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公開番号2025170519
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-19
出願番号2024075161
出願日2024-05-07
発明の名称情報処理装置、情報提供方法及びプログラム
出願人株式会社CureApp
代理人個人,個人
主分類G16H 20/00 20180101AFI20251112BHJP(特定の用途分野に特に適合した情報通信技術)
要約【課題】行動を変容するユーザが操作する端末を通じて記録されたデータを用いて計画的な療養計画を支援する文書を生成する仕組みを提供する。
【解決手段】1又は複数のプロセッサを有する情報処理装置であり、1又は複数のプロセッサは、療養計画を支援する文書の出力を受け付け、行動を変容するユーザが操作する端末を通じて記録されたデータから、目標と目標の達成状況に関する情報とを生成し、生成された目標と目標の達成状況に関する情報とを含む文書を出力する。
【選択図】図16
特許請求の範囲【請求項1】
1又は複数のプロセッサを有し、
前記1又は複数のプロセッサは、
療養計画を支援する文書の出力を受け付け、
診察を受けるユーザが操作する端末を通じて記録されたデータから、目標と目標の達成状況に関する情報とを生成し、
生成された前記目標と前記目標の達成状況に関する情報とを含む前記文書を出力する、
情報処理装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記1又は複数のプロセッサは、
前記目標の達成状況に関する情報として、前記データから抽出された計測値のグラフを生成する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記1又は複数のプロセッサは、
前記データから計測値の記録を抽出し、
前記目標の達成状況に関する情報として、予め定めた期間における前記計測値の変化を示す情報を生成する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記1又は複数のプロセッサは、
前記データから目標が達成された行動を抽出し、
抽出された行動を、前記目標の達成状況に関する情報として出力する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記1又は複数のプロセッサは、
前記データから前記ユーザが実践中の行動を抽出し、
抽出された行動を、前記目標の達成状況に関する情報として出力する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記1又は複数のプロセッサは、
前記データに含まれる前記ユーザの行動の要約を生成し、
生成された前記要約を、前記実践中の行動として出力する、
請求項5に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記1又は複数のプロセッサは、
前記データの目標に関連する行動を、予め定めた基準に基づいて評価し、
前記評価の結果を、前記目標の達成状況に関する情報として出力する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記1又は複数のプロセッサは、
前記端末で実行されるアプリケーションプログラムの管理項目別の進捗状況を前記データから抽出し、
抽出された管理項目別の進捗状況を、前記目標の達成状況に関する情報として出力する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項9】
前記1又は複数のプロセッサは、
前記データから前記ユーザが設定した又はユーザが実践中の行動目標を抽出し、
抽出された行動目標を、前記文書の行動目標の欄に出力する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項10】
前記1又は複数のプロセッサは、
前記文書の行動目標の欄に出力された記載内容に対する編集操作を受け付ける、
請求項9に記載の情報処理装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、情報処理装置、情報提供方法及びプログラムに関する。
続きを表示(約 4,400 文字)【背景技術】
【0002】
2024年5月現在において、生活習慣病管理料の算定には、療養計画書の添付が求められている。このため、生活習慣管理料の算定に求められる療養計画書を、問診結果や検査結果から作成するサービスが存在する。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
「リカバル」、[online]、[令和6年4月17日検索]、インターネット<URL:https://recoval.jp/>
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
現在、高血圧症、脂質異常症、糖尿病の主たる診療報酬は、特定疾患療養管理料として算定されており、療養計画書の添付は求められていない。
しかし、2024年6月1日施行の診療報酬改定により、高血圧症、脂質異常症、糖尿病は、特定疾患療養管理料の算定対象から除外される。その結果、高血圧症、脂質異常症、糖尿病の診療報酬は、生活習慣病管理料(I)又は(II)で算定することが主となると想定されている。すなわち、高血圧症、脂質異常症、糖尿病の診療報酬についても療養計画書の添付が求められるようになる。
療養計画書は、医療機関と患者との情報の共有に留まらず、患者自身の治療への積極的な参加を促すツールとしての役割も期待されている。一方で、療養計画書の作成に伴う作業負担は少なくない。
【0005】
本開示の一形態は、行動を変容するユーザが操作する端末を通じて記録されたデータを用いて療養計画を支援する文書を生成する仕組みを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1に記載の発明は、1又は複数のプロセッサを有し、前記1又は複数のプロセッサは、療養計画を支援する文書の出力を受け付け、行動を変容するユーザが操作する端末を通じて記録されたデータから、目標と目標の達成状況に関する情報とを生成し、生成された前記目標と前記目標の達成状況に関する情報とを含む前記文書を出力する、情報処理装置である。
請求項2に記載の発明は、前記1又は複数のプロセッサは、前記目標の達成状況に関する情報として、前記データから抽出された計測値のグラフを生成する、請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項3に記載の発明は、前記1又は複数のプロセッサは、前記データから計測値の記録を抽出し、前記目標の達成状況に関する情報として、予め定めた期間における前記計測値の変化を示す情報を生成する、請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項4に記載の発明は、前記1又は複数のプロセッサは、前記データから目標が達成された行動を抽出し、抽出された行動を、前記目標の達成状況に関する情報として出力する、請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項5に記載の発明は、前記1又は複数のプロセッサは、前記データから前記ユーザが実践中の行動を抽出し、抽出された行動を、前記目標の達成状況に関する情報として出力する、請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項6に記載の発明は、前記1又は複数のプロセッサは、前記データに含まれる前記ユーザの行動の要約を生成し、生成された前記要約を、前記実践中の行動として出力する、請求項5に記載の情報処理装置である。
