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公開番号2025175425
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-12-03
出願番号2024081527
出願日2024-05-20
発明の名称窒化物半導体装置の製造方法
出願人富士電機株式会社
代理人弁理士法人RYUKA国際特許事務所
主分類H10D 30/01 20250101AFI20251126BHJP()
要約【課題】窒化物半導体装置の製造方法を提供する。
【解決手段】方法は、窒化物半導体層25の上方に、シリコンを含むアモルファスの保護膜30を設ける段階と、熱間等方加圧装置110で、1MPa以上、1GPa以下の圧力条件及び1200℃以上、1500℃以下の温度条件において、保護膜が設けられた窒化物半導体層を熱処理する段階と、を備える。保護膜は、窒化物半導体層と接していてよく、SiO2、SiNまたはSiONの少なくとも1つを含む。
【選択図】図3C
特許請求の範囲【請求項1】
窒化物半導体層の上方に、シリコンを含むアモルファスの保護膜を設ける段階と、
1MPa以上、1GPa以下の圧力条件および、1200℃以上、1500℃以下の温度条件において、前記保護膜が設けられた前記窒化物半導体層を熱処理する段階と
を備える
窒化物半導体装置の製造方法。
続きを表示(約 840 文字)【請求項2】
前記保護膜は、前記窒化物半導体層と接する
請求項1に記載の窒化物半導体装置の製造方法。
【請求項3】
前記保護膜は、SiO

、SiNまたはSiONの少なくとも1つを含む
請求項1に記載の窒化物半導体装置の製造方法。
【請求項4】
前記保護膜は単層である
請求項1に記載の窒化物半導体装置の製造方法。
【請求項5】
前記保護膜を設ける段階は、
前記窒化物半導体層と接する第1保護層を設ける段階と、
前記第1保護層の上方において、前記第1保護層と異なる材料を含む第2保護層を設ける段階と
を含む
請求項1に記載の窒化物半導体装置の製造方法。
【請求項6】
前記第1保護層は、SiO

、SiNまたはSiONの少なくとも1つを含む
請求項5に記載の窒化物半導体装置の製造方法。
【請求項7】
前記第2保護層は、SiO

、SiN、SiON、AlN、Al



またはAlGaNの少なくとも1つを含む
請求項5に記載の窒化物半導体装置の製造方法。
【請求項8】
前記保護膜の厚さは、10nm以上、500nm以下である
請求項1から7のいずれか一項に記載の窒化物半導体装置の製造方法。
【請求項9】
前記保護膜の厚さは、10nm以上、50nm以下である
請求項1から7のいずれか一項に記載の窒化物半導体装置の製造方法。
【請求項10】
前記熱処理する段階における圧力は、前記窒化物半導体層の平衡蒸気圧の0.1%以上、1000%以下である
請求項1から7のいずれか一項に記載の窒化物半導体装置の製造方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、窒化物半導体装置の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には「AlN(窒化アルミニウム)膜である」保護膜を用いて「予め定められた温度および圧力において一定時間GaN層12を含む被処理積層体60をアニールする」と記載されている。特許文献2には「キャップ層20としてSiO

を用いる」窒化物半導体装置の製造方法であって、「1,200℃以下で熱処理する」と記載されている。特許文献3には「アモルファスのアニール用保護膜42」を用いて「1200℃以上の温度であって、アンモニア雰囲気下、且つ、10kPa未満の低い圧力で窒化物半導体層20を加熱する」と記載されている。
【0003】
特許文献2には「なお、キャップ層20を設けていたとしても、1,200℃よりも高い温度で積層体10を熱処理すると主面15の結晶構造に荒れが生じる」と記載されている。また、特許文献3には「アニール処理工程が実施されると、アモルファスであったアニール用保護膜42が結晶化する」と記載されている。
[先行技術文献]
[特許文献]
[特許文献1] 特許第6911281号公報
[特許文献2] 特許第6217719号公報
[特許文献3] 国際公開第2021/161509号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
窒化物半導体装置の製造方法において、熱処理する段階における窒化物半導体層の熱分解を抑制することが好ましい。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の第1の態様においては、窒化物半導体層の上方に、シリコンを含むアモルファスの保護膜を設ける段階と、1MPa以上、1GPa以下の圧力条件および、1200℃以上、1500℃以下の温度条件において、前記保護膜が設けられた前記窒化物半導体層を熱処理する段階とを備える、窒化物半導体装置の製造方法を提供する。
【0006】
上記窒化物半導体装置の製造方法において、前記保護膜は、前記窒化物半導体層と接してよい。
【0007】
上記いずれかの窒化物半導体装置の製造方法において、前記保護膜は、SiO

、SiNまたはSiONの少なくとも1つを含んでよい。
【0008】
上記いずれかの窒化物半導体装置の製造方法において、前記保護膜は単層であってよい。
【0009】
上記いずれかの窒化物半導体装置の製造方法において、前記保護膜を設ける段階は、前記窒化物半導体層と接する第1保護層を設ける段階と、前記第1保護層の上方において、前記第1保護層と異なる材料を含む第2保護層を設ける段階とを含んでよい。
【0010】
上記いずれかの窒化物半導体装置の製造方法において、前記第1保護層は、SiO

、SiNまたはSiONの少なくとも1つを含んでよい。
(【0011】以降は省略されています)

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