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公開番号
2025176310
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-12-04
出願番号
2024082341
出願日
2024-05-21
発明の名称
ディスク装置及びヘッドジンバルアセンブリ
出願人
株式会社東芝
,
東芝デバイス&ストレージ株式会社
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類
G11B
21/21 20060101AFI20251127BHJP(情報記憶)
要約
【課題】アンロード時における二つのHGAの干渉を抑制可能であってロードビームの剛性の低下を軽減可能なディスク装置を提供する。
【解決手段】一つの実施形態に係るディスク装置のHGAは、ロードビームを有する。前記ロードビームは、二つのサイドレールと、前記二つのサイドレールの間のプレートと、前記プレートの第1の平面と、前記プレートの端から突出するリフトタブと、前記第1の平面から突出するとともにスライダを支持する突起と、を有する。前記二つのサイドレールのそれぞれの縁は、第1の縁と、前記第1の縁から前記リフトタブに向かって延びる第2の縁と、前記第2の縁から前記第1の平面に近づくように当該第1の平面に対して傾斜して前記リフトタブまで延びる第3の縁と、を有する。前記スライダの端は、前記第3の縁の端と同一の位置にあり又は当該第3の縁の端よりも前記リフトタブから離間している。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
複数の磁気ディスクと、
ランプと、
前記複数の磁気ディスクのうち一つに対し情報を読み書きするよう構成されたスライダと、前記スライダを支持するロードビームと、をそれぞれが有し、前記スライダが前記複数の磁気ディスクのうち前記一つの上に配置されるロード位置と、前記ロードビームが前記ランプに支持されるアンロード位置と、の間で移動可能な複数のヘッドジンバルアセンブリと、
を具備し、
前記ロードビームは、二つのサイドレールと、前記二つのサイドレールの間に設けられたプレートと、前記ロード位置において前記複数の磁気ディスクのうち前記一つに向くよう構成された前記プレートの第1の平面と、前記第1の平面に沿う第1の方向における前記プレートの端から突出するとともに前記アンロード位置において前記ランプに支持されるよう構成されたリフトタブと、前記第1の方向の反対の第2の方向における前記第1の平面の端に接続されるとともに前記第1の平面に対して傾斜した前記プレートの第2の平面と、前記第1の平面から突出するとともに前記スライダを支持する突起と、を有し、
前記第1の平面が向く第3の方向における前記二つのサイドレールの縁は、前記プレートに接続され、
前記第3の方向の反対の第4の方向における前記二つのサイドレールのそれぞれの縁は、前記第1の平面よりも前記リフトタブから離間した第1の縁と、前記第1の縁から前記リフトタブに向かって延びる第2の縁と、前記第2の縁から前記第1の平面に近づくように当該第1の平面に対して傾斜して前記リフトタブまで延びる第3の縁と、を有し、
前記第2の縁は、前記第1の平面と平行に又は前記第1の平面に近づくように当該第1の平面に対して傾斜して、前記第3の縁まで延び、
前記第2の方向において、前記スライダの端は、前記第3の縁の端と同一の位置にあり又は当該第3の縁の端よりも前記リフトタブから離間している、
ディスク装置。
続きを表示(約 970 文字)
【請求項2】
前記第4の方向における前記リフトタブの縁は、前記第3の縁に連続する、
請求項1のディスク装置。
【請求項3】
前記第2の縁は、前記第3の縁に対して傾斜し、前記第1の平面との間の角度が前記第3の縁よりも小さい、
請求項1のディスク装置。
【請求項4】
前記アンロード位置において、前記複数のヘッドジンバルアセンブリのうち一つである第1のヘッドジンバルアセンブリの前記第3の縁と、前記複数のヘッドジンバルアセンブリのうち前記第1のヘッドジンバルアセンブリと隣り合う第2のヘッドジンバルアセンブリの前記第3の縁と、の間の角度は、前記第1のヘッドジンバルアセンブリの前記第2の縁と前記第2のヘッドジンバルアセンブリの前記第2の縁との間の角度よりも小さい、
請求項3のディスク装置。
【請求項5】
前記第2の縁は、前記第1の平面に近づくように当該第1の平面に対して傾斜して前記第3の縁まで延び、前記第1の平面との間の角度が前記第3の縁よりも小さい、傾斜縁を有する、
請求項3又は請求項4のディスク装置。
【請求項6】
前記第2の縁は、前記第1の縁から、前記第1の平面に近づくように当該第1の平面に対して傾斜して、前記第3の縁まで延びている、
請求項1のディスク装置。
【請求項7】
前記第2の方向において、前記突起の端は、前記第3の縁の端と同一の位置にあり又は当該第3の縁の端よりも前記リフトタブから離間している、
請求項1のディスク装置。
【請求項8】
前記第3の縁の前記第4の方向における端に凹部が設けられた、
請求項1のディスク装置。
【請求項9】
前記二つのサイドレールのそれぞれは、前記第4の方向における当該二つのサイドレールの前記縁と前記プレートとの間に設けられた側面を有し、
前記凹部は、前記第3の縁と前記側面との間の角に設けられる、
請求項8のディスク装置。
【請求項10】
前記第1の縁及び前記第2の縁は、前記側面に直接的に接続される、
請求項9のディスク装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、ディスク装置及びヘッドジンバルアセンブリに関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
