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公開番号2025177322
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-12-05
出願番号2024084033
出願日2024-05-23
発明の名称通信システム、端末装置、通信デバイス及び方法
出願人株式会社東芝
代理人弁理士法人スズエ国際特許事務所
主分類H04L 9/08 20060101AFI20251128BHJP(電気通信技術)
要約【課題】通信に用いられる証明書の発行を容易に行うことが可能な通信システム、端末装置、通信デバイス及び方法を提供することにある。
【解決手段】実施形態によれば、通信デバイス、端末装置及び認証局を備える通信システムが提供される。通信デバイスは、当該通信デバイスがサーバ装置と通信を実行するために用いられる証明書の発行を要求する証明書署名要求を端末装置に送信する。端末装置は、通信デバイスから送信された証明書署名要求を認証局に送信する。認証局は、端末装置から送信された証明書署名要求に応じて証明書を発行する。証明書が発行された場合、通信デバイス及びサーバ装置間で当該証明書を用いた認証処理を実行するために必要な事前登録情報がサーバ装置に登録される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
通信デバイス、端末装置及び認証局を備える通信システムにおいて、
前記通信デバイスは、当該通信デバイスがサーバ装置と通信を実行するために用いられる証明書の発行を要求する証明書署名要求を前記端末装置に送信し、
前記端末装置は、前記通信デバイスから送信された証明書署名要求を前記認証局に送信し、
前記認証局は、前記端末装置から送信された証明書署名要求に応じて前記証明書を発行し、
前記証明書が発行された場合、前記通信デバイス及び前記サーバ装置間で当該証明書を用いた認証処理を実行するために必要な事前登録情報が前記サーバ装置に登録される
通信システム。
続きを表示（約 900 文字）【請求項２】
前記認証局において発行された証明書は、当該認証局から前記端末装置に送信された後に当該端末装置から前記通信デバイスに送信され、当該通信デバイスに登録される請求項１記載の通信システム。
【請求項３】
前記通信デバイスは、前記登録された証明書及び事前登録情報を用いた当該通信デバイスに対する認証処理が実行されることによって当該通信デバイスが認証された場合に前記サーバ装置との通信を実行する請求項２記載の通信システム。
【請求項４】
前記事前登録情報は、前記通信デバイスを識別するためのデバイス識別情報及び前記証明書を識別するための証明書識別情報を含む請求項３記載の通信システム。
【請求項５】
前記事前登録情報は、前記端末装置から前記サーバ装置に送信され、当該サーバ装置に登録される請求項４記載の通信システム。
【請求項６】
前記端末装置は、前記通信デバイスから送信された証明書署名要求からデバイス識別情報を取得し、前記認証局から送信された証明書から証明書識別情報を取得する請求項５記載の通信システム。
【請求項７】
前記端末装置は、前記証明書署名要求とは別個に前記通信デバイスから送信されたデバイス識別情報を取得し、前記証明書とは別個に前記認証局から送信された証明書識別情報を取得する請求項５記載の通信システム。
【請求項８】
前記事前登録情報は、前記認証局から前記サーバ装置に送信され、当該サーバ装置に登録される請求項４記載の通信システム。
【請求項９】
前記認証局は、前記端末装置から送信された証明書署名要求からデバイス識別情報を取得し、前記認証局の内部に保持されている証明書識別情報を取得する請求項８記載の通信システム。
【請求項１０】
前記認証局は、前記証明書署名要求とは別個に前記端末装置から送信されたデバイス識別情報を取得し、前記認証局の内部に保持されている証明書識別情報を取得する請求項８記載の通信システム。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明の実施形態は、通信システム、端末装置、通信デバイス及び方法に関する。
続きを表示（約 2,100 文字）【背景技術】
【０００２】
ＩｏＴ（Internet of Things）と称される技術においては、エッジデバイス（通信デバイス）をネットワークに接続することによって、各種ＩｏＴサービスを実現することが可能となる。
