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公開番号
2025168324
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-11-07
出願番号
2025072986
出願日
2025-04-25
発明の名称
コンベヤベルト
出願人
三ツ星ベルト株式会社
代理人
弁理士法人ATEN
主分類
B65G
15/34 20060101AFI20251030BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】ベルトの端部に連結金具を取り付けた際のベルト反りの発生を抑制できるコンベヤベルトを提供する。
【解決手段】第1カバー層201と、第2カバー層207と、芯体帆布層(第1芯体帆布層202、第2芯体帆布層204、第3芯体帆布層206)とが積層された、有端状のベルト本体2、及び、ベルト本体2の両端に取り付けられ、複数のU字状のフック31及びフック41がベルト本体2を挟み込む態様でベルト幅方向に沿って結合された一端側連結部材3及び他端側連結部材4を備え、一端側連結部材3のフック31と他端側連結部材4のフック41とを嵌合させた際にベルト幅方向に形成される孔5にピン6を差し込み連結することで無端状にしたベーラーベルト1であって、一端側連結部材3・他端側連結部材4は、第2カバー層207側でのみベルト幅方向に沿って結合されており、第2カバー層207の厚みが、第1カバー層201の厚みよりも大きくする。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
外周面となる第1カバー層と、
内周面となる第2カバー層と、
前記第1カバー層と前記第2カバー層との間に積層され、帆布素材を含む、芯体帆布層と、が少なくとも積層された、有端状のベルト、
及び、前記有端状のベルトの長さ方向の両端のそれぞれに取り付けられ、複数のU字状のフックが前記有端状のベルトを挟み込む態様でベルト幅方向に沿って所定の間隔をもって並列されると共に前記複数のU字状のフックが結合されて構成された一対の連結部材、を備え、
前記一対の連結部材のその一方の前記複数のU字状のフックとその他方の前記複数のU字状のフックとを嵌合させることで前記ベルト幅方向に形成される孔にピンを差し込み連結することで無端状にした、コンベヤベルトであって、
前記一対の連結部材の前記複数のU字状のフックが、前記第1カバー層及び前記第2カバー層の何れか一方側でのみ前記ベルト幅方向に沿って結合されており、
前記一対の連結部材の前記複数のU字状のフックが前記ベルト幅方向に沿って結合されている側にある、前記第1カバー層及び前記第2カバー層の一方の厚みが、前記第1カバー層及び前記第2カバー層の他方の厚みよりも大きいことを特徴とする、コンベヤベルト。
続きを表示(約 1,500 文字)
【請求項2】
当該コンベヤベルトの総厚に対する、前記第1カバー層及び前記第2カバー層の前記一方の厚みの比率が0.35以上であることを特徴とする、請求項1に記載のコンベヤベルト。
【請求項3】
前記第1カバー層及び前記第2カバー層は、ゴム組成物で形成されており、
前記一対の連結部材の前記複数のU字状のフックが前記ベルト幅方向に沿って結合されている側にある、前記第1カバー層及び前記第2カバー層の一方の、タイプAデュロメータを用いて測定されるタイプA硬度が、A80~A90であることを特徴とする、請求項1に記載のコンベヤベルト。
【請求項4】
前記一対の連結部材の前記複数のU字状のフックが前記ベルト幅方向に沿って結合されている側にある、前記第1カバー層及び前記第2カバー層の一方の硬度は、前記第1カバー層及び前記第2カバー層の他方の硬度よりも高いことを特徴とする、請求項3に記載のコンベヤベルト。
【請求項5】
外周面となる第1カバー層と、
内周面となる第2カバー層と
前記第1カバー層と前記第2カバー層との間に積層され、帆布素材を含む、少なくとも2層の芯体帆布層と、
前記芯体帆布層間に積層される、少なくとも1層の中間層と、が積層された、有端状のベルト、
及び、前記有端状のベルトの長さ方向の両端のそれぞれに取り付けられ、複数のU字状のフックが前記有端状のベルトを挟み込む態様でベルト幅方向に沿って所定の間隔をもって並列されると共に前記複数のU字状のフックが結合されて構成された一対の連結部材、を備え、
前記一対の連結部材のその一方の前記複数のU字状のフックとその他方の前記複数のU字状のフックとを嵌合させることで前記ベルト幅方向に形成される孔にピンを差し込み連結することで無端状にした、コンベヤベルトであって、
前記一対の連結部材の前記複数のU字状のフックが、前記第1カバー層及び前記第2カバー層の何れか一方側でのみ前記ベルト幅方向に沿って結合されており、
当該コンベヤベルトの総厚に対する前記中間層の総厚の比率が0.2以上であることを特徴とする、コンベヤベルト。
【請求項6】
外周面となる第1カバー層と、
内周面となる第2カバー層と、
前記第1カバー層と前記第2カバー層との間に積層され、帆布素材を含む、芯体帆布層と、が少なくとも積層された、有端状のベルト、
及び、前記有端状のベルトの長さ方向の両端のそれぞれに取り付けられ、複数のU字状のフックが前記有端状のベルトを挟み込む態様でベルト幅方向に沿って所定の間隔をもって並列されると共に前記複数のU字状のフックが結合されて構成された一対の連結部材、を備え、
前記一対の連結部材のその一方の前記複数のU字状のフックとその他方の前記複数のU字状のフックとを嵌合させることで前記ベルト幅方向に形成される孔にピンを差し込み連結することで無端状にした、コンベヤベルトであって、
前記芯体帆布層は、ベルト長さ方向に平行となる向きに配置される経糸と前記ベルト幅方向に平行となる向きに配置される緯糸を交差させて織られた織布を含み、
前記緯糸は、モノフィラメント糸を含むことを特徴とする、コンベヤベルト。
【請求項7】
