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公開番号
2025177389
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-12-05
出願番号
2024084186
出願日
2024-05-23
発明の名称
拠点候補地探索装置
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人高田・高橋国際特許事務所
主分類
G06Q
10/08 20240101AFI20251128BHJP(計算;計数)
要約
【課題】地図上の複数の配送先の分布に対して物流拠点の候補地を探索する技術に関し、実際に配送が行われる場合のルートを考慮して物流拠点の最適な候補地を探索することが可能な拠点候補地探索装置を提供する。
【解決手段】拠点候補地探索装置は、地図上の道路網を管理する道路網データを格納した記憶装置と処理回路を備える。処理回路は、N個の物流拠点ごとに、第1仮候補地と道路網データとに基づいて第1割り当てにおいて割り当てられている配送先までのルートの平均距離又は加重平均距離を最小化する第2仮候補地を計算する候補地計算処理を実行する。また処理回路は、道路網データに基づいて複数の配送先の第2割り当てを計算する割り当て計算処理を実行する。そして処理回路は、候補地計算処理と割り当て計算処理を繰り返し、所定の終了条件を満たすとき、N個の物流拠点の各々の第2仮候補地を候補地とする。
【選択図】図8
特許請求の範囲
【請求項1】
地図上の複数の配送先の分布に対してN個(Nは1以上の整数)の物流拠点の候補地を出力する拠点候補地探索装置であって、
地図上の道路網を管理する道路網データを格納した1又は複数の記憶装置と、
処理回路と、
を備え、
前記処理回路は、
前記N個の物流拠点の各々の第1仮候補地と前記N個の物流拠点に対する前記複数の配送先の第1割り当てを初期設定し、
前記N個の物流拠点ごとに、前記第1仮候補地と前記道路網データとに基づいて前記第1割り当てにおいて割り当てられている配送先までの事前ルートの平均距離又は加重平均距離を最小化する第2仮候補地を計算する候補地計算処理を実行し、
前記道路網データに基づいて前記複数の配送先の各々を前記N個の物流拠点のうち前記第2仮候補地までの事後ルートの距離が最小となる物流拠点に割り当てるように前記複数の配送先の第2割り当てを計算する割り当て計算処理を実行し、
前記N個の物流拠点の各々の前記第2仮候補地および前記複数の配送先の前記第2割り当てを、それぞれ前記第1仮候補地および前記第1割り当てとして前記候補地計算処理と前記割り当て計算処理を繰り返し、
所定の終了条件を満たすとき、前記N個の物流拠点の各々の前記第2仮候補地を前記候補地とする
ように構成されている
拠点候補地探索装置。
続きを表示(約 890 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の拠点候補地探索装置であって、
前記初期設定において、前記処理回路は、
前記複数の配送先をN個のクラスタにクラスタリングし、
前記N個の物流拠点の各々の前記第1仮候補地をそれぞれ前記N個のクラスタの各々の凸包内に設定し、
前記N個のクラスタの各々をそれぞれ前記N個の物流拠点の各々に割り当てるように前記複数の配送先の前記第1割り当てを設定する
拠点候補地探索装置。
【請求項3】
請求項1に記載の拠点候補地探索装置であって、
前記終了条件を満たすとき、前記処理回路は、さらに、
前記第2割り当てにおいて前記N個の物流拠点の中の対象物流拠点に割り当てられている配送先の集合の凸包内に複数のサブ候補地を設定し、
前記道路網データに基づいて、前記複数のサブ候補地ごとに前記対象物流拠点に割り当てられている配送先までのルートの平均距離又は加重平均距離の大きさを示す参考値を計算し、
前記複数のサブ候補地ごとに計算された前記参考値を示すマップを出力する
拠点候補地探索装置。
【請求項4】
請求項1に記載の拠点候補地探索装置であって、
前記道路網データは、配送車の通行に適さない道路である不適道路の情報を含み、
前記候補地計算処理において、前記処理回路は、前記事前ルートに前記不適道路が含まれないように前記第2仮候補地を計算し、
前記割り当て計算処理において、前記処理回路は、前記事後ルートに前記不適道路が含まれないように前記第2割り当てを計算する
拠点候補地探索装置。
【請求項5】
請求項1に記載の拠点候補地探索装置であって、
前記1又は複数の記憶装置は、さらに、前記候補地としない地図上の地点を指定する除外地域を管理するデータを格納し、
前記候補地計算処理において、前記処理回路は、前記除外地域に含まれる地点を除いて前記第2仮候補地を計算する
