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公開番号2025170624
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-19
出願番号2024075366
出願日2024-05-07
発明の名称ハイブリッドシステムの駆動トルク制御装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人プロスペック特許事務所
主分類B60W 20/50 20160101AFI20251112BHJP(車両一般)
要約【課題】ハイブリッドシステムが寒冷な条件下にて運転される状況において、ハイブリッドシステムの駆動トルクが過大になり大きく変動することを抑制する。
【解決手段】ハイブリッドシステムの駆動トルク制御装置であって、制御ユニットは、運転者による駆動操作量に基づいてハイブリッドシステムの要求駆動トルクを演算し、ハイブリッドシステムの実駆動トルクが要求駆動トルクになるように、エンジン及び電動発電機の少なくとも一方を制御し、制御ユニットは、更に、エンジンの吸気温度及びバッテリの温度の少なくとも一方に基づいて、ハイブリッドシステムが寒冷な条件下にて運転されていると判定したときには(S10、S20)、運転者による駆動操作量の増大に伴う要求駆動トルクの増大を抑制する(S60)。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
エンジンと、電動発電機と、バッテリと、制御ユニットと、を含むハイブリッドシステムの駆動トルク制御装置であって、前記制御ユニットは、運転者による駆動操作量に基づいて前記ハイブリッドシステムの要求駆動トルクを演算し、前記ハイブリッドシステムの実駆動トルクが前記要求駆動トルクになるように、前記エンジン及び前記電動発電機の少なくとも一方を制御するハイブリッドシステムの駆動トルク制御装置において、
前記制御ユニットは、前記エンジンの吸気温度の情報及び前記バッテリの温度の情報の少なくとも一方を取得し、前記吸気温度及び前記バッテリの温度の少なくとも一方に基づいて、前記ハイブリッドシステムが寒冷な条件下にて運転されていると判定したときには、運転者による駆動操作量の増大に伴う前記ハイブリッドシステムの要求駆動トルクの増大を抑制するよう構成された、ハイブリッドシステムの駆動トルク制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ハイブリッドシステムの駆動トルクを制御する駆動トルク制御装置に係る。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
ハイブリッド車両において、ハイブリッドシステムの駆動トルクが過大であるときには、ブレーキ機構により制動トルクを出力することにより、ハイブリッド車両の駆動トルクが過大になることを防止することが知られている。
【0003】
例えば、下記の特許文献1には、ハイブリッド車両において、ハイブリッドシステムの駆動トルクが過大になり、駆動スリップが発生すると、ブレーキ機構により制動トルクを出力し、駆動スリップ量が大きいほど制動トルクを大きくすることが記載されている。この種の制御装置によれば、ハイブリッド車両の駆動トルクが過大になることを防止することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2018-65512
【発明の概要】
【0005】
〔発明が解決しようとする課題〕
ハイブリッドシステムが寒冷な条件下にて運転される場合には、運転者の駆動操作に対するハイブリッドシステムの駆動トルクの応答性が低下する。そのため、運転者により駆動操作量が急激に増大されると、要求駆動トルクも急激に増大するので、要求駆動トルクと実駆動トルクとの差が過大になる。その結果、実駆動トルクが遅れて過大に増大することにより、要求駆動トルクを大きく越えて増大し、その後実駆動トルクは大きく増減することがある。
【0006】
上記特許文献1に記載された装置のような制御装置によれば、ハイブリッド車両の駆動トルクが過大になることを防止することはできるが、ハイブリッドシステムの駆動トルクが過大になり大きく変動することを防止することはできない。
【0007】
本発明は、ハイブリッドシステムが寒冷な条件下にて運転される状況において、ハイブリッドシステムの駆動トルクが過大になり大きく変動する虞を低減することができるよう改良されたハイブリッドシステムの駆動トルク制御装置を提供する。
〔課題を解決するための手段及び発明の効果〕
【0008】
本発明によれば、エンジン(18)と、電動発電機(20、22)と、バッテリ(24)と、制御ユニット(26)と、を含むハイブリッドシステム(12)の駆動トルク制御装置(10)であって、制御ユニットは、運転者による駆動操作量に基づいてハイブリッドシステム(18)の要求駆動トルク(Tdd)を演算し、ハイブリッドシステムの実駆動トルク(Tda)が要求駆動トルクになるように、エンジン及び電動発電機の少なくとも一方を制御するハイブリッドシステムの駆動トルク制御装置(10)が提供される。
【0009】
制御ユニット(26)は、エンジンの吸気温度(Tout)の情報及びバッテリの温度(Tbty)の情報の少なくとも一方を取得し、吸気温度及びバッテリの温度の少なくとも一方に基づいて、ハイブリッドシステムが寒冷な条件下にて運転されていると判定したときには(S10、S20)、運転者による駆動操作量の増大に伴うハイブリッドシステムの要求駆動トルクの増大を抑制する(S60)よう構成される。
【0010】
上記の構成によれば、ハイブリッドシステムが寒冷な条件下にて運転されていると判定されると、運転者による駆動操作量の増大に伴うハイブリッドシステムの要求駆動トルクの増大が抑制される。よって、運転者により駆動操作量が急激に増大されても、要求駆動トルクは急激には増大しないので、要求駆動トルクと実駆動トルクとの差が過大にならない。その結果、実駆動トルクが遅れて過大に増大する虞及び要求駆動トルクを大きく越えて増大する虞を低減することができると共に、その後実駆動トルクが大きく増減する虞を低減することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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