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公開番号2025173836
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-28
出願番号2024079638
出願日2024-05-15
発明の名称蓄電装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類H01M 50/30 20210101AFI20251120BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】排煙空間のガスを排気口から排出しながら排気口からブラストが排出されるのを抑制することが可能な蓄電装置を提供する。
【解決手段】蓄電装置100は、複数の蓄電セル10と、ロアケース31およびシェアパネル33を含む筐体30と、シェアパネル33に配置されたカバー部材40とを備える。シェアパネル33は、ロアケース31の底板31cとの間に排煙空間S1を形成しており、排煙空間S1は、外側経路規定部90によって封止されている。シェアパネル33は、排気口33bが形成されているパネル本体33aと、排気口33bの周囲の部分から上方に起立する起立壁33dとを有する。カバー部材40は、起立壁33dを包囲する周壁部41と、周壁部41に接続されており、排気口33bを上方から覆う被覆部42とを含む。
【選択図】図11
特許請求の範囲【請求項1】
安全弁が設けられる下面を含む少なくとも1つの蓄電セルと、
前記少なくとも1つの蓄電セルを収容するとともに、ロアケースとシェアパネルとを含む筐体と、
前記シェアパネルに配置されたカバー部材と、を備え、
前記ロアケースは、前記少なくとも1つの蓄電セルを下方から覆い、前記安全弁と重なる位置に貫通孔が形成された底面部を含み、
前記シェアパネルは、前記ロアケースの下方に配置されており、前記ロアケースの前記底面部との間に排煙空間を形成し、
前記排煙空間は、封止部によって封止されており、
前記シェアパネルは、
前記ロアケースの前記底面部を下方から覆い、排気口が形成されているパネル本体と、
前記パネル本体のうち前記排気口の周囲の部分から上方に起立する起立壁と、を有し、
前記カバー部材は、
前記起立壁に対して前記排気口とは反対側の位置において前記起立壁と対向する外壁部と、
前記外壁部に接続されており、前記排気口を上方から覆う被覆部と、を含む、蓄電装置。
続きを表示(約 500 文字)【請求項2】
前記起立壁には、開口が形成されている、請求項1に記載の蓄電装置。
【請求項3】
前記起立壁と前記外壁部との間に配置され、かつ、前記開口と対向する少なくとも1つの側壁を備える、請求項2に記載の蓄電装置。
【請求項4】
前記少なくとも1つの側壁の上部には、前記開口とは反対側に突出する突出部分が接続されている、請求項3に記載の蓄電装置。
【請求項5】
前記少なくとも1つの側壁は、
第1方向に前記排気口を挟む第1側壁および第2側壁と、
前記第1方向と交差する第2方向に前記排気口を挟む第3側壁および第4側壁と、を含む、請求項3または4に記載の蓄電装置。
【請求項6】
前記第1側壁および前記第2側壁の各々は、前記第3側壁および前記第4側壁の各々と接続されている、請求項5に記載の蓄電装置。
【請求項7】
前記起立壁は、前記排気口を取り囲んでいる、請求項1~4のいずれか1項に記載の蓄電装置。
【請求項8】
前記外壁部は、前記起立壁を包囲している、請求項7に記載の蓄電装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、蓄電装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
特表2022-525014号公報(特許文献1)には、電気自動車に搭載される動力電池パックが開示されている。動力電池パックは、複数の単電池を含む。複数の単電池の各々には、内部の煙またはガスを排出する防爆弁が設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特表2022-525014号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1には記載されていないが、防爆弁(安全弁)を単電池の下面に設けることにより単電池(蓄電セル)の下面から煙またはガスを排出する場合がある。この構成では、単電池の下方に排煙空間(排煙経路)が形成される。この場合、排煙空間から排気口を通じてガスを外部に排出することが考えられるが、蓄電セルから放出されるブラストが排気口から排出される恐れがある。
【0005】
本開示は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、排煙空間のガスを排気口から排出しながら排気口からブラストが排出されるのを抑制することが可能な蓄電装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一の局面に係る蓄電装置は、安全弁が設けられる下面を含む少なくとも1つの蓄電セルと、少なくとも1つの蓄電セルを収容するとともに、ロアケースとシェアパネルとを含む筐体と、シェアパネルに配置されたカバー部材と、を備える。ロアケースは、少なくとも1つの蓄電セルを下方から覆い、安全弁と重なる位置に貫通孔が形成された底面部を含む。シェアパネルは、ロアケースの下方に配置されており、ロアケースの底面部との間に排煙空間を形成する。排煙空間は、封止部によって封止されている。シェアパネルは、ロアケースの底面部を下方から覆い、排気口が形成されているパネル本体と、パネル本体のうち排気口の周囲の部分から上方に起立する起立壁と、を有する。カバー部材は、起立壁に対して排気口とは反対側の位置において起立壁と対向する外壁部と、外壁部に接続されており、排気口を上方から覆う被覆部と、を含む。
【0007】
本開示の一の局面に係る蓄電装置では、上記のように、起立壁に対して排気口とは反対側の位置において起立壁と対向する外壁部と、排気口を上方から覆う被覆部とが設けられる。これにより、蓄電セルから放出されたブラストと排気口とを、起立壁と外壁部との二重構造によって遮蔽することができる。さらに、上方からのブラストと排気口とを、被覆部によって遮蔽することができる。その結果、ブラストが排気口から排出されるのを効果的に抑制することができる。したがって、排煙空間のガスを排気口から排出しながら排気口からブラストが排出されるのを抑制することができる。
【0008】
起立壁には、開口が形成されていてもよい。このような構成により、排煙空間に存在する水分を、起立壁の開口を通じて排気口から外部に排出することができる。また、排煙空間のガスを、起立壁の開口を通じて排気口から外部に排出することができる。
【0009】
蓄電装置は、起立壁と外壁部との間に配置され、かつ、開口と対向する少なくとも1つの側壁を備えてもよい。このような構成により、ブラストが起立壁の開口を通じて排気口から外部に排出されるのを、少なくとも1つの側壁によって抑制することができる。また、起立壁の開口を通じて排気口から入り込んだ水分が排煙空間に侵入するのを、少なくとも1つの側壁によって抑制することができる。
【0010】
少なくとも1つの側壁の上部には、開口とは反対側に突出する突出部分が接続されていてもよい。このような構成により、少なくとも1つの側壁まで飛散したブラストが突出部分によって上方から覆われるので、ブラストが側壁を超えて排気口から外部に排出されるのを抑制することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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