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公開番号2025168334
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-07
出願番号2025073271
出願日2025-04-25
発明の名称ベルトコンベヤ
出願人ヴィポテック ゲーエムベーハー
代理人個人,個人
主分類B65G 21/06 20060101AFI20251030BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】本発明は、搬送ベルトと、搬送ベルトをシャーシに挿入することにより搬送ベルトが自動的に張力を与えられ、運転準備が整うようにこれと協働するシャーシとを備えたコンベヤベルトに関する。
【解決手段】搬送方向(X)、これに対して直交して延びる横方向(Y)、および前記両方の方向(X,Y)に対して直交して延びる高さ方向(Z)に延びるベルトコンベヤ(K)であって、前記ベルトコンベヤ(K)は、実質的に搬送方向(X)と横方向(Y)に延びるコンベヤフレーム(T)を含み、前記コンベヤフレーム(T)は搬送方向(X)に関して第1の端部と、前記第1の端部に向かい合う第2の端部とを有し、前記コンベヤフレーム(T)は前記第1および前記第2の端部にそれぞれ横方向(Y)に延びる方向転換部材(U1,U2)を有し、両方の前記方向転換部材(U1,U2)のうちの少なくとも1つは好ましくはナイフエッジとして構成される。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
搬送方向(X)、これに対して直交して延びる横方向(Y)、および前記両方の方向(X,Y)に対して直交して延びる高さ方向(Z)に延びるベルトコンベヤ(K)であって、前記ベルトコンベヤ(K)は、
a)実質的に搬送方向(X)と横方向(Y)に延びるコンベヤフレーム(T)を含み、前記コンベヤフレーム(T)は搬送方向(X)に関して第1の端部と、前記第1の端部に向かい合う第2の端部とを有し、前記コンベヤフレーム(T)は前記第1および前記第2の端部にそれぞれ横方向(Y)に延びる方向転換部材(U1,U2)を有し、両方の前記方向転換部材(U1,U2)のうちの少なくとも1つは好ましくはナイフエッジとして構成され、
b)および、エンドレスベルトとして構成された、前記コンベヤフレーム(T)を周回する搬送ベルト(G)を含み、
c)および、前記搬送ベルト(G)を駆動する、横方向(Y)に延びる駆動ローラ(W)およびその両方の軸受個所と、前記駆動ローラ(W)を駆動するモータ(M)とを含む、前記コンベヤフレーム(T)と結合された駆動ユニット(A)を含み、
d)前記搬送ベルト(G)は、両方の前記方向転換部材(U1,U2)と前記駆動ローラ(W)が共同で前記搬送ベルト(G)により周回されるように前記コンベヤフレーム(T)の周りを案内され、前記コンベヤフレーム(T)と反対を向くほうのベルト外面(G

)は製品を載せるために前記コンベヤフレーム(T)の上面に沿って平坦な搬送面(E)を形成する、ベルトコンベヤ(K)において、
e)前記コンベヤフレーム(T)はこれに取り付けられた前記駆動ユニット(A)とともに、保持部および/または介入防護部としての役目を果たすシャーシ(C)の中へ作動のために挿入することができる(動作状態)、ないしこれから取り出すことができる(メンテナンス状態)、モジュール形式のユニットを共同で形成し、
f)前記駆動ローラ(W)は動作状態にあるとき前記コンベヤフレーム(T)の下方にあり、それにより、
Z方向で見て前記駆動ローラ(W)の上方で、
および/または、
搬送方向(X)で見て前記駆動ローラ(W)の前側および/または後側で、前記シャーシに取り付けられた少なくとも1つの方向転換ローラ(R