ハードディスクドライブ(HDD)のようなディスク装置は、例えば、複数の磁気ディスクと、複数のヘッドジンバルアセンブリ(head gimbal assembly:HGA)と、ランプ(ramp)とを有する。HGAは、当該HGAのスライダ(slider)が磁気ディスクの表面上に位置するロード位置と、当該HGAがランプに保持されるアンロード位置と、の間で移動する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
米国特許出願公開第2003/0086207号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
HGAのロードビーム(load beam)は、当該ロードビームの先端に位置するリフトタブと、当該ロードビームの剛性を高めるサイドレールとを有する。アンロード位置において、リフトタブがランプに支持されることで、隣接する二つのHGAのリフトタブが互いに近接するようにロードビームが傾斜する。ロードビームが傾斜することで、二つのHGAのサイドレールは、リフトタブの近傍において互いに干渉する可能性がある。一方、サイドレールの幅が短くされると、ロードビームの剛性が低下する。
【0005】
本発明が解決する課題の一例は、アンロード時における二つのヘッドジンバルアセンブリの干渉を抑制可能であってロードビームの剛性の低下を軽減可能なディスク装置、及びヘッドジンバルアセンブリを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
一つの実施形態に係るディスク装置は、複数の磁気ディスクと、ランプと、複数のヘッドジンバルアセンブリと、を備える。前記複数のヘッドジンバルアセンブリは、前記複数の磁気ディスクのうち一つに対し情報を読み書きするよう構成されたスライダと、前記スライダを支持するロードビームと、をそれぞれが有し、前記スライダが前記複数の磁気ディスクのうち前記一つの上に配置されるロード位置と、前記ロードビームが前記ランプに支持されるアンロード位置と、の間で移動可能である。前記ロードビームは、二つのサイドレールと、前記二つのサイドレールの間に設けられたプレートと、前記ロード位置において前記複数の磁気ディスクのうち前記一つに向くよう構成された前記プレートの第1の平面と、前記第1の平面に沿う第1の方向における前記プレートの端から突出するとともに前記アンロード位置において前記ランプに支持されるよう構成されたリフトタブと、前記第1の方向の反対の第2の方向における前記第1の平面の端に接続されるとともに前記第1の平面に対して傾斜した前記プレートの第2の平面と、前記第1の平面から突出するとともに前記スライダを支持する突起と、を有する。前記第1の平面が向く第3の方向における前記二つのサイドレールの縁は、前記プレートに接続される。前記第3の方向の反対の第4の方向における前記二つのサイドレールのそれぞれの縁は、前記第1の平面よりも前記リフトタブから離間した第1の縁と、前記第1の縁から前記リフトタブに向かって延びる第2の縁と、前記第2の縁から前記第1の平面に近づくように当該第1の平面に対して傾斜して前記リフトタブまで延びる第3の縁と、を有する。前記第2の縁は、前記第1の平面と平行に又は前記第1の平面に近づくように当該第1の平面に対して傾斜して、前記第3の縁まで延びている。前記第2の方向において、前記スライダの端は、前記第3の縁の端と同一の位置にあり又は当該第3の縁の端よりも前記リフトタブから離間している。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、第1の実施形態に係るHDDを分解して示す例示的な斜視図である。
図2は、第1の実施形態の磁気ディスク、HSA、及びランプロード機構を概略的に示す例示的な平面図である。
図3は、第1の実施形態のHGA及びアームを示す例示的な平面図である。
図4は、第1の実施形態の磁気ディスクとロード位置におけるHGAとを示す例示的な側面図である。
図5は、第1の実施形態のランプロード機構とアンロード位置におけるHGAとを示す例示的な側面図である。
図6は、第1の実施形態のHGAを図3のF6-F6線に沿って示す例示的な断面図である。
図7は、第2の実施形態に係るランプロード機構とアンロード位置におけるHGAとを示す例示的な側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
(第1の実施形態)
以下に、第1の実施形態について、図1乃至図6を参照して説明する。なお、本明細書において、実施形態に係る構成要素及び当該要素の説明が、複数の表現で記載されることがある。構成要素及びその説明は、一例であり、本明細書の表現によって限定されない。構成要素は、本明細書におけるものとは異なる名称でも特定され得る。また、構成要素は、本明細書の表現とは異なる表現によっても説明され得る。
【0009】
以下の説明において、「抑制する」は、例えば、事象、作用、若しくは影響の発生を防ぐこと、又は事象、作用、若しくは影響の度合いを低減させること、として定義される。また、以下の説明において、「制限する」は、例えば、移動若しくは回転を防ぐこと、又は移動若しくは回転を所定の範囲内で許容するとともに当該所定の範囲を超えた移動若しくは回転を防ぐこと、として定義される。
【0010】
図1は、第1の実施形態に係るハードディスクドライブ(HDD)10を分解して示す例示的な斜視図である。HDD10は、ディスク装置の一例であり、電子機器、記憶装置、外部記憶装置、又は磁気ディスク装置とも称され得る。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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