請求項7に記載の発明は、前記1又は複数のプロセッサは、前記データの目標に関連する行動を、予め定めた基準に基づいて評価し、前記評価の結果を、前記目標の達成状況に関する情報として出力する、請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項8に記載の発明は、前記1又は複数のプロセッサは、前記端末で実行されるアプリケーションプログラムの管理項目別の進捗状況を前記データから抽出し、抽出された管理項目別の進捗状況を、前記目標の達成状況に関する情報として出力する、請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項9に記載の発明は、前記1又は複数のプロセッサは、前記データから前記ユーザが設定した又はユーザが実践中の行動目標を抽出し、抽出された行動目標を、前記文書の行動目標の欄に出力する、請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項10に記載の発明は、前記1又は複数のプロセッサは、前記文書の行動目標の欄に出力された記載内容に対する編集操作を受け付ける、請求項9に記載の情報処理装置である。
請求項11に記載の発明は、前記1又は複数のプロセッサは、前記データから定量的に特定される目標を抽出し、抽出された目標を、前記文書の達成目標の欄に出力する、請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項12に記載の発明は、前記1又は複数のプロセッサは、前記文書の達成目標の欄に出力された記載内容に対する編集操作を受け付ける、請求項11に記載の情報処理装置である。
請求項13に記載の発明は、前記1又は複数のプロセッサは、前記端末で実行されるアプリケーションプログラムの管理項目別の進捗状況を前記データから抽出し、管理項目別の前記進捗状況に応じた指導情報を生成し、生成された指導情報を、前記文書の指導に関連する項目欄に出力する、請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項14に記載の発明は、前記1又は複数のプロセッサは、前記ユーザが操作する前記端末を通じて入力した前記データの閲覧画面に対する操作を通じて前記文書の出力を受け付ける、請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項15に記載の発明は、前記1又は複数のプロセッサは、前記ユーザに処方されたアプリケーションプログラムの利用ステータスを一覧的に表示する管理画面に対する操作を通じて前記文書の出力を受け付ける、請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項16に記載の発明は、前記1又は複数のプロセッサは、ブラウザタブを開く操作を通じて前記文書の出力を受け付ける、請求項1に記載の情報処理装置である。
請求項17に記載の発明は、コンピュータが、療養計画を支援する文書の出力を受け付ける処理と、行動を変容するユーザが操作する端末を通じて記録されたデータから、目標と目標の達成状況に関する情報とを生成する処理と、生成された前記目標と前記目標の達成状況に関する情報とを含む前記文書を出力する処理と、を実行する情報提供方法である。
請求項18に記載の発明は、コンピュータに、療養計画を支援する文書の出力を受け付ける機能と、行動を変容するユーザが操作する端末を通じて記録されたデータから、目標と目標の達成状況に関する情報とを生成する機能と、生成された前記目標と前記目標の達成状況に関する情報とを含む前記文書を取得する機能と、を実現させるためのプログラムである。
【発明の効果】
【0007】
本開示の一形態によれば、行動を変容するユーザが操作する端末を通じて記録されたデータを用いて療養計画を支援する文書を生成する仕組みを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
情報処理システムの全体構成を説明する図である。
PDTプラットフォームのハードウェア構成例を説明する図である。
PDTプラットフォームの補助記憶装置に記憶されるステータス管理データの一例を説明する図である。
PDTサーバのハードウェア構成例を説明する図である。
PDTサーバの補助記憶装置に記憶される患者データの一例を説明する図である。
医師端末と患者端末のハードウェア構成例を説明する図である。
情報処理システムで実行される処理シーケンスの一例を説明する図である。
患者アプリにおける操作画面の一例を説明する図である。
治療プログラムを説明する図である。
医師端末の出力デバイスに表示される患者アプリの利用ステータスの管理画面の一例を説明する図である。
患者データの閲覧画面の一例を説明する図である。
診察日登録画面の表示例を説明する図である。
療養計画書に記入する情報の受付画面のレイアウト例を説明する図である。
レポート内容の入力欄に表示される項目の一部分を説明する図である。
レポート内容の設定欄に表示される項目の残りの部分を説明する図である。
療養計画書の出力例を説明する図である。
療養計画書の他の出力例を説明する図である。
医師端末の出力デバイスに表示される患者アプリの利用ステータスの管理画面の他の例を説明する図である。
医師端末の出力デバイスに表示されるブラウザ画面の一例を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
<用語>
まず、後述する実施の形態で使用する用語を説明する。
「行動の変容を促すプログラム」は、人の行動の変容を促すことを意図して提供されるプログラムをいう。もっとも、このプログラムは、人の行動の変容を保証しない。人の行動が実際に変容するか否かは、プログラムを使用するユーザに依存する。従って、行動の変容を促すプログラムは、行動の変容を支援するプログラムともいえる。
この種のプログラムには、医療機器に位置づけられるプログラムと非医療機器に位置づけられるプログラムとがある。医療機器に位置づけられるプログラムは、処方を必要とするプログラムの一例であり、非医療機器に位置づけられるプログラムは、処方を必要としないプログラムの一例である。
【0010】
「アプリの目的」は、行動の変容を促すアプリの使用により実現すべき効果をいう。アプリの目的は、行動の変容を促すアプリに対応する疾患に応じて異なる。例えばアプリの目的には、生活習慣の改善、改善した生活習慣の継続、改善した数値の継続がある。
「アプリの目標」は、行動の変容を促すアプリの使用により目指す目標をいう。目標は、目的を達成する観点から定められる。目標は、定性的な指標と定量的な指標とに分類される。また、目標は、測定値その他の数値で規定される指標と行為の内容で規定される指標とに分類される。例えば目標には、習慣、行動、数値の改善や維持がある。なお、アプリの目標は、さらに1又は複数のサブ目標で規定することも可能である。サブ目標は、対応する目標を実現するために設定する粒度の小さい目標である。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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