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公開番号2025176443
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-12-04
出願番号2024082611
出願日2024-05-21
発明の名称原子炉
出願人三菱重工業株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類G21C 5/00 20060101AFI20251127BHJP(核物理;核工学)
要約【課題】装荷した燃料に応じて運転期間を延ばすこと。
【解決手段】原子炉101は、核燃料を含む炉心11と、炉心11の周りに配置され中性子を吸収する中性子吸収部55を有して炉心11に対する中性子吸収部55の位置を調整可能に設けられた複数の制御ドラム51と、炉心11において中性子エネルギーが高い燃料領域に配置される中性子増殖部26と、を含む。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項１】
核燃料を含む炉心と、
前記炉心の周りに配置され中性子を吸収する中性子吸収部を有して前記炉心に対する前記中性子吸収部の位置を調整可能に設けられた複数の制御部と、
前記炉心において中性子エネルギーが高い燃料領域に配置される中性子増殖部と、
を含む、原子炉。
続きを表示（約 230 文字）【請求項２】
前記中性子増殖部は、前記炉心の中央部に配置される、
請求項１に記載の原子炉。
【請求項３】
前記制御部は、中性子反射部をさらに有して前記炉心に対する前記中性子反射部の位置を調整可能に設けられ、
前記中性子増殖部は、前記炉心の外側部に配置される、
請求項１に記載の原子炉。
【請求項４】
前記中性子増殖部は、複数の前記核燃料が配置された間に配置される、
請求項１に記載の原子炉。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、原子炉に関する。
続きを表示（約 1,100 文字）【背景技術】
【０００２】
例えば、特許文献１には、燃料を含む炉心の周りに制御機構が配置された原子炉が記載されている。制御機構は、ドラム状に形成された外周の一部に中性子吸収体が設けられ、自身の回転によって中性子吸収体を燃料に対して接近させることで燃料の反応度を下げ、離隔させることで燃料の反応度を上げる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特許第７４２６３２３号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
ここで、燃料の反応度が高まれば、装荷した燃料に応じて原子炉の運転期間を延ばすことができる。このため、効率的に炉心の反応度を添加することが望まれている。
【０００５】
本開示は、上述した課題を解決するものであり、効率的に炉心の反応度を添加し、装荷した燃料に応じて運転期間を延ばすことのできる原子炉を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
上述の目的を達成するために、本開示の一態様に係る原子炉は、核燃料を含む炉心と、前記炉心の周りに配置され中性子を吸収する中性子吸収部を有して前記炉心に対する前記中性子吸収部の位置を調整可能に設けられた複数の制御部と、前記炉心において中性子エネルギーが高い燃料領域に配置される中性子増殖部と、を含む。
【発明の効果】
【０００７】
本開示は、装荷した燃料に応じて運転期間を延ばすことができる。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
図１は、実施形態に係る原子炉を用いた原子力発電システムの模式図である。
図２は、実施形態に係る原子炉の縦断面図である。
図３は、実施形態に係る原子炉の平断面図である。
図４は、実施形態に係る原子炉の動作を示す平断面図である。
図５は、実施形態に係る原子炉の他の構成例の平断面図である。
図６は、実施形態に係る原子炉の他の構成例の部分拡大斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
以下に、本開示に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
【００１０】
図１は、実施形態に係る原子炉を用いた原子力発電システムの模式図である。
（【００１１】以降は省略されています）

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