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公開番号2025174930
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-28
出願番号2025082008
出願日2025-05-15
発明の名称閉ループ血糖値制御システムおよび方法
出願人ダイアベループ
代理人個人,個人,個人
主分類G16H 20/10 20180101AFI20251120BHJP(特定の用途分野に特に適合した情報通信技術)
要約【課題】閉ループ血糖値制御システムおよび方法を提供すること。
【解決手段】インスリン注入デバイス(20)の制御パラメータの推奨値を決定するための制御デバイス(30)。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
インスリン注入デバイス(20)の制御パラメータの推奨値を決定するための制御デバイス(30)であって、
ユーザデータを取得するように構成された取得ユニット(32)であって、前記ユーザデータの各データが、タイムスタンプを有し、前記ユーザデータは、特定ユーザに紐づけされ、前記ユーザデータは、
前記特定ユーザに注入されたインスリンの量、
前記特定ユーザが摂取した炭水化物の量、および
少なくとも測定された血糖値を含む、前記特定ユーザの複数の生理学的数値データ
を少なくとも含む、取得ユニット(32)と、
インスリン感受性係数(ISF)に少なくとも基づき前記推奨値を決定するように構成された推奨ユニット(34)と
を備え、
前記ISFは、前記複数の生理学的数値データのうちの少なくとも1つの測定された血糖値の関数である、制御デバイス(30)。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記ISFは、前記複数の生理学的数値データのうちの少なくとも1つの測定された血糖値の減少関数である、請求項1に記載のインスリン注入デバイス(20)の制御パラメータの推奨値を決定するための制御デバイス(30)。
【請求項3】
前記ISFは、ISF=m×Gly+bのような、前記複数の生理学的数値データのうちの少なくとも1つの測定された血糖値の関数であり、ここで、
Glyは、前記複数の生理学的数値データのうちの前記少なくとも1つの測定された血糖値であり、例えば時間的に最も直近において測定された血糖値などであり、
mは、係数であり、
bは、定数である、請求項1に記載のインスリン注入デバイス(20)の制御パラメータの推奨値を決定するための制御デバイス(30)。
【請求項4】
前記推奨ユニット(34)は、前記ユーザデータの少なくとも一部分および前記ISFを使用して前記特定ユーザに対応するグルコース-インスリン系の生理学的モデルを計算することによって決定された予測される血糖値に少なくとも基づいて前記推奨値を決定するように構成される、請求項1から3のいずれかに一項に記載のインスリン注入デバイス(20)の制御パラメータの推奨値を決定するための制御デバイス(30)。
【請求項5】
前記推奨ユニット(34)は、前記複数の生理学的数値データのうちの少なくとも1つの測定された血糖値の増加関数であるインスリンの作用速度を利用して前記特定ユーザに対応するグルコース-インスリン系の生理学的モデルを計算することによって決定された予測される血糖値に少なくとも基づいて、前記推奨値を決定するように構成される、請求項4に記載のインスリン注入デバイス(20)の制御パラメータの推奨値を決定するための制御デバイス(30)。
【請求項6】
前記ISFは、前記複数の生理学的数値データのうちの少なくとも1つの測定された血糖値の減少関数であり、少なくとも1つの過去のISFに依拠する、請求項1から5のいずれか一項に記載のインスリン注入デバイス(20)の制御パラメータの推奨値を決定するための制御デバイス(30)。
【請求項7】
前記ISFは、前記複数の生理学的数値データのうちの少なくとも1つの測定された血糖値の減少関数であり、複数の過去のISFの平均値に依拠する、請求項1から6のいずれか一項に記載のインスリン注入デバイス(20)の制御パラメータの推奨値を決定するための制御デバイス(30)。
【請求項8】
前記ISFは、前記複数の生理学的数値データのうちの少なくとも1つの測定された血糖値の減少関数であり、自動学習したISFに依拠する、請求項1から7のいずれか一項に記載のインスリン注入デバイス(20)の制御パラメータの推奨値を決定するための制御デバイス(30)。
【請求項9】
前記ISFは、自動学習した血糖係数に依拠する、請求項1から8のいずれか一項に記載のインスリン注入デバイス(20)の制御パラメータの推奨値を決定するための制御デバイス(30)。
【請求項10】
前記ISFは、前記複数の生理学的数値データのうちの少なくとも1つの測定された血糖値の減少関数であり、自動学習したISFおよび自動学習した血糖係数に依拠する、請求項1から9のいずれか一項に記載のインスリン注入デバイス(20)の制御パラメータの推奨値を決定するための制御デバイス(30)。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、制御されたインスリン投与を患者に対して行うための閉ループ血糖値制御システムの分野に関する。かかるシステムは、人工膵臓としても知られる。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
人工膵臓は、測定された血糖値の履歴、食事の履歴、およびインスリンの履歴に基づき糖尿病患者またはユーザのインスリン摂取量を自動的に調整するシステムである。
【0003】
本発明は、特にインスリン感受性係数(ISF)に関する。このインスリン感受性係数は、インスリンに対する患者の身体の感受性に基づき適切なインスリン投与量を決定するために利用され得るものであり、これにより最適な血糖コントロールを維持するためのインスリン投与量のより正確な調節が可能になる。
【0004】
例えば、生理学的モデルの精度および信頼度を改善することによりインスリン感受性係数をベースとするシステムの性能を向上させることが望ましい。インスリン感受性のより正確な予測は、インスリン必要量のより正確な推定を可能にし、それにより高血糖および低血糖の両リスクが低下する。この予測精度の改善は、インスリン療法の最適化および糖尿病管理全体の改善の確保にとって非常に重要である。
【0005】
米国特許出願公開第20090054753A1号は、インスリン投与に対する身体反応の一般的な尺度としてのインスリン感受性について開示している。この係数は、患者の生理学的状態が変化することにより変わり得るものであり、治療に対する患者の反応の判断において有用となり得る。患者のインスリン感受性は、例えば医療提供者による入力、他の症状からの推定、または以前のインスリン投与および血糖値測定情報からの判定によってなど、様々な方法で判定することができる。インスリン感受性は、次回のサンプリング時期を決定するためのパラメータとして利用することが可能である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
米国特許出願公開第20090054753A1号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明の目的は、この状況を改善することである。
【0008】
したがって、本発明の目的は、上記に示した技術的課題を少なくとも部分的に解決することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
したがって、本発明は、インスリン注入デバイスの制御パラメータの推奨値を決定するための制御デバイスに関する。この制御デバイスは、
ユーザデータを取得するように構成された取得ユニットであって、ユーザデータの各データがタイムスタンプを有し、ユーザデータが特定ユーザに紐づけされ、ユーザデータが、
特定ユーザに注入されたインスリンの量、
特定ユーザが摂取した炭水化物の量、および
少なくとも測定された血糖値を含む、特定ユーザの複数の生理学的数値データ
を少なくとも含む、取得ユニットと、
インスリン感受性係数(ISF)に少なくとも基づき推奨値を決定するように構成された推奨ユニットと
を備え、
ISFは、複数の生理学的数値データのうちの少なくとも1つの測定された血糖値の関数である。
【0010】
少なくとも1つの測定された血糖値の関数であるISFを使用することにより、推奨ユニットは、特定ユーザのニーズに適合した推奨値をより正確に決定することが可能となる。なぜなら、ISFは、特定ユーザごとにおよび測定された血糖値ごとに異なり得るものだからである。
(【0011】以降は省略されています)

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