,R

)を配置するための自由空間(F)が形成され、それにより前記方向転換ローラ(R

,R

)が前記搬送ベルト(G)のベルト外面(G

)に当接することができ、前記方向転換ローラ(R

,R

)の回転軸(Y
R1
,Y
R2
)は横方向(Y)に延びる、
ことを特徴とする、ベルトコンベヤ(K)。
続きを表示(約 2,500 文字)【請求項2】
前記搬送ベルト(G)はメンテナンス状態への移行によって張力緩和され、前記搬送ベルト(G)は動作状態への移行によって張力をかけられることを特徴とする、請求項1に記載のベルトコンベヤ(K)。
【請求項3】
前記搬送ベルト(G)はメンテナンス状態にあるとき前記コンベヤフレーム(T)から横方向(Y)へ取出可能であり、
a)そのために前記搬送ベルト(G)のベルト張力をさらに低減させる必要がなく、および/または、
b)前記駆動ローラ(W)または前記方向転換部材(U1,U2)を前記コンベヤフレーム(T)に対して相対的に外したり動かしたりする必要がなく、および/または、
c)ベルト張力緩和のためにベルト長さを変更する必要がない、
ことを特徴とする、請求項1または2に記載のベルトコンベヤ(K)。
【請求項4】
少なくとも1つの、好ましくは両方の、前記方向転換部材(U1,U2)はナイフエッジとして構成され、ナイフエッジは、
i)外套面に前記搬送ベルト(G)が方向転換のために当接する、回転可能に支承された少なくとも1つのローラ部材、および/または、
ii)横方向(Y)で相前後して位置する、互いに独立して回転可能に支承された少なくとも2つの同一直径の前記i)のローラ部材、少なくとも2つの前記ローラ部材はそれぞれの間に前記コンベヤフレーム(T)への支持部を有する、および/または、
iii)外面に前記搬送ベルト(G)が当接して方向転換される、前記コンベヤフレーム(T)に定置に配置されて横方向(Y)に延びる好ましくはロッド状の少なくとも1つの材料区域、
を含むことを特徴とする、先行請求項のうちいずれか1項に記載のベルトコンベヤ(K)。
【請求項5】
前記シャーシ(C)の中へ挿入可能な、先行請求項のうちいずれか1項に記載の前記ベルトコンベヤ(K)を収容するためのシャーシ(C)において、回転軸(Y
R1
,Y
R2
)が横方向(Y)に延びる、前記シャーシ(C)に組み付けられた少なくとも1つの方向転換ローラ(R

,R

)を含み、少なくとも1つの前記方向転換ローラ(R

,R

)は、前記シャーシ(C)の中へ前記ベルトコンベヤ(K)が挿入されたとき前記搬送ベルト(G)のベルト外面(G

)に対して押圧をし、それによって作動のために設定可能なベルト張力を前記搬送ベルト(G)で生成するために構成される、シャーシ(C)。
【請求項6】
シャーシ(C)の中へ挿入可能な、先行請求項のうちいずれか1項に記載の前記ベルトコンベヤ(K)を収容するためのシャーシ(C)において、前記シャーシ(C)に前記ベルトコンベヤ(K)を取外し可能に取り付けるための結合手段が設けられる、シャーシ(C)。
【請求項7】
前記ベルトコンベヤ(K)の挿入時に生じるベルト張力および/またはベルト走行を正確に設定できるようにするために、前記シャーシ(C)に対して相対的な少なくとも1つの前記方向転換ローラ(R

,R

)の位置を的確に変更可能であることを特徴とする、請求項5または6に記載のシャーシ(C)。
【請求項8】
前記シャーシ(C)は、
a)計量セルの荷重受容部に組み付けるために、
または、
b)搬送区間の枠に組み付けるために、
構成されることを特徴とする、請求項5から7のいずれか1項に記載のシャーシ(C)。
【請求項9】
前記シャーシ(C)は横方向(Y)への延在に沿って、高さ方向(Z)に向かって開いた切欠き(P)を有し、搬送方向(X)への、および/またはこれと反対方向への、該切欠きの延在は少なくとも1つの前記方向転換ローラ(R

,R

)によって区切られ、前記切欠き(P)は、前記シャーシ(C)から当初は分離されている請求項1から4のいずれか1項に記載の前記ベルトコンベヤ(K)を動作状態へ移行させるために設けられ、それは、前記ベルトコンベヤが前記駆動ローラ(W)および周回する前記搬送ベルト(G)を先に向けて、前記シャーシ(C)と前記ベルトコンベヤ(K)の間で作用するストッパまで前記切欠き(P)の中へ沈降され、その際に前記搬送ベルト(G)を少なくとも1つの前記方向転換ローラ(R

,R

)によって付勢して張力をかけ、好ましくは動作準備が整うように張力をかけることによることを特徴とする、請求項5から8のいずれか1項に記載のシャーシ(C)。
【請求項10】
請求項1から4のいずれか1項に記載のベルトコンベヤ(K)と、請求項5から9のいずれか1項に記載のシャーシ(C)とを含むベルトコンベヤシステムにおいて、挿入された状態にある前記ベルトコンベヤ(K)について次のことが該当し、
a)少なくとも1つの方向転換ローラ(R

