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公開番号
2025177119
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-12-05
出願番号
2024083663
出願日
2024-05-22
発明の名称
画像処理装置、情報処理システム、情報処理方法、および、プログラム
出願人
株式会社デンソーテン
,
株式会社アイシン
代理人
弁理士法人秀和特許事務所
主分類
H04N
17/00 20060101AFI20251128BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】映像の表示に故障が生じた場合に、故障箇所の特定を容易にする。
【解決手段】画像処理装置は、入力される映像の固着を検知する機能を有する車載情報処理装置に対して、複数の車載カメラからの映像を処理して出力する。画像処理装置のコントローラは、複数の車載カメラのいずれかが故障していると判断された場合に、車両のシフトレバーの状態と当該故障した車載カメラの設置場所との組み合わせで定義される複数の状態のいずれであるかを判定する。そして、複数の状態のうち、予め決められた特定の状態において、本コントローラは、固着を検知する機能を無効化することを車載情報処理装置に指示する。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
入力される映像の固着を検知する機能を有する車載情報処理装置に対して、複数の車載カメラからの映像を処理して出力する画像処理装置であって、
前記複数の車載カメラのいずれかが故障していると判断された場合に、車両のシフトレバーの状態と当該故障した車載カメラの設置場所との組み合わせで定義される複数の状態のうち、予め決められた特定の状態において、前記固着を検知する機能を無効化することを前記車載情報処理装置に指示するコントローラを備える
画像処理装置。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記コントローラは、前記車両のシフトレバーが前進走行の位置またはニュートラルの位置にある場合に前記車両の前方を撮影するフロントカメラが故障したときには、前記固着を検知する機能を無効化することを前記車載情報処理装置に指示する請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項3】
前記コントローラは、前記車両のシフトレバーが後進走行の位置にある場合に前記車両の後方を撮影するリアカメラが故障したときには、前記固着を検知する機能を無効化することを前記車載情報処理装置に指示する請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項4】
映像の固着を検知する機能を有する車載情報処理装置に対して、複数の車載カメラからの映像を処理して出力する画像処理装置と、前記車載情報処理装置と、を有する情報処理システムであって、
前記画像処理装置は、
前記複数の車載カメラのいずれかが故障していると判断された場合に、車両のシフトレバーの状態と当該故障した車載カメラの設置場所との組み合わせで定義される複数の状態のうち、予め決められた特定の状態において、前記固着を検知する機能を無効化することを前記車載情報処理装置に指示するコントローラを備える
情報処理システム。
【請求項5】
入力される映像の固着を検知する機能を有する車載情報処理装置に対して、複数の車載カメラからの映像を処理して出力する画像処理装置が、
前記複数の車載カメラのいずれかが故障していると判断された場合に、車両のシフトレバーの状態と当該故障した車載カメラの設置場所との組み合わせで定義される複数の状態のうち、予め決められた特定の状態において、前記固着を検知する機能を無効化することを前記車載情報処理装置に指示する情報処理方法。
【請求項6】
入力される映像の固着を検知する機能を有する車載情報処理装置に対して、複数の車載カメラからの映像を処理して出力する画像処理装置に、
前記複数の車載カメラのいずれかが故障していると判断された場合に、車両のシフトレバーの状態と当該故障した車載カメラの設置場所との組み合わせで定義される複数の状態のうち、予め決められた特定の状態において、前記固着を検知する機能を無効化することを前記車載情報処理装置に指示させるためのプログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像処理装置、情報処理システム、情報処理方法、およびプログラムに関するものである。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、車載用カメラ装置において、撮像素子部のデータ線信号が固着状態となっているか否かを診断する故障診断処理部が提案されている(例えば、下記特許文献1参照)。この技術では、撮像素子部で取得される画像データは、有効画像領域と無効画像領域とに区分される全撮像領域を有している。そして、無効画像領域内に撮像素子部のデータ線信号が固着状態となっているか否かを診断するための固着診断用データを有する診断用データ領域が設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2016/117401号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、サラウンドビューモニタ(以下SVM)と呼ばれる、車両の前後左右に搭載されたカメラからの映像を合成して、合成映像を表示するカメラシステム等の画像処理装置が利用されている。また、例えば、In-Vehicle Infotainment(IVI)と呼ばれる、
車載の情報処理装置が利用されている。このような画像処理装置からの映像をIVIのような情報処理装置で表示する場合には、画像処理装置と車載の情報処理装置との連携において、課題が生じる。
【0005】
例えば、車載の情報処理装置は、映像の固着を検知する仕組みを有していることがある。一方、SVMに例示される画像処理装置は、接続されている個々のカメラが未接続であること、あるいは、接続されている個々のカメラが故障していることを検知する仕組みを有している。そして、画像処理装置は、接続されているカメラが未接続である場合、あるいは、接続されているカメラが故障している場合には、故障しているカメラからの映像に代えて、例えば、単色(例えば、青一色)の画像を出力する。
【0006】
その結果、SVMによる合成映像は、画面の一部が変化のない単色の画像となり、車載の情報処理装置に入力される。すると、車載の情報処理装置は、入力された映像が固着したと判断するおそれが生じ得る。そして、車載の情報処理装置は、入力された映像が固着したと判断すると、ディスプレイには、フェールセーフのため、例えば、全面黒色の画像を出力し、映像の固着を車両の運転者に知らせる。
【0007】
このように、車載の情報処理装置がディスプレイに全面黒色等の画像を出力すると、故障箇所の特定が困難となる。すなわち、画像処理装置が故障しているのか、画像処理装置に接続されたどのカメラが故障しているのか、あるいは、車載の情報処理装置が故障しているのかという判断が困難となる。
【0008】
開示の実施形態の側面は、複数のカメラからの映像を合成して表示する画像処理装置と、この画像処理装置からの映像を入力されて表示する車載の情報処理装置において、いずれかのカメラに故障が生じた場合に、故障箇所の特定を容易にする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
開示の実施形態の一側面は、コントローラを備える画像処理装置によって例示される。本画像処理装置は、入力される映像の固着を検知する機能を有する車載情報処理装置に対して、複数の車載カメラからの映像を処理して出力する。本コントローラは、複数の車載カメラのいずれかが故障していると判断された場合に、車両のシフトレバーの状態と当該故障した車載カメラの設置場所との組み合わせで定義される複数の状態のいずれであるかを判定する。そして、複数の状態のうち、予め決められた特定の状態において、本コントローラは、固着を検知する機能を無効化することを車載情報処理装置に指示する。
【発明の効果】
【0010】
本画像処理装置は、入力される映像の固着を検知する機能を有する車載情報処理装置に対して、複数の車載カメラからの映像を処理して出力する。ここで、車載情報処理装置が固着を検知すると、画面全面を特定色(例えば、黒画像等)の映像として出力することが行われる。しかしながら、複数の車載カメラのいずれかが故障した場合に、画面全面が特定色の映像になると、いずれの車載カメラが故障したのか、という判断が困難となる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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