TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025173233
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-27
出願番号2024078719
出願日2024-05-14
発明の名称弁ユニット及び水栓
出願人株式会社KVK
代理人個人,個人
主分類F16K 5/04 20060101AFI20251119BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】サイズの小型化を図る。
【解決手段】弁ユニット20は、配管40内に配置される第1筒状部材31と、この第1筒状部材31内に配置された第2筒状部材32とを備える。また、弁ユニット20は、第1筒状部材31の外周31saに凹設された外側シール部材収容溝71と、第2筒状部材32の外周32saに凹設された内側シール部材収容溝72とを備える。弁ユニット20においては、これらの外側シール部材収容溝71及び内側シール部材収容溝72が、その軸方向に離間して配置される。更に、弁ユニット20は、外側シール部材収容溝71と内側シール部材収容溝72との間の軸方向位置を含んで第1筒状部材31に設けられた内径徐変部80を備える。そして、弁ユニット20は、この内径徐変部80が設けられた軸方向範囲において、第1筒状部材31の内径Rが、内側シール部材収容溝72側から外側シール部材収容溝71側に向かって徐々に縮径する。
【選択図】図9
特許請求の範囲【請求項1】
配管内に配置される固定筒と、
前記固定筒内に配置された回転筒と、
前記固定筒の外周に凹設された外側シール部材収容溝と、
前記回転筒の外周に凹設された内側シール部材収容溝と、を備え、
前記外側シール部材収容溝及び前記内側シール部材収容溝が前記固定筒の軸方向に離間して配置されるとともに、
前記外側シール部材収容溝と前記内側シール部材収容溝との間の軸方向位置を含んで前記固定筒に設けられた該固定筒の軸方向における前記内側シール部材収容溝側から前記外側シール部材収容溝側に向かって前記固定筒の内径が徐々に縮径する内径徐変部を備える
弁ユニット。
続きを表示(約 520 文字)【請求項2】
前記内径徐変部は、前記固定筒の内周に設けられたテーパ面である
請求項1に記載の弁ユニット。
【請求項3】
前記外側シール部材収容溝の内面を基準とした前記固定筒の厚み補償領域外に前記内径徐変部が設けられている請求項1に記載の弁ユニット。
【請求項4】
前記外側シール部材収容溝と前記内径徐変部とが前記固定筒の軸方向に重複する
請求項1に記載の弁ユニット。
【請求項5】
請求項1~請求項4の何れか一項に記載の弁ユニットを備える水栓。
【請求項6】
外周に段部を有する第1筒状部材と、
前記第1筒状部材内に配置された第2筒状部材と、
前記第2筒状部材の外周に凹設されたシール部材収容溝と、
前記段部を挟んで前記第1筒状部材の外径が大径となる軸方向位置に前記シール部材収容溝が配置されるとともに、
前記段部と前記シール部材収容溝との間の軸方向位置を含んで前記第1筒状部材に設けられた該第1筒状部材の軸方向における前記シール部材収容溝側から前記段部側に向かって前記第1筒状部材の内径が徐々に縮径する内径徐変部を備える水栓。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、弁ユニット及び水栓に関するものである。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来、例えば、特許文献1に示す止水弁のように、配管内に配置される固定筒と、この固定筒内に配置された回転筒と、を有した弁ユニットがある。即ち、このような弁ユニットは、固定筒に対する回転筒の相対回転に基づいて、その配管の通水状態を変更可能に構成される。更に、固定筒の外周に嵌着された外側シール部材によって、その固定筒と配管との間の隙間が水密に封止されるとともに、回転筒の外周に嵌着された内側シール部材によって、その回転筒と固定筒との間の隙間が水密に封止される。そして、これにより、水密性を確保しつつ、配管の外部に配置された操作ハンドルを介して回転筒を回転操作することにより、その配管の通水状態を変更することが可能となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-073861号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
