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公開番号2025164006
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-30
出願番号2024067710
出願日2024-04-18
発明の名称ストレージシステム及びコマンド実行方法
出願人日立ヴァンタラ株式会社
代理人弁理士法人サンネクスト国際特許事務所
主分類G06F 3/06 20060101AFI20251023BHJP(計算;計数)
要約【課題】
コマンドを入力するための操作性を向上するとともに、入力したコマンドを確実かつ正確に実行すること。
【解決手段】
第2の操作部は、特定形式のデータが所定の閾値サイズを越えているか否かを判断し、特定形式のデータが所定の閾値サイズを越えていると判断した場合、特定形式のデータを所定サイズごとの複数の特定形式の単位データに分割する分割処理部を備え、コントローラは、複数の特定形式の単位データからコマンドを復元するコマンド処理部と、を備える。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
データを格納するドライブ装置と、前記ドライブ装置を制御するコントローラと、前記ドライブ装置を制御するためのコマンドを前記コントローラに発行する制御装置と、を備えるストレージシステムにおいて、
前記制御装置は、
グラフィックユーザインターフェースにより前記コマンドを受け付ける第1の操作部と、
前記グラフィックユーザインターフェースを用いて統合されておりテキストデータ入力により前記コマンドを受け付ける第2の操作部と、を備え、
前記第2の操作部は、
入力された前記コマンドの文字列を特定進数のデータに変換して特定形式のデータとする変換処理部と、
前記特定形式のデータが所定の閾値サイズを越えているか否かを判断し、前記特定形式のデータが所定の閾値サイズを越えていると判断した場合、前記特定形式のデータを所定サイズごとの複数の前記特定形式の単位データに分割する分割処理部と、を備え、
前記コントローラは、
複数の前記特定形式の単位データから前記コマンドを復元するコマンド処理部と、
を備えることを特徴とするストレージシステム。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記分割処理部は、
前記特定形式のデータが所定の閾値サイズを越えていないと判断した場合、前記特定形式のデータを分割せずそのまま送信する
ことを特徴とする請求項1に記載のストレージシステム。
【請求項3】
前記第1の操作部及び前記第2の操作部は、
前記グラフィックユーザインターフェースを用いたブラウザ上で起動される
ことを特徴とする請求項1に記載のストレージシステム。
【請求項4】
前記コントローラにおいて、
前記コントローラによって実行されたコマンドの実行結果を表す結果データを送信するドライブ操作部を備え、
前記コマンド処理部は、
前記結果データを前記特定形式の結果データに変換するとともに、前記特定形式の結果データが前記所定の閾値サイズを越えていると判断した場合、前記特定形式の結果データを前記所定サイズごとの前記特定形式の単位結果データに分割し、
前記コマンドコンソールでは、
前記分割処理部が、複数の前記特定形式の単位結果データから前記特定形式の結果データを復元する
ことを特徴とする請求項1に記載のストレージシステム。
【請求項5】
前記第2の操作部は、
前記特定形式の結果データに基づく結果を表示装置に表示する
ことを特徴とする請求項4に記載のストレージシステム。
【請求項6】
前記コマンド処理部は、
前記特定形式の結果データが所定の閾値サイズを越えていないと判断した場合、前記特定形式の結果データをそのまま送信する
ことを特徴とする請求項4に記載のストレージシステム。
【請求項7】
前記コントローラは、
前記第2の操作部と前記コマンド処理部との間においてデータを中継する中継部を備える
ことを特徴とする請求項1に記載のストレージシステム。
【請求項8】
前記第2の操作部は、ブラウザのグラフィックユーザインターフェースの一部として動作する
ことを特徴とする請求項1に記載のストレージシステム。
【請求項9】
前記第2の操作部と前記ストレージ装置とは、WSS(WebSocket over SSL/TLS)をプロトコルとしてデータ通信を行っており、
前記ストレージ装置と前記ドライブ装置とは、SSD(Solid State Drive)伝送プロトコルを用いてデータ通信を行う
ことを特徴とする請求項1に記載のストレージシステム。
【請求項10】
データを格納するドライブ装置と、前記ドライブ装置を制御するコントローラと、前記ドライブ装置を制御するためのコマンドを前記コントローラに発行する制御装置と、を備えるストレージシステムにおけるコマンド実行方法において、
前記制御装置において、第1の操作部を用いて、グラフィックユーザインターフェースにより前記コマンドを受け付け可能とするとともに、第2の操作部を用いて、当該グラフィックユーザインターフェースを用いて前記第1の操作部と統合しつつテキストデータ入力により前記コマンドを受け付け可能とするコマンド受付ステップと、
変換処理部が、入力された前記コマンドの文字列を特定進数のデータに変換して特定形式のデータとする変換ステップと、
分割処理部が、前記特定形式のデータが所定の閾値サイズを越えているか否かを判断し、前記特定形式のデータが所定の閾値サイズを越えていると判断した場合、前記特定形式のデータを所定サイズごとの複数の前記特定形式の単位データに分割する分割ステップと、
前記コントローラにおいて、コマンド処理部が、複数の前記特定形式の単位データから前記コマンドを復元する復元ステップと、