,R

)の回転軸(Y
R1
,Y
R2
)は高さ方向(Z)で同じ高さに、ただし好ましくは前記駆動ローラ(W)の回転軸(Y

)よりも高く位置し、
および/または、
b)前記シャーシ(C)に2つの方向転換ローラ(R

,R

)が-好ましくは同じ高さ位置(Z

)で-設けられ、これらの内のりの間隔は搬送方向(X)で、前記駆動ローラ(W)を、これを包囲する前記搬送ベルト(G)とともにそれぞれの間で通過させるために十分である、ベルトコンベヤシステム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、物品を移送するためベルトコンベヤ、当該ベルトコンベヤを収容するシャーシ、並びに、これら両方のコンポーネントを有するベルトコンベヤシステムに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
産業の実作業では、製品がしばしば搬送区間に沿って動かされ、その間に製品をたとえば加工したり検査している。そのために、モータにより駆動されるベルトがコンベヤフレームを周回し、それにより、ベルトの上に載っている製品が搬送方向へと搬送されるベルトコンベヤが利用される。
【0003】
しばしば、コンベヤフレームの前側端部と後側端部に方向転換ローラが設けられ、これらのうちの1つが、ベルトのための駆動ローラとしての役目を同時に果たす。しかし、ベルトへの駆動出力の良好な伝達のために、シャフトは十分な直径を必要とするが、そのような直径は、上流側または下流側でベルトコンベヤに隣接するコンポーネントへの引渡のときに、ローラ直径の増大に伴って広くなる引渡間隙を生じさせる。その場合、特に計量ベルトで必要とされる、このような引渡間隙での製品のガタつきのない引渡は保証されなくなる。したがって、コンベヤフレームの前側端部または後側端部では、小さい直径を有する方向転換部材がしばしば好ましい。
【0004】
さらに、ベルトコンベヤは定期的なメンテナンスを必要とし、そのために搬送区間から取り出さなくてはならない(メンテナンス状態)。これに引き続く搬送区間への取付けのとき(動作状態)、ベルト張力を再び新たに調整することが必要となる場合があり、このことは時間コストがかかり、それに伴ってコスト集中的である。
【発明の概要】
【0005】
本発明の課題は、上述した欠点を克服するベルトコンベヤシステムを提供することにある。この課題は、請求項1に記載のベルトコンベヤ、および請求項9に記載のベルトコンベヤシステムによって解決される。その他の好ましい実施形態は従属請求項から明らかとなる。
【0006】
本発明の根底にある思想は、ベルトの駆動が、コンベヤフレームの前側端部または後側端部にある方向転換部材を介して行われるのではなく、コンベヤフレームの下方に配置される、ベルトにより周回されてモータにより駆動される駆動ローラによって行われることにある。さらにベルトコンベヤは、取外し可能な配置のためにシャーシの中に設けられ、そこからたとえばメンテナンス目的のために取り出され、または通常の動作のために挿入される。シャーシは、搬送区間に固定的に配置された、ベルトコンベヤのための収容部であってよい。その代替として、ベルトコンベヤで搬送される製品の重量を検出できるようにするために、たとえば計量セルの荷重受容部とシャーシを連結することも考えられる。
【0007】
ベルトコンベヤは、本発明によると、実質的に搬送方向Xおよびこれに対して直交して延びる横方向Y、並びにこれら両方の方向に対して直交する高さ方向Zに実質的に延びるコンベヤフレームを含む。搬送方向では、コンベヤフレームは第1の端部から、第1の端部に向かい合う第2の端部まで延びており、これら両方の端部に、横方向Yに延びる方向転換部材がそれぞれ設けられる。
【0008】
さらにベルトコンベヤは、エンドレスベルトとして構成された、コンベヤフレームを周回する搬送ベルトを含む。搬送ベルトは、平坦なベルトや帯材などによって閉じられた、周回する移送手段によって構成することができ、本件出願の意味においては、そのような複数の部材が駆動ローラによって共同で駆動される場合にも、共同で搬送ベルトであるとみなされる。
【0009】
駆動ユニットもベルトコンベヤに属しており、駆動ユニットはモータと、モータによって駆動される駆動ローラとを含む。駆動ローラは横方向Yに延びるのが好ましく、搬送ベルトを駆動するための役目を果たす。モータと駆動ローラとを有する駆動ユニットはコンベヤフレームと結合され、たとえばねじ止めされる。モータはコンベヤフレームの下方で、これから横方向Yへ側方にさほど突き出すことなく、延びているのが好ましい。そして複数の同種類のベルトコンベヤを、それぞれの搬送ベルトが側方のわずかな相互間隔だけを有するように、横方向Yに相並んで配置することができる。そのようにして、多軌道のシステムを比較的狭いスペースに格納することができる。
【0010】
モータから駆動ローラへとトルクを導入するために、モータシャフトから駆動ローラの適当なピニオンへと歯付きベルトが延びているのが好ましい。モータからシャフトへの、当業者に周知のその他のどのような力伝達手段でも同じく考慮の対象となる。駆動ユニットがコンベヤフレームと固定的に結合されていれば(たとえばねじ止め、係止手段、クイッククランプ手段によって、場合により工具なしで操作可能なように)、これら両方のコンポーネントを共同でシャーシから取り出すことができ、その際に、互いに相対的なそれぞれの配置が変化することがない。そのようにして、モータを駆動ローラと結合する歯付きベルトが、張力をかけられたまま保たれるという利点がある。したがって、引き続いてのシャーシへの再挿入のときにも、歯付きベルトをあらためて調整したり、再度張力をかけることが必要なく、以前に調整された歯付きベルト張力(その他のベルトや、類似の働きをする力伝達手段も考慮の対象となる)がそのまま維持される。このことは、たとえば計量ベルトを用いての動作の場合に必要である、安定したベルト走行にとって重要である。
(【0011】以降は省略されています)

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