TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025169328
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-12
出願番号2025134614,2021025074
出願日2025-08-13,2021-02-19
発明の名称放射線像撮影装置、プログラム、情報処理装置及び放射線像撮影方法
出願人国立大学法人 東京大学,国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構
代理人弁理士法人IPX
主分類G01T 1/161 20060101AFI20251105BHJP(測定;試験)
要約【課題】術中に病変部を同定することが可能な放射線像撮影装置、プログラム、情報処理装置及び放射線像撮影方法を提供すること。
【解決手段】本発明の一態様によれば、放射線像撮影装置が提供される。この放射線像撮影装置は、第1の検出器と、第2の検出器と、情報処理装置とを備える。第1の検出器は、可搬型であり、検体から放射性崩壊により発生して互いに異なる方向に放出される一対の放射線のうちの一方の放射線を検出可能に構成される。第2の検出器は、据置型であり、一対の放射線のうちの他方の放射線を検出可能に構成される。情報処理装置は、第1の検出処理部と、第2の検出処理部とを備える。第1の検出処理部は、第1の検出器の検出結果に基づいて、放射線の放出源の位置情報を含む第1の検出情報を生成可能に構成される。第2の検出処理部は、第1の検出器の検出結果と第2の検出器の検出結果とに基づいて、放出源の位置情報を含む第2の検出情報を生成可能に構成される。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
放射線像撮影装置であって、
第1の検出器と、第2の検出器と、情報処理装置とを備え、
前記第1の検出器は、可搬型であり、検体から放射性崩壊により発生して互いに異なる方向に放出される一対の放射線のうちの一方の放射線を検出可能に構成され、
前記第2の検出器は、据置型であり、前記一対の放射線のうちの他方の放射線を検出可能に構成され、
前記情報処理装置は、第1の検出処理部と、第2の検出処理部とを備え、
前記第1の検出処理部は、前記第1の検出器の検出結果に基づいて、前記放射線の放出源の位置情報を含む第1の検出情報を生成可能に構成され、
前記第2の検出処理部は、前記第1の検出器の検出結果と前記第2の検出器の検出結果とに基づいて、前記放出源の位置情報を含む第2の検出情報を生成可能に構成される、
放射線像撮影装置。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
請求項1に記載の放射線像撮影装置において、
前記第1の検出器は、腹腔鏡下手術又は胸腔鏡下手術に用いるポートに挿入可能な大きさである、
放射線像撮影装置。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載の放射線像撮影装置において、
計測装置を備え、
前記計測装置は、前記第2の検出器に対する前記第1の検出器の相対位置を計測可能に構成され、
前記第1の検出処理部は、前記計測装置の計測結果に応じて前記第1の検出情報を補正し、
前記第2の検出処理部は、前記計測装置の計測結果に応じて前記第2の検出情報を補正する、
放射線像撮影装置。
【請求項4】
請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の放射線像撮影装置において、
前記情報処理装置は、表示情報生成部を備え、
前記表示情報生成部は、前記第1の検出情報を画像化した第1の表示情報と、前記第2の検出情報を画像化した第2の表示情報とを生成可能に構成される、
放射線像撮影装置。
【請求項5】
請求項4に記載の放射線像撮影装置において、
前記情報処理装置は、出力部と、受付部とを備え、
前記出力部は、前記第1の表示情報と、前記第2の表示情報とのいずれか一方を出力可能に構成さえ、
前記受付部は、前記出力部に、前記第1の表示情報と前記第2の表示情報とのいずれを出力させるかの指示を受け付け可能に構成される、
放射線像撮影装置。
【請求項6】
請求項5に記載の放射線像撮影装置において、
前記第1の検出器は、指示部を備え、
前記指示部は、前記出力部に、前記第1の表示情報と前記第2の表示情報とのいずれを出力させるかの指示を送出可能に構成される、
放射線像撮影装置。
【請求項7】
請求項4乃至請求項6のいずれか1項に記載の放射線像撮影装置において、
前記情報処理装置は、入力部を備え、
前記入力部は、腹腔鏡と胸腔鏡と超音波診断装置とのいずれかが出力する画像を入力可能に構成され、
前記表示情報生成部は、前記第1の表示情報又は前記第2の表示情報を前記画像に重畳可能に構成される、
放射線像撮影装置。
【請求項8】
請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の放射線像撮影装置において、
前記第2の検出器は、前記第1の検出器と対向する面が曲面である、
放射線像撮影装置。
【請求項9】
コンピュータを情報処理装置として動作させるプログラムであって、
コンピュータを請求項1乃至請求項8のいずれか1項に記載の情報処理装置として機能させる
プログラム。
【請求項10】
コンピュータを情報処理装置として動作させるプログラムを記録した記録媒体であって、
コンピュータを請求項1乃至請求項8のいずれか1項に記載の情報処理装置として機能させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な
記録媒体。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、放射線像撮影装置、プログラム、情報処理装置及び放射線像撮影方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
