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公開番号
2025164509
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-30
出願番号
2024068527
出願日
2024-04-19
発明の名称
インバータ装置及びその保護方法
出願人
三菱重工業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
H02M
7/48 20070101AFI20251023BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】部品の一部が短絡故障した場合でもインバータ制御を継続して行うこと。
【解決手段】インバータ装置1は、電源ラインL1から供給される電圧を変換して出力ラインL2に出力する複数のインバータ回路10と、保護装置20とを備える。保護装置20は、複数のインバータ回路10を複数のグループGL1~GLnにグルーピングしたグルーピング情報を有し、いずれかのインバータ回路10に異常が発生した場合に、異常が発生したインバータ回路10及び該インバータ回路10と同じグループに属するインバータ回路10への電力供給を遮断する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
第1ラインから供給される電圧を変換して第2ラインに出力する複数のインバータ回路と、
複数の前記インバータ回路を複数のグループにグルーピングしたグルーピング情報を有し、いずれかの前記インバータ回路に異常が発生した場合に、異常が発生した前記インバータ回路及び該インバータ回路と同じグループに属する前記インバータ回路への電力供給を遮断する保護装置と
を備えるインバータ装置。
続きを表示(約 870 文字)
【請求項2】
前記第2ラインには、多極三相モータが接続されており、
各前記インバータ回路は、前記多極三相モータの各巻線に対応して設けられるとともに、各前記巻線に対して交流電圧を出力し、
複数の前記インバータ回路は、三相巻線に対応する3つの前記インバータ回路を最小単位として、複数のグループにグルーピングされている請求項1に記載のインバータ装置。
【請求項3】
各前記グループは、前記多極三相モータのステータにおいて、互いに対向する位置に設けられた少なくとも2つの前記三相巻線に対応する6つの前記インバータ回路を含む請求項2に記載のインバータ装置。
【請求項4】
前記保護装置は、
前記第1ラインに設けられるとともに、各前記インバータ回路にそれぞれ対応して設けられた保護回路と、
前記保護回路を制御可能な制御部と、
を備える請求項1に記載のインバータ装置。
【請求項5】
前記保護装置は、前記第1ラインに設けられるとともに、各前記グループに対応して設けられた保護回路を備える請求項1に記載のインバータ装置。
【請求項6】
前記保護装置は、
前記第1ライン及び前記第2ラインにそれぞれ設けられるとともに、各前記インバータ回路または各前記グループに対応して設けられた複数の保護回路と、
複数の前記保護回路を制御する制御部と、
を備える請求項1に記載のインバータ装置。
【請求項7】
第1ラインから供給される電圧を変換して第2ラインに出力する複数のインバータ回路を備えるインバータ装置の保護方法であって、
複数の前記インバータ回路を複数のグループにグルーピングしたグルーピング情報を有し、いずれかの前記インバータ回路に異常が発生した場合に、異常が発生した前記インバータ回路及び該インバータ回路と同じグループに属する前記インバータ回路への電力供給を遮断するインバータ装置の保護方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、インバータ装置及びその保護方法に関するものである。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、電力変換装置の一つとして、パワー素子であるスイッチング素子を用いたインバータ装置が知られている。例えば、非特許文献1には、多極モータの巻線毎にフルブリッジインバータを設けたインバータ装置が開示されている。
非特許文献1に開示されるインバータ装置は、10極モータを制御するためのインバータであり、30枚(=10極×3相)のインバータ基板を有している。また、損失低減するために、フルブリッジインバータの1スイッチ当たり、複数のFET素子(例えば、10個のFET素子)を並列接続して用いている。更に、FET素子と並列に複数の高周波用キャパシタ(例えば、11個のキャパシタ)を接続している。このため、1つのインバータ基板に搭載される部品数は、極めて多くなる。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
Mohammad M.Qasim、外5名、“Design and Optimization of an Inverter for a One-Megawatt Ultra-Light Motor Drive”、AIAA Aviation Forum 2023、インターネット<https://dspace.mit.edu/bitstream/handle/1721.1/150871/2023_AIAA_Paper_1MW_PE%5B99%5D.pdf?sequence=2&isAllowed=y>
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このように、多数の部品が1枚のインバータ基板に搭載されるようなインバータ装置では、多くの部品が高電圧直流バスに並列接続される。このため、これらの部品の一つでも短絡故障すると、高電圧直流バスの電圧が0Vとなり、全てのインバータ基板の機能が停止するおそれがある。
【0005】
本開示は、このような事情に鑑みてなされたものであって、部品の一部が短絡故障した場合でもインバータ制御を継続して行うことのできるインバータ装置及びその保護方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様に係るインバータ装置は、第1ラインから供給される電圧を変換して第2ラインに出力する複数のインバータ回路と、複数の前記インバータ回路を複数のグループにグルーピングしたグルーピング情報を有し、いずれかの前記インバータ回路に異常が発生した場合に、異常が発生した前記インバータ回路及び該インバータ回路と同じグループに属する前記インバータ回路への電力供給を遮断する保護装置とを備える。
【0007】
本開示の一態様に係るインバータ装置の保護方法は、第1ラインから供給される電圧を変換して第2ラインに出力する複数のインバータ回路を備えるインバータ装置の保護方法であって、複数の前記インバータ回路を複数のグループにグルーピングしたグルーピング情報を有し、いずれかの前記インバータ回路に異常が発生した場合に、異常が発生した前記インバータ回路及び該インバータ回路と同じグループに属する前記インバータ回路への電力供給を遮断する。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、部品の一部が短絡故障した場合でもインバータ制御を継続して行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本開示の第1実施形態に係るインバータ装置の一構成例を示した概略構成図である。
本開示の第1実施形態に係る保護装置の一構成例を示した図である。
本開示の第1実施形態に係る保護制御部のハードウェア構成の一例を示した図である。
本開示の第1実施形態に係るインバータ装置の動作について説明するための図である。
本開示の変形例2に係るインバータ装置の一構成例を示した概略構成図である。
本開示の変形例3に係るインバータ装置の一構成例を示した概略構成図である。
本開示の変形例4に係るインバータ装置のグルーピングについて説明するための図である。
本開示の変形例4に係るインバータ装置のグルーピングについて説明するための図である。
本開示の第2実施形態に係るインバータ装置の一構成例を示した概略構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
〔第1実施形態〕
以下に、本開示に係るインバータ装置及びその保護方法の第1実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係るインバータ装置1の概略構成を示した図である。図1に示すように、インバータ装置1は、電源ライン(第1ライン)L1から供給される電圧を変換して出力ライン(第2ライン)に出力する複数のインバータ回路10と、保護装置20とを備えている。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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