また、上記のような弁ユニットを備える水栓においては、信頼性の観点から、その弁ユニットを構成する筒状部材に十分な厚みを確保することが求められる。このため、その筒状部材の外周に凹設されたシール部材収容溝を含めた弁ユニットのシール構造が、この弁ユニット及び水栓の小型化を図る上での重要な課題となっている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決する弁ユニット及び水栓の各態様を記載する。
態様1は、配管内に配置される固定筒と、前記固定筒内に配置された回転筒と、前記固定筒の外周に凹設された外側シール部材収容溝と、前記回転筒の外周に凹設された内側シール部材収容溝と、を備え、前記外側シール部材収容溝及び前記内側シール部材収容溝が前記固定筒の軸方向に離間して配置されるとともに、前記外側シール部材収容溝と前記内側シール部材収容溝との間の軸方向位置を含んで前記固定筒に設けられた該固定筒の軸方向における前記内側シール部材収容溝側から前記外側シール部材収容溝側に向かって前記固定筒の内径が徐々に縮径する内径徐変部を備える弁ユニットである。
【0006】
上記構成によれば、容易に、固定筒の十分な厚みを確保しつつ、その外側シール部材収容溝と内側シール部材収容溝との軸方向間隔を縮めることができる。そして、これにより、高い信頼性を確保しつつ、サイズの小型化を図ることができる。
【0007】
態様2は、前記内径徐変部は、前記固定筒の内周に設けられたテーパ面である態様1に記載の弁ユニットである。
上記構成によれば、固定筒の内径が連続的に縮径する。そして、これにより、より容易に、固定筒の十分な厚みを確保しつつ、その外側シール部材収容溝と内側シール部材収容溝との軸方向間隔を縮めることができる。
【0008】
態様3は、前記外側シール部材収容溝の内面を基準とした前記固定筒の厚み補償領域外に前記内径徐変部が設けられている態様1又は態様2に記載の弁ユニットである。
即ち、内径徐変部を含め、厚み補償領域外に固定筒の内周が位置することにより、その固定筒の十分な厚みを確保することができる。従って、上記構成によれば、より容易に、固定筒の十分な厚みを確保しつつ、その外側シール部材収容溝と内側シール部材収容溝との軸方向間隔を縮めることができる。
【0009】
態様4は、前記外側シール部材収容溝と前記内径徐変部とが前記固定筒の軸方向に重複する態様1~態様3の何れか一つに記載の弁ユニットである。
上記構成によれば、固定筒の十分な厚みを確保しつつ、より大きく、その外側シール部材収容溝と内側シール部材収容溝との軸方向間隔を縮めることができる。
【0010】
態様5は、態様1~態様4の何れか一つに記載の弁ユニットを備える水栓である。
態様6は、外周に段部を有する第1筒状部材と、前記第1筒状部材内に配置された第2筒状部材と、前記第2筒状部材の外周に凹設されたシール部材収容溝と、前記段部を挟んで前記第1筒状部材の外径が大径となる軸方向位置に前記シール部材収容溝が配置されるとともに、前記段部と前記シール部材収容溝との間の軸方向位置を含んで前記第1筒状部材に設けられた該第1筒状部材の軸方向における前記シール部材収容溝側から前記段部側に向かって前記第1筒状部材の内径が徐々に縮径する内径徐変部を備える水栓である。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

関連特許

株式会社KVK
水栓
1か月前
株式会社KVK
配管カバー
8日前
株式会社KVK
シャワーヘッド
1か月前
株式会社KVK
弁ユニット及び水栓
1日前
個人
留め具
1か月前
個人
鍋虫ねじ
3か月前
個人
回転伝達機構
3か月前
個人
紛体用仕切弁
3か月前
個人
差動歯車用歯形
5か月前
個人
ジョイント
2か月前
個人
給排気装置
1か月前
個人
ナット
2か月前
個人
地震の揺れ回避装置
4か月前
株式会社不二工機
電磁弁
4か月前
個人
ナット
23日前
株式会社不二工機
電磁弁
6か月前
個人
吐出量監視装置
2か月前
個人
ゲート弁バルブ
8日前
カヤバ株式会社
緩衝器
4か月前
カヤバ株式会社
ダンパ
5か月前
カヤバ株式会社
ダンパ
5か月前
兼工業株式会社
バルブ
24日前
カヤバ株式会社
緩衝器
1か月前
カヤバ株式会社
緩衝器
4か月前
柿沼金属精機株式会社
分岐管
3か月前
株式会社不二工機
電動弁
1か月前
個人
固着具と固着具の固定方法
6か月前
株式会社フジキン
ボールバルブ
5か月前
株式会社ノーリツ
分配弁
1か月前
個人
固着具と固着具の固定方法
6か月前
株式会社奥村組
制振機構
2か月前
株式会社不二工機
電磁弁
3か月前
株式会社ニフコ
クリップ
1か月前
アズビル株式会社
回転弁
2か月前
株式会社奥村組
制振機構
2か月前
株式会社ニフコ
クリップ
8日前
続きを見る