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公開番号
2025163245
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-28
出願番号
2025132988,2022581377
出願日
2025-08-08,2021-06-14
発明の名称
2成分繊維を製造する方法およびこれを含む物品
出願人
コベイション・インコーポレイテッド
,
COVATION INC.
代理人
個人
,
個人
主分類
D01F
8/14 20060101AFI20251021BHJP(天然または人造の糸または繊維;紡績)
要約
【課題】使用するポリエステル出発材料が所望の固有粘度(I.V.)を有し、容易に入手可能であり、安価である、2成分繊維を製造する方法およびこれを含む物品を提供する。
【解決手段】第1の実施形態において、2成分繊維を製造する方法であって:a)2つまたはそれ以上の独立した溶融物流を作製することができる紡糸機で第1および第2の成分を押し出すことと;b)2成分繊維の製造に適合した紡糸口金で溶融物流を組み合わせることと;c)工程(b)で作製された2成分繊維を空気中でクエンチすることと;d)クエンチされた2成分繊維を延伸し、ヒートセットすることと;e)工程(d)の2成分繊維を任意の好適な手段によって巻き取ることとを含み;第1の押出成分は第2の押出成分よりも低い水分レベルを有する、方法が開示される。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
2成分繊維を製造する方法であって:
a)2つまたはそれ以上の独立した溶融物流を作製することができる紡糸機で第1および第2の成分を押し出すことと;
b)2成分繊維の製造に適合した紡糸口金で溶融物流を組み合わせることと;
c)工程(b)で作製された2成分繊維を空気中でクエンチすることと;
d)クエンチされた2成分繊維を延伸し、ヒートセットすることと;
e)工程(d)の2成分繊維を任意の好適な手段によって巻き取ることと
を含み;第1の押出成分は第2の押出成分よりも低い水分レベルを有する、方法。
続きを表示(約 940 文字)
【請求項2】
第1および第2の成分は:ポリエステル、ナイロン、およびこれらの組合せからなる群から独立して選択される、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
第1および第2の成分は:ポリ(トリメチレンテレフタレート)、ポリ(エチレンテレフタレート)、ポリ(ブチレンテレフタレート)、およびこれらのコポリマーからなる群から独立して選択されるポリエステルであり、第2の成分は:ポリ(トリメチレンテレフタレート)、ポリ(エチレンテレフタレート)、ポリ(ブチレンテレフタレート)、およびこれらのコポリマーからなる群から選択されるポリエステルである、請求項1または2に記載の方法。
【請求項4】
第1の成分はポリ(エチレンテレフタレート)であり、第2の成分はポリ(トリメチレンテレフタレート)である、請求項1~3のいずれか1項に記載の方法。
【請求項5】
第1の成分は、約10%~約20%の範囲の水分レベルを有し、第2の成分は、約90%~約80%の範囲の水分レベルを有する、請求項1~4のいずれか1項に記載の方法。
【請求項6】
第1の成分は、約50ppmまたはそれ以下の水分レベルを有し、第2の成分は、約50ppmを超える水分レベルを有する、請求項1~5のいずれか1項に記載の方法。
【請求項7】
工程(e)で作製された2成分繊維の伸縮性測定値は、第1の押出成分が第2の押出成分の水分レベルよりも低い水分レベルを有しなかった工程(a)~(e)で製造された2成分繊維と比較して、約10%~約85%の範囲で増加した、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
伸縮性測定値の増加は:12%、17%、および40%からなる群から選択される、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
2成分繊維の第1および第2の成分は、20:80~80:20の範囲の重量パーセント比で存在する、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
2成分繊維は:サイドバイサイド、偏心シースコア構成、および三葉形からなる群から選択される構成である、請求項1に記載の方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は一般に、2成分繊維、より詳細には2成分繊維を製造する方法およびこれを含む物品に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