拠点候補地探索装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、地図上の複数の配送先の分布に対して物流拠点の候補地を探索する技術に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1は、複数の配送先(届先)の所在地に基づく距離重心、又はさらに納品量を考慮した物量重心を求めることにより、物流拠点の候補地を選定する技術を開示している。その他、本技術分野の技術レベルを示す文献として、以下の特許文献2および3がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2001-202352号公報
特開2019-074836号公報
特開2023-095005号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1で開示された技術によれば、距離重心又は物量重心から物流拠点の候補地が探索される。このように探索された物流拠点の候補地は、物流拠点から配送先までの直線距離に関して最適化された地点となる。このため、実際に配送が行われる場合のルートが実用的ではない地点が候補地となるおそれがある。
【0005】
本開示の1つの目的は、実際に配送が行われる場合のルートを考慮して物流拠点の最適な候補地を探索することを可能とする技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の1つの観点は、地図上の複数の配送先の分布に対してN個(Nは1以上の整数)の物流拠点の候補地を出力する拠点候補地探索装置に関連する。拠点候補地探索装置は、地図上の道路網を管理する道路網データを格納した1又は複数の記憶装置と、処理回路と、を備える。処理回路は、N個の物流拠点の各々の第1仮候補地とN個の物流拠点に対する複数の配送先の第1割り当てを初期設定する。また処理回路は、N個の物流拠点ごとに、第1仮候補地と道路網データとに基づいて第1割り当てにおいて割り当てられている配送先までの事前ルートの平均距離又は加重平均距離を最小化する第2仮候補地を計算する候補地計算処理を実行する。また処理回路は、道路網データに基づいて複数の配送先の各々をN個の物流拠点のうち第2仮候補地までの事後ルートの距離が最小となる物流拠点に割り当てるように複数の配送先の第2割り当てを計算する割り当て計算処理を実行する。そして処理回路は、N個の物流拠点の各々の第2仮候補地および複数の配送先の第2割り当てを、それぞれ第1仮候補地および第1割り当てとして候補地計算処理と割り当て計算処理を繰り返し、所定の終了条件を満たすとき、N個の物流拠点の各々の第2仮候補地を候補地とする。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、実際に配送が行われる場合のルートを考慮して物流拠点の最適な候補地を探索することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態に係る拠点候補地探索装置の概要を説明するための概念図である。
実施形態に係る拠点候補地探索装置の構成を示すブロック図である。
実施形態に係る拠点候補地探索装置が実行する拠点候補地探索処理に関連する機能構成を示すブロック図である。
図3に示す初期設定部における処理について説明するための概念図である。
図3に示す候補地計算処理部における処理について説明するための概念図である。
図3に示す割り当て計算処理部における処理について説明するための概念図である。
実施形態に係る拠点候補地探索装置が出力する参考値マップについて説明するための概念図ある。
実施形態に係る拠点候補地探索装置によって実行される拠点候補地探索処理の処理フローを示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照して、本開示の実施形態を説明する。なお、各図において同一又は相当する構成には同一符号を付してその説明を簡略化し又は省略する。
【0010】
1 拠点候補地探索装置
図1は、本実施形態に係る拠点候補地探索装置100の概要を説明するための概念図である。拠点候補地探索装置100は、ユーザから配送先10の登録を受け付ける。配送先10は、物流拠点から荷物が配送される地点である。配送先10は、例えば、配送された商品を販売する店舗である。ただし、配送先10の種類は特に限定されない。例えば、配送先10は、工場、倉庫、住居、等であってもよい。ユーザによる配送先10の登録において、拠点候補地探索装置100は、少なくとも、登録される配送先10の地図上の位置の情報を取得する。拠点候補地探索装置100は、さらに、登録される配送先10に所定期間毎(例;日毎、週毎、月毎)に配送される荷物量の情報を取得してもよい。図1には、登録された地図上の複数の配送先10の分布が示されている。図1において、配送先10の符号は、1つを除いて省略している。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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