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公開番号2025168279
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-11-07
出願番号2025067366
出願日2025-04-16
発明の名称減速機
出願人三ツ星ベルト株式会社
代理人弁理士法人ATEN
主分類F16H 1/32 20060101AFI20251030BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】複雑なシール構造を有することがなく、注油によるメンテナンスをせずとも、使用による異音が発生せず、静粛性、歯車の耐摩耗性に優れるサイクロイド減速機を提供する。
【解決手段】減速機1は、駆動源の回転軸2に同期接続され、駆動源の駆動回転軸心O1に対して偏心した入力回転軸心O2を有する入力軸11と、入力回転軸心O2を中心として入力軸11に対して相対回転可能に配置され、外周にエピトロコイド平行曲線をした5つの歯121を有する外歯歯車12と、外歯歯車12に係るエピトロコイド平行曲線に対応する樹脂製の6個の外ローラ131が、回転自在に支持された内歯歯車13と、駆動回転軸心O1を中心として回転可能な出力軸14と、外歯歯車12に固定され、出力軸14の軸方向に形成された内ピン孔143の内周に沿って摺動可能な内ピン15とを備えている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
駆動源の回転軸に同期接続され、当該駆動源の駆動回転軸心に対して偏心した入力回転軸心を有する入力軸と、
前記入力回転軸心を中心として前記入力軸に対して相対回転可能に配置され、外周にエピトロコイド平行曲線をした歯を有する外歯歯車と、
前記外歯歯車に係る前記エピトロコイド平行曲線に対応する樹脂製の複数の外ローラが、回転自在に支持された内歯歯車と、
前記駆動回転軸心を中心として回転可能な出力軸と、
前記内歯歯車及び前記出力軸の一方に固定され、前記内歯歯車及び前記出力軸の他方の前記出力軸方向に形成された内ピン孔の内周に沿って摺動可能な内ピンと、
を備えたことを特徴とする、減速機。
続きを表示(約 250 文字)【請求項2】
前記入力軸と前記外歯歯車との間には、樹脂製の第1軸受が設けられ、
前記内ピン孔の内周には、樹脂製の第2軸受が設けられ、
前記出力軸は、前記入力軸に対して相対回転可能に配置され、前記入力軸と前記出力軸との間には、樹脂製の第3軸受が設けられていることを特徴とする、請求項1に記載の減速機。
【請求項3】
前記内歯歯車における前記複数の外ローラを形成する樹脂材の限界PV値が、2MPa・m/s以上であることを特徴とする、請求項1または2に記載の減速機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、駆動源から入力された回転を減速する減速機に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
一般に、産業用のロボットや生産機械、車両用の駆動制御部等においては、駆動源となるモータの回転数と従動源が要求する回転数との調整や、駆動源のトルクを従動源に対して増幅させて出力することを目的として、減速機が汎用されている。
【0003】
この減速機の一種として、偏心揺動型の減速機が知られており、偏心揺動型の減速機は、駆動源の回転軸の軸心に対して偏心回転する入力軸と、この入力軸に軸受を介して接続されており、揺動回転可能に設けられた外歯歯車と、この外歯歯車と内接噛合する内歯歯車と、外歯歯車の自転運動を出力する出力軸とから構成される。
【0004】
また、偏心揺動型の減速機の一種として、外周部にエピトロコイド平行曲線の歯形を有する外歯歯車を使用した、サイクロイド減速機が知られており、例えば、特許文献1に開示されている。サイクロイド減速機は、インボリュート歯車を使用した減速機と比較して、同時に噛み合う歯車の歯数が多いため、静粛性に優れる特徴がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2013-44400号公報
特開平7-243486号公報
特開2016-191447号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
このようなサイクロイド減速機は、従来、比較的大きな動力を扱う分野で使用されることが多く、外歯歯車と内歯歯車の噛み合い部にグリース等の潤滑油を注油し、メンテナンスしながら使用するのが一般的であった。
【0007】
しかしながら、昨今、このようなサイクロイド減速機をより広い用途に適用しようとする要求があり、用途を限定せずに使用するためには、油漏れ対策や注油によるメンテナンスが不要であるサイクロイド減速機が望まれている。
【0008】
このような要求に対して、特許文献2には、樹脂製の外歯歯車及び内歯歯車を使用したサイクロイド減速機が開示されているが、この構造では、内歯歯車と外歯歯車との摺動性が不十分であるため、注油をしない環境では、使用による異音が大きく、また内歯歯車が偏摩耗してしまう場合があった。
【0009】
一方で、特許文献3には、軸受の保持器を樹脂製としたサイクロイド減速機が開示されているが、外歯歯車と内歯歯車は金属製であるため、注油をしない環境においては、異音に対する対策は不十分であった。
【0010】
そこで、本発明では、複雑なシール構造を有することがなく、注油によるメンテナンスをせずとも、使用による異音が発生せず、静粛性、歯車の耐摩耗性に優れるサイクロイド減速機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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