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公開番号2025162804
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-28
出願番号2024066231
出願日2024-04-16
発明の名称遊泳速度測定装置、遊泳速度測定方法、及びプログラム
出願人古野電気株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G01S 15/58 20060101AFI20251021BHJP(測定;試験)
要約【課題】遊泳速度の計測精度を向上させることが可能な遊泳速度測定装置を提供する。
【解決手段】遊泳速度測定装置は、定期的に水中に発射され、水中を遊泳する遊泳物により反射された超音波ピングに基づいてエコー信号を生成するトランスデューサと、2つのエコー信号の位相差に基づいて、遊泳物の視線速度を算出する視線速度算出部と、2つのエコー信号に基づいて、時間に対する遊泳物とトランスデューサの間の距離の一次微分を算出する距離微分算出部と、視線速度と距離の一次微分とに基づいて、遊泳物の遊泳速度を算出する遊泳速度算出部と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
定期的に水中に発射され、前記水中を遊泳する遊泳物により反射された超音波ピングに基づいてエコー信号を生成するトランスデューサと、
2つの前記エコー信号の位相差に基づいて、前記遊泳物の視線速度を算出する視線速度算出部と、
前記2つの前記エコー信号に基づいて、時間に対する前記遊泳物と前記トランスデューサの間の距離の一次微分を算出する距離微分算出部と、
前記視線速度と前記距離の一次微分とに基づいて、前記遊泳物の遊泳速度を算出する遊泳速度算出部と、
を備える、遊泳速度測定装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記遊泳速度算出部は、前記視線速度と前記距離の一次微分との比較に基づいて、前記視線速度を補正する、
請求項1に記載の遊泳速度測定装置。
【請求項3】
前記遊泳速度算出部は、前記補正された視線速度と前記距離との積に基づいて、前記遊泳速度を算出する、
請求項2に記載の遊泳速度測定装置。
【請求項4】
前記遊泳速度算出部は、前記積が時間に関する一次関数であることに基づいて、前記遊泳速度を算出する、
請求項3に記載の遊泳速度測定装置。
【請求項5】
前記遊泳速度算出部は、前記一次関数の傾きが前記遊泳速度の二乗に対応することに基づいて、前記遊泳速度を算出する、
請求項4に記載の遊泳速度測定装置。
【請求項6】
前記エコー信号において同じ前記遊泳物からのエコーをトラッキングするトラッキング部をさらに備える、
請求項1に記載の遊泳速度測定装置。
【請求項7】
前記トランスデューサは、シングルビームトランスデューサである、
請求項1に記載の遊泳速度測定装置。
【請求項8】
前記トランスデューサは、1又は複数の受波ビームを形成することで前記エコー信号を生成し、
前記2つの前記エコー信号は、前記1又は複数の受波ビームの1つで生成される、
請求項1に記載の遊泳速度測定装置。
【請求項9】
トランスデューサで、定期的に水中に発射され、前記水中を遊泳する遊泳物により反射された超音波ピングに基づいてエコー信号を生成し、
2つの前記エコー信号の位相差に基づいて、前記遊泳物の視線速度を算出し、
前記2つの前記エコー信号に基づいて、時間に対する前記遊泳物と前記トランスデューサの間の距離の一次微分を算出し、
前記視線速度と前記距離の一次微分とに基づいて、前記遊泳物の遊泳速度を算出する、
遊泳速度測定方法。
【請求項10】
トランスデューサで、定期的に水中に発射され、前記水中を遊泳する遊泳物により反射された超音波ピングに基づいて生成されたエコー信号を取得すること、
2つの前記エコー信号の位相差に基づいて、前記遊泳物の視線速度を算出すること、
前記2つの前記エコー信号に基づいて、時間に対する前記遊泳物と前記トランスデューサの間の距離の一次微分を算出すること、及び
前記視線速度と前記距離の一次微分とに基づいて、前記遊泳物の遊泳速度を算出すること、
をコンピュータに実行させるためのプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、遊泳速度測定装置、遊泳速度測定方法、及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、シングルビームトランスデューサを用い、トランスデューサと魚の距離が双曲線に従って時間とともに変化することを利用して、魚の遊泳速度を算出する技術が開示されている(段落0085~0094参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-158950号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に開示された技術では、遊泳速度の計測精度が十分でない。
【0005】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その主な目的は、遊泳速度の計測精度を向上させることが可能な遊泳速度測定装置、遊泳速度測定方法、及びプログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するため、本発明の一の態様の遊泳速度測定装置は、定期的に水中に発射され、前記水中を遊泳する遊泳物により反射された超音波ピングに基づいてエコー信号を生成するトランスデューサと、2つの前記エコー信号の位相差に基づいて、前記遊泳物の視線速度を算出する視線速度算出部と、前記2つの前記エコー信号に基づいて、時間に対する前記遊泳物と前記トランスデューサの間の距離の一次微分を算出する距離微分算出部と、前記視線速度と前記距離の一次微分とに基づいて、前記遊泳物の遊泳速度を算出する遊泳速度算出部と、を備える。これによれば、遊泳速度の計測精度を向上させることが可能となる。
【0007】
上記態様において、前記遊泳速度算出部は、前記視線速度と前記距離の一次微分との比較に基づいて、前記視線速度を補正してもよい。これによれば、遊泳速度の計測精度を向上させることが可能となる。
【0008】
上記態様において、前記遊泳速度算出部は、前記補正された視線速度と前記距離との積に基づいて、前記遊泳速度を算出してもよい。これによれば、遊泳速度の計測精度を向上させることが可能となる。
【0009】
上記態様において、前記遊泳速度算出部は、前記積が時間に関する一次関数であることに基づいて、前記遊泳速度を算出してもよい。これによれば、遊泳速度の計測精度を向上させることが可能となる。
【0010】
上記態様において、前記遊泳速度算出部は、前記一次関数の傾きが前記遊泳速度の二乗に対応することに基づいて、前記遊泳速度を算出してもよい。これによれば、遊泳速度の計測精度を向上させることが可能となる。
(【0011】以降は省略されています)

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