前記芯体帆布層は、前記緯糸が少なくとも2層配置されており、各層の前記緯糸と前記経糸を交差させて織られた多重織の織布を含むことを特徴とする、請求項6に記載のコンベヤベルト。
【請求項8】
牧草を円柱状に丸めて梱包するロールベーラーに使用される、請求項1~7の何れかに記載のコンベヤベルト。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、有端状のベルトを接合した無端状のコンベヤベルトに関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
一般に、ゴムと芯体帆布などを積層したコンベヤベルトが知られている。コンベヤベルトは、例えば特許文献1に示されるように、文字通り搬送物を搬送するためのベルトコンベヤに使用される他、干し草やワラなどの作物を円柱状に梱包するラウンドベーラー、ロールベーラーなどのベーラーにおいて、作物を回転させながら圧縮するためのベーラーベルトなどのベルトとしても使用される。
【0003】
これらのコンベヤベルトは、一般的に有端状または帯状で製造されたベルトの長さ方向の両端部を連結し、無端状または環状に加工して用いられる。コンベヤベルトの両端部を連結する方法としては、特許文献2および特許文献3に開示されるような連結金具をベルトの両端部に取り付け、これらの連結金具を嵌合させることにより形成される孔にピンを挿入して連結する方法が汎用されている。
【0004】
特許文献2では、開口部を押圧することでU字状となるフックを複数並列させ、フックの一方の端部付近を、Fig1における部材23のワイヤーで結合した連結金具が開示されている。また、特許文献3の図1には、端部につめを有する長いブランチが連続バーの一方の側から突出し、連続バーの他方の側からは端部につめを有する短いブランチが突出した連結金具が開示されている。このように、コンベヤベルトの両端部を連結する連結金具は、コンベヤベルトの裏面側または表面側に当接する部分で結合されている一方、コンベヤベルトの表面側または裏面側に当接する部分は結合されずにフックが所定の間隔で離間して並列する構造となっている。
【0005】
このように、フックの少なくとも一部が結合され、フックが所定の間隔をもって並列された構造を有する連結金具を用いることで、コンベヤベルトの長さ方向におけるフックの位置、即ち、フックがベルトに食い込む位置を揃えることが容易になる。フックの位置を揃えることで、特定のフックに負荷が集中するのを抑制でき、ベルトの寿命を向上できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
米国特許出願公開第2024/0023488号明細書
米国特許第5553359号明細書
特許第5492086号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、特許文献2や特許文献3の図1のようなフックの片側、即ち、中央部分ではない端部が結合された連結金具を用いた場合、連結金具が結合されている側を内側としてベルトに反りが発生しやすいという場合がある。ベルトに反りが発生すると、ベルトを連結する作業が困難となるだけでなく、偏摩耗や応力集中によりベルトや連結金具が損傷しやすくなる虞がある。
【0008】
そこで、本発明の課題は、ベルトの端部に連結金具を取り付けた際のベルト反りの発生を抑制できるコンベヤベルトを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、外周面となる第1カバー層と、
内周面となる第2カバー層と、
前記第1カバー層と前記第2カバー層との間に積層され、帆布素材を含む、芯体帆布層と、が少なくとも積層された、有端状のベルト、
及び、前記有端状のベルトの長さ方向の両端のそれぞれに取り付けられ、複数のU字状のフックが前記有端状のベルトを挟み込む態様でベルト幅方向に沿って所定の間隔をもって並列されると共に前記複数のU字状のフックが結合されて構成された一対の連結部材、を備え、
前記一対の連結部材のその一方の前記複数のU字状のフックとその他方の前記複数のU字状のフックとを嵌合させることで前記ベルト幅方向に形成される孔にピンを差し込み連結することで無端状にした、コンベヤベルトであって、
前記一対の連結部材の前記複数のU字状のフックは、前記第1カバー層及び前記第2カバー層の何れか一方側でのみ前記ベルト幅方向に沿って結合されており、
前記一対の連結部材の前記複数のU字状のフックが前記ベルト幅方向に沿って結合されている側にある、前記第1カバー層及び前記第2カバー層の一方の厚みが、前記第1カバー層及び前記第2カバー層の他方の厚みよりも大きいことを特徴としている。
【0010】
上記構成によれば、有端状のベルトを無端状に連結する一対の連結部材の複数のU字状のフックが、第1カバー層側または第2カバー層側でのみベルト幅方向に沿って結合される。つまり、一対の連結部材の複数のU字状のフックの結合部分が、第1カバー層及び第2カバー層の何れか一方のみに対向する。このように、有端状のベルトを無端状に連結する一対の連結部材の複数のU字状のフックが、第1カバー層及び第2カバー層の何れか一方側でのみ、例えば、第2カバー層側でのみベルト幅方向に沿って結合されている場合、第2カバー層側を内側にしてコンベヤベルトにベルト幅方向に沿った反りが発生する場合がある。
そこで、連結部材の複数のU字状のフックがベルト幅方向に沿って結合されている側にある第1カバー層及び第2カバー層の一方である、例えば、第2カバー層の厚みを、第1カバー層の厚みよりも大きくすることにより、コンベヤベルトの反りを抑制できる。なお、連結部材の複数のU字状のフックがベルト幅方向に沿って結合されている側にある第1カバー層及び第2カバー層の一方とは、一対の連結部材の複数のU字状のフックの結合部分が対向する、第1カバー層及び第2カバー層の一方のことを意味する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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