ブドウ糖のアナログ分子に陽電子放出核種
18
Fを標識したFDG(fluorodeoxyglucose:フルオロデオキシグルコース)や放射性同位体、或いは放射性核種などのPET薬剤を用いたPET(positron emission tomography:陽電子放射断層撮影)検査は、癌や炎症といった病変部に集積し、撮影した画像から病変を見付けるのを容易にしている。
【0003】
また、コンプトンカメラを用いて、病変を特定する技術も提案されている(例えば、特許文献1を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-117116号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、FDG-PETによる画像は、病変を見付けるのを容易にしているものの、病変がリンパ節である場合など、切除術の術中に、病変部を同定することが困難なことが多い。また、PET装置は、大型であることから、術中にPET装置を用いて撮影を行うことも困難である。
【0006】
本発明では上記事情を鑑み、術中に病変部を同定することが可能な放射線像撮影装置、プログラム、情報処理装置及び放射線像撮影方法を提供することとした。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様によれば、放射線像撮影装置が提供される。この放射線像撮影装置は、第1の検出器と、第2の検出器と、情報処理装置とを備える。第1の検出器は、可搬型であり、検体から放射性崩壊により発生して互いに異なる方向に放出される一対の放射線のうちの一方の放射線を検出可能に構成される。第2の検出器は、据置型であり、一対の放射線のうちの他方の放射線を検出可能に構成される。情報処理装置は、第1の検出処理部と、第2の検出処理部とを備える。第1の検出処理部は、第1の検出器の検出結果に基づいて、放射線の放出源の位置情報を含む第1の検出情報を生成可能に構成される。第2の検出処理部は、第1の検出器の検出結果と第2の検出器の検出結果とに基づいて、放出源の位置情報を含む第2の検出情報を生成可能に構成される。
【0008】
本発明の一態様によれば、術中に病変部を同定することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の実施形態に係る放射線像撮影装置1の構成例を示した図である。
放射線の検出方法を説明するための図である。
第1の検出器である検出器2の外観の例を示した図である。
カメラ24の構成例を示した図である。
第2の検出器である検出器3の構成を説明するための図である。
情報処理装置5の構成を示した図である。
情報処理装置5の機能的な構成を示すブロック図である。
病変切除の流れを示すアクティビティ図である。
術前にPET装置により撮影した画像の一例を示した図である。
病変の同定と切除の流れを示すアクティビティ図である。
情報処理装置5の動作の流れを示すアクティビティ図である。
情報処理装置5の動作の流れを示すアクティビティ図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を用いて本発明の実施形態について説明する。以下に示す実施形態中で示した各種特徴事項は、互いに組み合わせ可能である。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

関連特許

国立大学法人 東京大学
力センサ
7日前
国立大学法人 東京大学
蛍光測定装置及び蛍光測定方法
今日
国立大学法人 東京大学
酸化腐食抑制能を有する電解液
20日前
ダイキン工業株式会社
冷凍装置
20日前
ダイキン工業株式会社
冷凍装置
20日前
京セラ株式会社
予測装置及び予測方法
15日前
ダイキン工業株式会社
吸着器及び冷凍装置
20日前
国立大学法人 東京大学
標的タンパク質に付加されるためのタンパク質
12日前
三菱重工業株式会社
水素吸蔵材料および原子力設備
21日前
国立大学法人 東京大学
熱電変換材料、熱電変換モジュール、および熱流センサ
20日前
横河電機株式会社
測定装置、測定方法、及び、プログラム
13日前
三菱重工業株式会社
触媒及びその製造方法、並びに炭化水素の製造方法
21日前
東京応化工業株式会社
電磁波吸収体、及び電磁波吸収体形成用ペースト
22日前
ダイキン工業株式会社
固体組成物、回路基板、固体組成物の製造方法、及び提案装置
13日前
関電プラント株式会社
三次元画像生成装置、三次元画像生成方法、及び三次元画像生成プログラム
12日前
ダイキン工業株式会社
基板材料用組成物、ポリイミドフィルム、積層体、回路用基板、及びアンテナ
13日前
国立大学法人 東京大学
多孔質マイクロニードル、これを備えるマイクロニードルパッチ、及び当該マイクロニードルを製造する方法
5日前
ダイキン工業株式会社
高周波基板材料用組成物、ポリイミドフィルム、積層体、回路用基板、及びアンテナ
13日前
国立大学法人 東京大学
放射線像撮影装置、プログラム、情報処理装置及び放射線像撮影方法
7日前
国立大学法人 東京大学
昆虫の匂い応答に対する阻害剤のスクリーニング方法、昆虫の匂い応答に対する阻害剤、昆虫阻害システム、及び昆虫阻害方法
14日前
日本精機株式会社
検出装置
14日前
個人
採尿及び採便具
20日前
個人
アクセサリー型テスター
1か月前
個人
高精度同時多点測定装置
1か月前
個人
計量機能付き容器
9日前
ユニパルス株式会社
ロードセル
1か月前
甲神電機株式会社
電流検出装置
14日前
株式会社ミツトヨ
測定器
26日前
アズビル株式会社
電磁流量計
29日前
株式会社ヨコオ
ソケット
1か月前
株式会社チノー
放射光測温装置
1か月前
株式会社ヨコオ
ソケット
1か月前
大成建設株式会社
風洞実験装置
9日前
ダイキン工業株式会社
監視装置
1か月前
トヨタ自動車株式会社
監視装置
1か月前
個人
計量具及び計量機能付き容器
9日前
続きを見る