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公開番号2025164493
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-30
出願番号2024068505
出願日2024-04-19
発明の名称印刷物とその検証方法および検証システム
出願人TOPPANホールディングス株式会社
代理人弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
主分類B42D 25/378 20140101AFI20251023BHJP(製本;アルバム;ファイル;特殊印刷物)
要約【課題】 容易にかつ低コストで真贋判定できる印刷物と、その真贋判定のための検証方法および検証システムを提供すること。
【解決手段】 実施形態に係る印刷物は、基材と、基材上に配置された第1の色層と、基材上に配置された第2の色層とを備え、外部から光を照明されると、少なくとも、第1の色層から発せられる第1の色と、第2の色層から発せられる第2の色とによってカラーで顕像化される潜像が、基材上に形成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
基材と、
前記基材上に配置された第1の色層と、
前記基材上に配置された第2の色層とを備え、
外部から光を照明されると、少なくとも、前記第1の色層から発せられる第1の色と、前記第2の色層から発せられる第2の色とによってカラーで顕像化される潜像が、前記基材上に形成された、印刷物。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
前記基材の色は白色であり、
前記外部から照明される光は、第3の色の光であり、
前記第1の色層は、前記外部から前記第3の色の光を照明されると、前記第1の色を発し、
前記第2の色層は、前記外部から前記第3の色の光を照明されると、前記第2の色を発し、
前記第1の色、前記第2の色、および前記第3の色は、ともに白色でも黒色でもなく、互いに異なる色であり、
前記基材のうち、前記第1の色層も前記第2の色層も配置されていない部分では、前記外部から前記第3の色の光を照明されると、前記第3の色の光が反射し、
前記第1の色、前記第2の色、および前記第3の色によって、前記潜像がカラーで顕像化される、請求項1に記載の印刷物。
【請求項3】
前記第3の色の光は、青色光であり、
前記第1の色層は、前記外部から前記青色光を照明されると、前記第1の色として赤色を発する赤色蛍光層であり、
前記第2の色層は、前記外部から前記青色光を照明されると、前記第2の色として緑色を発する緑色蛍光層である、請求項2に記載の印刷物。
【請求項4】
前記基材上に配置された色吸収層をさらに備え、
前記色吸収層は、前記外部から前記第3の色の光を照明されると、前記第3の色の光を吸収して、黒色に見え、
前記潜像は、前記第1の色、前記第2の色、前記第3の色、および前記黒色によって、カラーで顕像化される、請求項2に記載の印刷物。
【請求項5】
前記第3の色の光は、青色光であり、
前記第1の色層は、前記外部から前記青色光を照明されると、前記第1の色として赤色を発する赤色蛍光層であり、
前記第2の色層は、前記外部から前記青色光を照明されると、前記第2の色として緑色を発する緑色蛍光層であり、
前記色吸収層は、前記青色光の補色関係の色からなる黄色層である、請求項4に記載の印刷物。
【請求項6】
前記色吸収層は、前記黄色層である第1の色吸収層と、前記青色光を吸収する青色吸収層である第2の色吸収層とを含む、請求項5に記載の印刷物。
【請求項7】
請求項2乃至6のうち何れか1項に記載の印刷物の真正性を検証する検証方法であって、
前記印刷物に、前記第3の色の光を照明する工程と、
前記第3の色の光の照明によって顕像化された画像を、真正な画像と比較する工程と、
前記比較の結果、前記顕像化された画像と、前記真正な画像とが一致する場合、前記印刷物が真正であると判定し、一致しない場合、前記印刷物が真正ではないと判定する工程とを含む、検証方法。
【請求項8】
白色光を発する白色光源を備えた情報端末と、前記白色光源から発せられた前記白色光から前記第3の色の光を抽出する光学フィルタとによって実施される、請求項7に記載の検証方法であって、
前記白色光源から発せられる前記白色光を、前記光学フィルタを通過させることによって、前記照明する工程で照明される前記第3の色の光を得る工程を含む、検証方法。
【請求項9】
前記情報端末は、スマートフォンであり、前記白色光源は、前記スマートフォンに搭載されたLEDライトである、請求項8に記載の検証方法。
【請求項10】
請求項2乃至6のうち何れか1項に記載の印刷物の真正性を検証する検証システムであって、
白色光を発する白色光源と、
前記白色光源から発せられた前記白色光から、前記第3の色の光を抽出する光学フィルタと、
前記第3の色の光を前記印刷物に照明することによって顕像化された画像を、真正な画像と比較する比較部と、
前記顕像化された画像と、前記真正な画像とが一致する場合、前記印刷物が真正であると判定し、一致しない場合、前記印刷物が真正ではないと判定する判定部と
を備えた、検証システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば、パスポートやIDカード等のように、個人情報が印刷された印刷物と、その検証方法および検証システムに関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
パスポートやIDカード等のように、個人情報が印刷された印刷物には、偽造または変造が困難なことが要求される。
【0003】
この要求に応えるべく、従来、例えば、蛍光顔料などの特殊顔料を含んだインキ、いわゆる特殊インキを使用した印刷がなされている。この印刷に、例えば、サーマルプリントヘッドを使用する熱転写記録方式を利用すると、個人情報などの物品毎に異なる情報を、容易に記録することができる(例えば、特許文献1および2参照)。
【0004】
また、さらに特殊インキとして、赤、青、緑に発光する蛍光インキを使用した熱転写記録方式も加えることで、認証用のカラー画像と蛍光インキによる蛍光カラー画像とを比較することで、偽造または変造をより困難にすることができる(特許文献3参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平9-240136号公報
特開平10-35089号公報
特開2000-225774号公報
特開2023-69349号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、このような従来の印刷物には、以下のような問題がある。
【0007】
例えば、偽造または変造が困難であることが要求される印刷物の真贋判定のために、紫外線を照明して蛍光発光させた潜像画像と、検証用の目視可能な画像とを比較する方法がある。しかしながら、この真贋判定のためには、紫外線を照明する、いわゆるブラックライトが必要である。このため、この方法は、容易に採用できるものではないという問題がある。
【0008】
また、検証用の目視可能な画像が黄藍紅によるカラー表現の場合、比較検証するための蛍光発光画像も、RGB蛍光発光によるカラー表現であることが望ましい。しかしながら、その場合、3色分の蛍光インキが必要となり、コスト的に割高になるという問題がある。
【0009】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、容易にかつ低コストで真贋判定できる印刷物と、その真贋判定のための検証方法および検証システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記目的を達成するために、本発明の第1の態様は、基材と、基材上に配置された第1の色層と、基材上に配置された第2の色層とを備え、外部から光を照明されると、少なくとも、第1の色層から発せられる第1の色と、第2の色層から発せられる第2の色とによってカラーで顕像化される潜像が、基材上に形成された、印刷物である。
(【0011】以降は省略されています)

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