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公開番号
2025176075
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-12-03
出願番号
2025142997,2020118794
出願日
2025-08-29,2020-07-09
発明の名称
血液浄化装置
出願人
日機装株式会社
代理人
弁理士法人谷・阿部特許事務所
主分類
A61M
1/36 20060101AFI20251126BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】血液回路内の血液を体内に戻す血液浄化装置を提供する。
【解決手段】血液浄化装置は、血液浄化器を介して接続される血液回路および透析液回路と、透析液回路に接続された空気導入路と、透析液回路または空気導入路に設けられると共に、空気導入路を介して透析液回路内に空気を導入することによって透析液回路を陽圧にする空気導入部と、透析液回路から血液回路に透析液が流動するよう空気導入部を制御し、透析液回路から血液回路に透析液を流動させることによって血液回路および血液浄化器内の血液を体内に戻すよう、血液回路および透析液回路を制御する制御装置と、を含む。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
血液浄化器を介して接続される血液回路および透析液回路と、
前記透析液回路に接続された空気導入路と、
前記透析液回路または前記空気導入路に設けられると共に、前記空気導入路を介して前記透析液回路内に空気を導入することによって前記透析液回路を陽圧にする空気導入部と、
前記透析液回路から前記血液回路に透析液が流動するよう前記空気導入部を制御し、前記透析液回路から前記血液回路に前記透析液を流動させることによって前記血液回路および前記血液浄化器内の血液を体内に戻すよう、前記血液回路および前記透析液回路内の圧力を制御する制御装置と、
を備えることを特徴とする、血液浄化装置。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記透析液回路に設けられ、前記透析液回路を流れる透析液を清浄化および貯留する透析液フィルタ
をさらに備え、
前記空気導入部は、前記透析液フィルタに空気を導入して、前記透析液フィルタに貯留する透析液を透析液回路に押し出す
ことを特徴とする、請求項1に記載の血液浄化装置。
【請求項3】
前記透析液フィルタは、少なくとも第1の透析液フィルタおよび第2の透析液フィルタを含み、
前記制御装置は、前記第1の透析液フィルタに貯留した前記透析液が前記透析液回路に押し出されたと判定すると、前記第2の透析液フィルタに空気を導入するよう前記空気導入部を制御する
ことを特徴とする、請求項2に記載の血液浄化装置。
【請求項4】
前記空気導入部と前記第1の透析液フィルタとの間に設けられた第1の開閉弁と、
前記空気導入部と前記第2の透析液フィルタとの間に設けられた第2の開閉弁と
をさらに備え、
前記制御装置は、前記第1の透析液フィルタに貯留した前記透析液が前記透析液回路に押し出されたと判定すると、第1の開閉弁を閉鎖し、前記第2の開閉弁を開放するよう制御する
ことを特徴とする、請求項3に記載の血液浄化装置。
【請求項5】
前記制御装置は、前記透析液が前記透析液回路から前記血液浄化器を介して前記血液回路を流れるよう前記透析液回路および前記血液回路を制御することを特徴とする、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の血液浄化装置。
【請求項6】
前記血液回路は、返血側回路を含み、
前記制御装置は、前記透析液が前記透析液回路から前記血液浄化器を介して前記返血側回路を流れるよう前記透析液回路および前記血液回路を制御する
ことを特徴とする、請求項5に記載の血液浄化装置。
【請求項7】
前記血液回路は、脱血側回路を含み、
前記制御装置は、前記透析液が前記透析液回路から前記血液浄化器を介して前記脱血側回路を流れるよう前記透析液回路および前記血液回路を制御する
ことを特徴とする、請求項5に記載の血液浄化装置。
【請求項8】
前記制御装置は、前記透析液回路から前記血液回路に前記透析液が流動するよう、前記空気導入部からの空気の流量を制御することを特徴とする、請求項1乃至7のいずれか一項に記載の血液浄化装置。
【請求項9】
前記血液回路内の液体を送液するよう駆動する血液ポンプ
をさらに備え、
前記制御装置は、前記血液ポンプが駆動しないよう前記血液ポンプを制御する状態で、前記空気導入部からの空気の流量を制御して、前記透析液回路から前記血液回路に透析液を流動させる
