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公開番号2025176307
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-12-04
出願番号2024082336
出願日2024-05-21
発明の名称魚量情報表示システムおよび魚量情報表示方法
出願人古野電気株式会社
代理人個人,個人
主分類G01S 15/96 20060101AFI20251127BHJP(測定;試験)
要約【課題】自船の航跡上に存在する魚量を正確かつ簡易にユーザに把握させ得る画像を表示可能な魚量情報表示システムおよび魚量情報表示方法を提供する。
【解決手段】魚量情報表示システム10は、円錐状の走査面に沿って受信ビームを走査させて魚群を探知する水中探知装置100と、自船の現在位置および現在位置までの航跡を表示するプロッタ装置200と、を備える。水中探知装置100は、複数の超音波振動子から出力される電気信号に基づいて、魚量指標を算出する魚量指標計算部と、魚量指標をプロッタ装置200に送信するための通信部と、を備える。プロッタ装置200は、魚量指標を受信するための通信部と、魚量指標に基づく魚量情報を航跡に関連付けて表示させる魚量表示重畳部と、を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
円錐状の走査面に沿って受信ビームを走査させて魚群を探知する水中探知装置と、
自船の現在位置および前記現在位置までの航跡を表示するプロッタ装置と、を備え、
前記水中探知装置は、
複数の超音波振動子から出力される電気信号に基づいて、魚量指標を算出する魚量指標計算部と、
前記魚量指標を前記プロッタ装置に送信するための通信部と、を備え、
前記プロッタ装置は、
前記魚量指標を受信するための通信部と、
前記魚量指標に基づく魚量情報を前記航跡に関連付けて表示させる魚量表示重畳部と、を備える、
ことを特徴とする魚量情報表示システム。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
請求項1に記載の魚量情報表示システムにおいて、
前記魚量情報は、前記魚量指標の値に応じた魚量画像を含み、
前記魚量表示重畳部は、前記航跡上の所定の位置に前記魚量画像を表示させる、
ことを特徴とする魚量情報表示システム。
【請求項3】
請求項2に記載の魚量情報表示システムにおいて、
前記魚量画像は、前記魚量指標の値に応じた径および色の少なくとも一方により構成される円である、
ことを特徴とする魚量情報表示システム。
【請求項4】
請求項2に記載の魚量情報表示システムにおいて、
前記魚量画像は、前記魚量指標の値に応じた幅および色の少なくとも一方により構成される帯である、
ことを特徴とする魚量情報表示システム。
【請求項5】
請求項1に記載の魚量情報表示システムにおいて、
前記魚量情報は、前記魚量指標の値を含み、
前記魚量表示重畳部は、前記航跡上の所定の位置に前記魚量指標の値を表示させる、
ことを特徴とする魚量情報表示システム。
【請求項6】
請求項1ないし5の何れか一項に記載の魚量情報表示システムにおいて、
前記魚量表示重畳部は、前記魚量指標の値が所定の閾値以上である場合に、前記魚量情報を表示させる、
ことを特徴とする魚量情報表示システム。
【請求項7】
請求項1に記載の魚量情報表示システムにおいて、
前記魚量指標を補正するための補正値の入力を受け付ける補正値受付処理部をさらに備え、
前記魚量指標計算部は、前記補正値に基づいて、前記魚量指標の算出式を補正する、
ことを特徴とする魚量情報表示システム。
【請求項8】
請求項7に記載の魚量情報表示システムにおいて、
前記算出式は、魚量補正係数を含み、
前記補正値は、補正倍率であり、
前記魚量指標計算部は、前記魚量補正係数に前記補正倍率を乗じた値を新たな前記魚量補正係数として、前記魚量指標を算出する、
ことを特徴とする魚量情報表示システム。
【請求項9】
請求項8に記載の魚量情報表示システムにおいて、
前記算出式は、捕獲対象の一尾あたりの魚の重量およびターゲットストレングスと、送信波の強度および送受波器の受信感度とを含む第1の数式と、これらを含まない第2の数式とからなる原型の算出式に対して、前記第1の数式を、前記第1の数式の概数と前記魚量補正係数とからなる数式に置き換えたものである、
ことを特徴とする魚量情報表示システム。
【請求項10】
請求項1に記載の魚量情報表示システムにおいて、
探索範囲のうち前記魚量指標の算出対象とされる対象領域の指定を受け付ける対象領域受付処理部をさらに備え、
前記魚量指標計算部は、指定された前記対象領域に対する前記魚量指標を算出する、
ことを特徴とする魚量情報表示システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、自船の位置および航跡とともに航跡上の魚量に関する情報を表示する魚量情報表示システムおよび魚量情報表示方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、水中の魚群を探知する魚群探知装置が知られている。この種の魚群探知装置では、船底から鉛直下向きに超音波が送波され、その反射波が受波される。反射波の強度に応じたエコーデータが生成され、生成されたエコーデータに基づいてエコー画像が表示される。
【0003】
この種の魚群探知装置では、魚群から反射されたエコーの音響強度を積分することで、一定範囲の海域に存在する魚群の量に比例する値を得ることができる。魚群探知装置がGPS(Global Positioning System)機能を備える場合、自船の航跡上に、上記積分値の大きさに比例した大きさの円等を重ねた画像を表示できる。以下の特許文献1には、このような構成を備えた魚群探知機が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平10-197622号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、魚群探知機は、自船直下の狭い範囲において超音波を送受波するため、巻き網漁の対象範囲である数百メートル径の範囲の魚量情報を1回の送受波では取得できない。
【0006】
また、魚群探知機は、自船直下に超音波を送波するため、超音波の送波期間に対応する深度範囲、すなわち、海面付近の深度範囲からのエコーを正常に受信できない。このため、海面付近に分布する魚の魚量情報を適正に取得できない。
【0007】
また、自船が放射する雑音によって、自船直下の魚が逃避することがある。このため、自船直下の魚を探知する魚群探知機では、魚量情報を正確に取得することが困難である。
【0008】
さらに、音響強度の積分値から魚の重量 (トン数) を推定するには,魚群探知機の送波および受波に関するパラメータや、魚のターゲットストレングス等のパラメータを取得して、適切な計算式を適用する必要がある。一般の漁業者にとって、この作業は極めて困難である。
【0009】
かかる課題に鑑み、本発明は、自船の航跡上に存在する魚量を正確かつ簡易にユーザに把握させ得る画像を表示可能な魚量情報表示システムおよび魚量情報表示方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の第1の態様は魚量情報表示システムに関する。この態様に係る魚量情報表示システムは、円錐状の走査面に沿って受信ビームを走査させて魚群を探知する水中探知装置と、自船の現在位置および前記現在位置までの航跡を表示するプロッタ装置と、を備える。前記水中探知装置は、複数の超音波振動子から出力される電気信号に基づいて、魚量指標を算出する魚量指標計算部と、前記魚量指標を前記プロッタ装置に送信するための通信部と、を備える。前記プロッタ装置は、前記魚量指標を受信するための通信部と、前記魚量指標に基づく魚量情報を前記航跡に関連付けて表示させる魚量表示重畳部と、を備える。
(【0011】以降は省略されています)

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