のホッパの組合せを選択し、選択した組合せを構成するホッパから物品を排出させる。
【0008】
ここでは、複数のホッパの組合せ選択を変えることによって、選択した組合せを構成する1又は複数のホッパから排出させる物品の量を排出条件から外れるものにすることができる。
【0009】
第3観点に係る物品計測排出装置は、第2観点に係る物品計測排出装置であって、排出条件は、重量または個数の合計の上限値および下限値を含む。外部からの信号は、重量または個数の合計が上限値を超える物品の排出を要求する上限超過信号である。制御部は、上限超過信号を受信部が受信すると、所定のホッパの組合せを選択し、選択した組合せを構成するホッパから物品を排出させる。所定のホッパの組合せは、重量または個数の合計が上限値を超え、且つ、貯留部から排出された物品に対する処理を行う別の物品処理装置において不良が生じない所定の数値範囲に重量または個数の合計が収まるホッパの組合せである。
【0010】
ここでは、上限超過信号を受信部が受信したときには、重量または個数の合計が排出条件の上限値を超える物品が貯留部から排出されることになる。したがって、貯留部から排出される物品の量がかなり大きくなることが想定されるが、重量または個数が大きくなりすぎると、別の物品処理装置の処理能力を超える恐れも出てくる。このことに鑑み、第3観点に係る物品計測排出装置では、貯留部から排出された物品に対する処理を行う別の物品処理装置において不良が生じない所定の数値範囲に重量または個数の合計が収まるように、ホッパの組合せを選択している。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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