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公開番号2025176918
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-12-05
出願番号2024083329
出願日2024-05-22
発明の名称鉄道車両用台車
出願人日本車輌製造株式会社
代理人弁理士法人コスモス国際特許商標事務所
主分類B61F 5/10 20060101AFI20251128BHJP(鉄道)
要約【課題】保守点検時などにおいて、側梁の補助空気室の容積を調整する容積調整部材の溶接部の検査や補修を実施できる鉄道車両用台車を提供すること。
【解決手段】本開示の一態様は、レール方向に沿って形成される側梁111と、側梁111と交差し、枕木方向に沿って形成される横梁112と、を有し、側梁111は、その内部に空気バネ13の空気室132と連通する補助空気室111bを備えている鉄道車両用台車1において、側梁111は、当該側梁111を貫通し、補助空気室111bの容積を調整するパイプ111eを備え、パイプ111eは、側梁111の側面部111fの外面111fbにて溶接されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
レール方向に沿って形成される側梁と、
前記側梁と交差し、枕木方向に沿って形成される横梁と、を有し、
前記側梁は、その内部に空気バネの空気室と連通する補助空気室を備えている
鉄道車両用台車において、
前記側梁は、当該側梁を貫通し、前記補助空気室の容積を調整する容積調整部材を備え、
前記容積調整部材は、前記側梁の外面にて溶接されていること、
を特徴とする鉄道車両用台車。
続きを表示(約 380 文字)【請求項2】
請求項1の鉄道車両用台車において、
前記容積調整部材の溶接部は、前記側梁の外面よりも外側に突出して形成されていること、
を特徴とする鉄道車両用台車。
【請求項3】
請求項1または2の鉄道車両用台車において、
前記容積調整部材は、前記側梁を前記枕木方向に貫通していること、
を特徴とする鉄道車両用台車。
【請求項4】
請求項1または2の鉄道車両用台車において、
前記容積調整部材は、円筒状に形成されていること、
を特徴とする鉄道車両用台車。
【請求項5】
請求項4の鉄道車両用台車において、
前記枕木方向から見たときに、前記容積調整部材の中心軸は、前記側梁の側面部の上下方向の中心線上に位置していること、
を特徴とする鉄道車両用台車。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、鉄道車両用台車枠の側梁の内部に、空気バネの空気室と連通する補助空気室を備えている鉄道車両用台車に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、鉄道車両用台車枠の横梁の内部の補助空気室において、筒状部材の外径を調整することにより、補助空気室内にて筒状部材が占める容積の割合を調整して、補助空気室の容積を調整する鉄道車両用台車が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平3-50066号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1において、筒状部材は蓋と溶接されていることが開示されているが、筒状部材と蓋がどのようにして溶接されているのかについては具体的に開示されていない。すると、仮に、筒状部材が蓋の内面にて溶接されている場合には、筒状部材の溶接部(すなわち、筒状部材が蓋に溶接される部分)は、鉄道車両用台車の外部から確認できない。そのため、鉄道車両用台車の保守点検時などにおいて、筒状部材、すなわち、補助空気室の容積を調整する容積調整部材の溶接部の検査や補修を実施できない。
【0005】
そこで、本開示は上記した課題を解決するためになされたものであり、保守点検時などにおいて、側梁の補助空気室の容積を調整する容積調整部材の溶接部の検査や補修を実施できる鉄道車両用台車を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本開示の鉄道車両は、以下の構成を備えている。
(1)レール方向に沿って形成される側梁と、前記側梁と交差し、枕木方向に沿って形成される横梁と、を有し、前記側梁は、その内部に空気バネの空気室と連通する補助空気室を備えている鉄道車両用台車において、前記側梁は、当該側梁を貫通し、前記補助空気室の容積を調整する容積調整部材を備え、前記容積調整部材は、前記側梁の外面にて溶接されていること、を特徴とする。
【0007】
本開示においては、容積調整部材が側梁を貫通して側梁の外面に溶接されているので、容積調整部材の溶接部(すなわち、容積調整部材が側梁に溶接されている部分)を外部から確認できる。そのため、鉄道車両用台車の保守点検時などにおいて、容積調整部材の溶接部の検査や補修を実施できる。したがって、鉄道車両用台車の安全性を確保できる。
【0008】
(2)(1)の鉄道車両用台車において、前記容積調整部材の溶接部は、前記側梁の外面よりも外側に突出して形成されていること、が好ましい。
【0009】
本開示においては、より確実に、容積調整部材の溶接部を外部から確認できる。そのため、容積調整部材の溶接部の検査や補修を実施し易くなる。
【0010】
(3)(1)または(2)の鉄道車両用台車において、前記容積調整部材は、前記側梁を前記枕木方向に貫通していること、が好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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