ことを特徴とする、請求項1乃至8のいずれか一項に記載の血液浄化装置。
【請求項10】
前記制御装置は、前記透析液回路に前記空気が導入されることによって生じる前記透析液回路内の圧力が、予め定められた閾値を超えないよう、前記空気導入部を制御することを特徴とする、請求項8に記載の血液浄化装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、血液浄化装置に関し、特に、透析液フィルタ内の透析液を使用して、血液回路に残存した血液を体内に戻す血液浄化装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
人間の臓器の一部である腎臓が正常に機能しなくなると(腎不全)、体内の余分な水分を尿にし、体内の不要な老廃物を排出するなどの機能が働かなくなる。腎不全に対応するために、患者からの血液を体外循環させて、血液浄化器により血液中の老廃物および水分を漉す治療(透析治療)を行うための血液浄化装置(透析装置)が使用される。
【0003】
血液浄化装置は、患者から血液を抜き取り、血液回路を通じて血液浄化器(血液流路)に血液を導入すると共に、透析液の供給源(透析液供給部)から透析液回路を通じて血液浄化器(透析液流路)に透析液を導入する。そして、血液浄化装置は、血液浄化器を介して血液と透析液との間で老廃物や電解質等の成分を交換して血液を浄化し、浄化した血液を体内に戻す。透析治療により、血液が血液回路に導入された後、血液が血液回路に残存するため、生理食塩水を血液回路に流すことによって残存した血液を体内に戻す(返血)ことが一般に行われている。この生理食塩水の代替液として、透析液が使用されることもある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第5693890号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1は、濾過フィルタ内の透析液を血液回路に供給することによって、血液回路内の血液を体内に戻す血液浄化装置を開示している。特許文献1に記載された血液浄化装置は、空気導入ラインによって濾過フィルタに空気を導入し、バックアップバッテリにより作動する血液ポンプの回転によって、濾過フィルタ内の透析液を血液回路に引き込む。このような構成によって、血液浄化装置への電力供給が停止した場合でも返血を行うことができる。
【0006】
特許文献1に記載された血液浄化装置では、空気導入ラインの先端を空気開放し、血液回路において透析液を引き出すために血液ポンプを回転させる。よって、血液ポンプの回転に生じる圧力により、血液ポンプの入口側の回路部分が陰圧になる可能性があり、返血するうえで望ましくない。
【0007】
本発明は、血液回路内が陰圧になることを防止または緩和しつつ患者に返血する血液浄化装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
実施形態に係る血液浄化装置は、血液浄化器を介して接続される血液回路および透析液回路と、前記透析液回路に接続された空気導入路と、前記透析液回路または前記空気導入路に設けられると共に、前記空気導入路を介して前記透析液回路内に空気を導入することによって前記透析液回路を陽圧にする空気導入部 と、前記透析液回路から前記血液回路に前記透析液が流動するよう前記空気導入部を制御し、前記透析液回路から前記血液回路に前記透析液を流動させることによって前記血液回路および前記血液浄化器内の血液を体内に戻すよう、前記血液回路および前記透析液回路 を制御する制御装置と、を備える。
【0009】
別の実施形態に係る血液浄化装置によって実行される方法は、血液浄化器を介して接続された血液回路および透析液回路と、前記透析液回路に接続された空気導入路と、前記透析液回路または前記空気導入路に設けられると共に、前記空気導入路を介して前記透析液回路内に空気を導入することによって前記透析液回路を陽圧にする空気導入部と、制御装置とを含む血液浄化装置によって実行される方法であって、前記制御装置によって、前記透析液回路から前記血液回路に前記透析液が流動するよう前記空気導入部を制御するステップと、前記透析液回路から前記血液回路に前記透析液を流動させることによって前記血液回路および前記血液浄化器内の血液を体内に戻すよう、前記血液回路および前記透析液回路を制御するステップと、を備える。
【発明の効果】
【0010】
実施形態に係る血液浄化装置によれば、血液回路が陰圧になることを防止することができ、または陰圧状態を緩和することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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