【０００３】
ところで、上記したエッジデバイスがネットワークを介してＩｏＴサービスを提供するサーバ装置等と通信を実行するためには、当該通信におけるセキュリティを担保するための証明書（例えば、公開鍵暗号方式におけるエッジデバイスの公開鍵に対する証明書）が必要であるが、例えば当該エッジデバイスを所有するユーザ側で当該証明書の発行を行うには手間がかかる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開２０２１－１００２２７号公報
特開２０２３－０７３４７９号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
そこで、本発明が解決しようとする課題は、通信に用いられる証明書の発行を容易に行うことが可能な通信システム、端末装置、通信デバイス及び方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
実施形態によれば、通信デバイス、端末装置及び認証局を備える通信システムが提供される。前記通信デバイスは、当該通信デバイスがサーバ装置と通信を実行するために用いられる証明書の発行を要求する証明書署名要求を前記端末装置に送信する。前記端末装置は、前記通信デバイスから送信された証明書署名要求を前記認証局に送信する。前記認証局は、前記端末装置から送信された証明書署名要求に応じて前記証明書を発行する。前記証明書が発行された場合、前記通信デバイス及び前記サーバ装置間で当該証明書を用いた認証処理を実行するために必要な事前登録情報が前記サーバ装置に登録される。
【図面の簡単な説明】
【０００７】
第１実施形態に係る通信システムのシステム構成の一例を示す図。
エッジデバイスの機能構成の一例を示す図。
デバイス情報のデータ構造の一例を示す図。
ユーザ端末の機能構成の一例を示す図。
ユーザ情報のデータ構造の一例を示す図。
サーバ情報のデータ構造の一例を示す図。
認証局の機能構成の一例を示す図。
エッジデバイスのハードウェア構成の一例を示す図。
通信システムの処理手順の一例を示すシーケンスチャート。
デバイス確認画面の一例を示す図。
検証情報のデータ構造の一例を示す図。
検証情報のデータ構造の他の例を示す図。
検証情報のデータ構造の更に別の例を示す図。
検証情報のデータ構造の更に別の例を示す図。
発行履歴情報のデータ構造の一例を示す図。
本実施形態の比較例における公開鍵証明書の発行の概要を示す図。
本実施形態における公開鍵証明書の発行の概要を示す図。
第２実施形態に係る通信システムのシステム構成の一例を示す図。
認証局の機能構成の一例を示す図。
通信システムの処理手順の一例を示すシーケンスチャート。
第３実施形態に係る通信システムのシステム構成の一例を示す図。
エッジデバイスの機能構成の一例を示す図。
通信システムの処理手順の一例を示すシーケンスチャート。
第４実施形態に係る通信システムのシステム構成の一例を示す図。
ユーザ端末の機能構成の一例を示す図。
通信システムの処理手順の一例を示すシーケンスチャート。
第５実施形態に係る通信システムのシステム構成の一例を示す図。
【発明を実施するための形態】
【０００８】
以下、図面を参照して、各実施形態について説明する。
（第１実施形態）
まず、第１実施形態について説明する。図１は、本実施形態に係る通信システムのシステム構成の一例を示す。図１に示すように、通信システム１は、エッジデバイス１０、ユーザ端末２０（クライアント端末）、認証局３０及びサーバ装置４０を備える。
【０００９】
エッジデバイス１０は、ＩｏＴと称される技術において用いられるデバイスであり、当該エッジデバイス１０の動作を制御するように構成されているホストコントローラ及び当該エッジデバイス１０に通信機能を提供するように構成されている通信デバイスを搭載する。
【００１０】
なお、ホストコントローラ及び通信デバイスは例えばＵＳＢコネクタ又はピンスロットコネクタのようなエッジデバイス１０に設けられている接続インタフェースを介して接続されるが、ホストコントローラと通信デバイスとの間では、例えばＩ２Ｃ、ＵＡＲＴ及びＳＰＩのようなシリアル方式の通信が行われてもよいし、パラレル方式の通信が行われてもよい。
（【００１１】以降は省略されています）

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