2種のポリエステルのサイドバイサイド紡糸により製造される2成分繊維は、布地産業で広く使用されており、最終的な衣類または物品に伸縮性を主に付与する。伸縮性のレベルは、2種のポリエステルの相対収縮によって操作することができ、これは2種のポリマーの固有粘度(I.V.)に部分的に依存しうる。2成分繊維の製造プロセスにおいて、理想的なのは、使用するポリエステル出発材料が所望のI.V.を有し、容易に入手可能であり、安価なことである。そうでない場合、2成分繊維の所望の性能を達成するには、繊維製造プロセス、2成分繊維の物理特性、またはその両方において多くの場合妥協しなければならない。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0003】
第1の実施形態において、2成分繊維を製造する方法であって:a)2つまたはそれ以上の独立した溶融物流を作製することができる紡糸機で第1および第2の成分を押し出すことと;b)2成分繊維の製造に適合した紡糸口金で溶融物流を組み合わせることと;c)工程(b)で作製された2成分繊維を空気中でクエンチすることと;d)クエンチされた2成分繊維を延伸し、ヒートセットすることと;e)工程(d)の2成分繊維を任意の好適な手段によって巻き取ることとを含み;第1の押出成分は第2の押出成分よりも低い水分レベルを有する、方法が本明細書に開示される。
【発明を実施するための形態】
【0004】
引用した全ての特許、特許出願、および刊行物は、参照によってその全体を本明細書に組み入れる。
【0005】
範囲および変形形態
存在する場合、全ての範囲は包括的であり、組合せ可能である。例えば、「1~5」という範囲が記載されている場合、記載されている範囲は、「1~4」、「1~3」、「1~2」、「1~2および4~5」、「1~3および5」などの範囲を含むものとして解釈されるべきである。数値と関連して本明細書において使用する場合、用語「約」は、文脈で別途明確に定義されない限り、数値の+/-0.5の範囲を指す。例えば、「約6のpH値」という句は、pH値が別途明確に定義されていない限り、5.5~6.5のpH値を指す。
【0006】
本明細書全般にわたり与えられるあらゆる最大数値限度は、より低いあらゆる数値限度を、そのようなより低い数値限度が本明細書に明白に書かれているようにして、含むことが意図される。本明細書全般にわたり与えられるあらゆる最小数値限度は、より高いあらゆる数値限度を、そのようなより高い数値限度が本明細書に明白に書かれているようにして、含むことになる。本明細書全般にわたり与えられるあらゆる数値範囲は、そのようなより広い数値範囲内にあるより狭いあらゆる数値範囲を、そのようなより狭い数値範囲が本明細書に明白に書かれているようにして、含むことになる。
【0007】
定義
本明細書において使用する場合、用語「実施形態」または「開示」は、限定することを
意図するものではなく、特許請求の範囲で規定されるまたは本明細書に記載される実施形態のいずれにも全般的に適用される。これらの用語は、本明細書において互換に使用する。本開示において、いくつかの用語および略語を使用する。別途明記されていない限り、以下の定義が適用される。
【0008】
要素または成分の前にある冠詞「a」、「an」、および「the」は、要素または成分の例(すなわち、存在)の数に関して非限定的であることが意図される。したがって、「a」、「an」、および「the」は、1つまたは少なくとも1つを含むように読まれるべきであり、要素または成分の単語の単数形は、数が単数であることが明らかに意図されていない限り、複数も含む。
【0009】
用語「含む」は、特許請求の範囲で言及される、述べられた特徴、構成要素、工程、または成分の存在を意味するが、1つまたはそれ以上の他の特徴、構成要素、工程、成分、またはこれらの群の存在または追加を除外するものではない。用語「含む」は、用語「から本質的になる」および「からなる」によって包含される実施形態を含むことが意図される。同様に、用語「から本質的になる」は、用語「からなる」によって包含される実施形態を含むことが意図される。
【0010】
用語「2成分繊維」は、本明細書において使用する場合、2種の異なるポリマー成分を含む繊維を指し、2種の異なるポリマー成分は、異なるポリマー種、同じポリマー種だが異なる固有粘度を有するもの、または2種もしくはそれ以上のポリマーのブレンドで構成してもよい。2成分繊維は複合繊維と呼んでもよく、用語は互換に使用しうる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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