を有することを特徴とするコマンド実行方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、コマンド入力時の操作性を向上する技術に関するストレージシステム及びコマンド実行方法に適用して好適なものである。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
情報処理システムにて、ある操作を行うためのコマンドを実行するためには、例えばブラウザを用いてグラフィックで表示された表示物を操作してコマンドを入力するいわゆるGUI(Graphic User Interface)を用いた操作部(以下「第1の操作部」と称する)の他にも、テキストでコマンドを入力するCUI(Character User Interface)を用いた操作部(以下「第2の操作部」と称する)が存在する。第1の操作部と第2の操作部とを同時に提供し、これらの操作部を連動させてコマンドの入力を補完したり、対応するコマンド実行結果を表示させる情報処理システムが提供されている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2007-114935号公報
特開2010-43924号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1及び特許文献2に記載された技術では、GUIを用いた第1の操作部とCUIを用いた第2の操作部とが互いに独立しているため、これらの操作部を提供するソフトウェアをそれぞれコンピュータにインストールし起動する必要があり、操作性が良くなかった。
【0005】
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、コマンドを入力するための操作性を向上するとともに、入力したコマンドを確実かつ正確に実行することができるストレージシステム及びコマンド実行方法を提案しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
かかる課題を解決するため本発明においては、データを格納するドライブ装置と、前記ドライブ装置を制御するコントローラと、前記ドライブ装置を制御するためのコマンドを前記コントローラに発行する制御装置と、を備えるストレージシステムにおいて、前記制御装置は、グラフィックユーザインターフェースにより前記コマンドを受け付ける第1の操作部と、前記グラフィックユーザインターフェースを用いて統合されておりテキスト入力により前記コマンドを受け付ける第2の操作部と、を備え、前記第2の操作部は、入力された前記コマンドの文字列を特定進数のデータに変換して特定形式のデータとする変換処理部と、前記特定形式のデータが所定の閾値サイズを越えているか否かを判断し、前記特定形式のデータが所定の閾値サイズを越えていると判断した場合、前記特定形式のデータを所定サイズごとの複数の前記特定形式の単位データに分割する分割処理部と、を備え、前記コントローラは、複数の前記特定形式の単位データから前記コマンドを復元するコマンド処理部と、を備えるようにした。
【0007】
また、本発明においては、データを格納するドライブ装置と、前記ドライブ装置を制御するコントローラと、前記ドライブ装置を制御するためのコマンドを前記コントローラに発行する制御装置と、を備えるストレージシステムにおけるコマンド実行方法において、前記制御装置において、第1の操作部を用いて、グラフィックユーザインターフェースにより前記コマンドを受け付け可能とするとともに、第2の操作部を用いて、当該グラフィックユーザインターフェースを用いて前記第1の操作部と統合しつつテキストデータ入力により前記コマンドを受け付け可能とするコマンド受付ステップと、変換処理部が、入力された前記コマンドの文字列を特定進数のデータに変換して特定形式のデータとする変換ステップと、分割処理部が、前記特定形式のデータが所定の閾値サイズを越えているか否かを判断し、前記特定形式のデータが所定の閾値サイズを越えていると判断した場合、前記特定形式のデータを所定サイズごとの複数の前記特定形式の単位データに分割する分割ステップと、前記コントローラにおいて、コマンド処理部が、複数の前記特定形式の単位データから前記コマンドを復元する復元ステップと、を有するようにした。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、コマンドを入力するための操作性を向上するとともに、入力したコマンドを確実かつ正確に実行することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本実施形態に係るストレージシステムの構成例を示すシステム構成図である。
図1に示すコマンドコンソールの構成例を示すブロック図である。
コマンドコンソールの変換処理部の処理内容の一例を示す図である。
図1に示すウェブアダプタの構成例を示すブロック図である。
本実施形態に係るストレージシステムのコマンド実行方法の一例を示すタイミングチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面に基づいて、本発明の一実施形態を詳細に説明する。
(1.ストレージシステムの構成)
図1は、本実施形態に係るストレージシステム1の構成例を示すシステム構成図である。図2は、図1に示すコマンドコンソール202の構成例を示すブロック図である。図3は、コマンドコンソール202の変換処理部202Aの処理内容の一例を示す図である。図4は、図1に示すウェブアダプタ112の構成例を示すブロック図である。なお、各図において示す矢印はコマンドやデータの流れの一例であり、その矢印の向きとは異なる方向にコマンドやデータがやり取りされる場合もある。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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