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公開番号
2025155895
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-14
出願番号
2025022163
出願日
2025-02-14
発明の名称
巻糸パッケージの処理方法、処理装置、電子デバイス、記憶媒体及びプログラム
出願人
チョーチアン ヘンイー ペトロケミカル カンパニー,リミテッド
,
ハイニン ホンチー エンバイロメンタル プロテクション テクノロジー カンパニー リミテッド
,
チアシン イーポン ケミカル ファイバー カンパニー リミテッド
代理人
弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類
D01D
7/02 20060101AFI20251002BHJP(天然または人造の糸または繊維;紡績)
要約
【課題】本開示は巻糸パッケージの処理方法、処理装置、電子デバイス、記憶媒体及びプログラムを提供する
【解決手段】該方法は、一時保管庫への移送対象目標紡糸ボックスを確定した場合、前記一時保管庫における複数のロケーションからN個の候補ロケーションを選択することであって、前記目標紡糸ボックスには冷却処理対象の複数の巻糸パッケージが含まれており、前記Nは1以上の正の整数である、ことと、前記N個の候補ロケーションにおける各候補ロケーションの実際の温度を取得することと、各候補ロケーションの実際の温度に基づいて、前記N個の候補ロケーションから目標ロケーションを選択し、前記目標紡糸ボックスを前記目標ロケーションに一時保管することと、を含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
一時保管庫への移送対象目標紡糸ボックスを確定した場合、前記一時保管庫における複数のロケーションからN個の候補ロケーションを選択することであって、前記目標紡糸ボックスには冷却処理対象の複数の巻糸パッケージが含まれており、前記Nは1以上の正の整数である、ことと、
前記N個の候補ロケーションにおける各候補ロケーションの実際の温度を取得することと、
各候補ロケーションの実際の温度に基づいて、前記N個の候補ロケーションから目標ロケーションを選択し、前記目標紡糸ボックスを前記目標ロケーションに一時保管することと、を含む、
巻糸パッケージの処理方法。
続きを表示(約 2,700 文字)
【請求項2】
前記一時保管庫への移送対象目標紡糸ボックスを確定した場合、前記一時保管庫における複数のロケーションからN個の候補ロケーションを選択することは、
一時保管庫への移送対象目標紡糸ボックスを確定した場合、前記一時保管庫における複数のロケーションから空き状態にあるM個のロケーションを確定することと、
ロケーションの数Mが第1閾値より大きい場合、空き状態にあるM個のロケーションから、N個の候補ロケーションを選択し、前記MはN以上の正の整数であるか、または、ロケーションの数Mが第1閾値より小さい場合、空き状態にあるM個のロケーションを前記N個の候補ロケーションとすることと、を含む、
請求項1に記載の巻糸パッケージの処理方法。
【請求項3】
前記空き状態にあるM個のロケーションから、N個の候補ロケーションを選択することは、
前記目標紡糸ボックスのドッフイング特徴情報を取得することであって、前記目標紡糸ボックスのドッフイング特徴情報は、少なくとも前記目標紡糸ボックスにおける巻糸パッケージのドッフイング時間に基づいて取得される、ことと、
前記目標紡糸ボックスのドッフイング特徴情報に基づいて、前記目標紡糸ボックスにおける最も遅いドッフイング時間を得ることと、
M個のロケーションにおける各ロケーションが空き状態にある空き時間及び前記目標紡糸ボックスにおける最も遅いドッフイング時間に基づいて、空き状態にあるM個のロケーションから、N個の候補ロケーションを選択することと、を含む、
請求項2に記載の巻糸パッケージの処理方法。
【請求項4】
前記M個のロケーションにおける各ロケーションが空き状態にある空き時間及び前記目標紡糸ボックスにおける最も遅いドッフイング時間に基づいて、空き状態にあるM個のロケーションから、N個の候補ロケーションを選択することは、
環境特徴情報を取得することと、
M個のロケーションにおける各ロケーションが空き状態にある空き時間と前記目標紡糸ボックスにおける最も遅いドッフイング時間との時間差を確定することと、
環境特徴情報及びM個のロケーションにおける各ロケーションの対応する時間差に基づいて、環境特徴情報が示す環境において、目標紡糸ボックスにおける巻糸パッケージを降温処理できるN個の候補ロケーションを選択することと、を含む、
請求項3に記載の巻糸パッケージの処理方法。
【請求項5】
前記各候補ロケーションの実際の温度に基づいて、前記N個の候補ロケーションから目標ロケーションを選択し、前記目標紡糸ボックスを前記目標ロケーションに一時保管することは、
目標紡糸ボックスの目標温度を取得することと、
前記N個の候補ロケーションにおいて、前記目標紡糸ボックスの目標温度との温度差が予め定められた温度差の範囲内にある少なくとも1つの候補ロケーションが存在すると確定した場合、前記目標紡糸ボックスの目標温度との温度差が予め定められた温度差範囲内にある少なくとも1つの候補ロケーションから、目標ロケーションを確定し、前記目標紡糸ボックスを前記目標ロケーションに一時保管することと、を含む、
請求項1に記載の巻糸パッケージの処理方法。
【請求項6】
前記巻糸パッケージの処理方法は、
前記N個の候補ロケーションにおいて、前記目標紡糸ボックスの目標温度との温度差が予め定められた温度差の範囲内にある少なくとも1つの候補ロケーションが存在しないと確定した場合、前記N個の候補ロケーションから目標ロケーションを選択することと、
選択された目標ロケーションの実際の温度と前記目標紡糸ボックスの目標温度との差異の度合いに基づいて、制御指令を生成することであって、ここで、制御指令は、目標ロケーションを予熱し、且つ予め設定された時間に達した後に目標ロケーションの実際の温度を再取得するために、予熱アセンブリを起動することに用いられるか、または、目標ロケーションの熱エネルギーを回収し、且つ予め設定された時間に達した後に目標ロケーションの実際の温度を再取得するために、熱エネルギー回収アセンブリを起動することに用いられる、ことと、をさらに含む、
請求項5に記載の巻糸パッケージの処理方法。
【請求項7】
前記目標紡糸ボックスの目標温度を取得することは、
センサによって収集された目標紡糸ボックスが所在する環境の温度を取得し、目標紡糸ボックスが所在する環境の温度に基づいて、前記目標紡糸ボックスの目標温度を得ること、
または、少なくとも前記目標紡糸ボックスにおける巻糸パッケージのドッフイング時間に基づいて得られた、前記目標紡糸ボックスのドッフイング特徴情報を取得し、前記目標紡糸ボックスのドッフイング特徴情報に基づいて、前記目標紡糸ボックスの目標温度を推定して得ること、を含む、
請求項5に記載の巻糸パッケージの処理方法。
【請求項8】
一時保管庫への移送対象目標紡糸ボックスを確定した場合、前記一時保管庫における複数のロケーションからN個の候補ロケーションを選択するための第1処理ユニットであって、前記目標紡糸ボックスには冷却処理対象の複数の巻糸パッケージが含まれており、前記Nは1以上の正の整数である、第1処理ユニットと、
前記N個の候補ロケーションにおける各候補ロケーションの実際の温度を取得するための温度取得ユニットと、
各候補ロケーションの実際の温度に基づいて、前記N個の候補ロケーションから目標ロケーションを選択し、前記目標紡糸ボックスを前記目標ロケーションに一時保管するための第2処理ユニットと、を備える、
巻糸パッケージの処理装置。
【請求項9】
少なくとも1つのプロセッサと、
前記少なくとも1つのプロセッサと通信接続されるメモリと、を備え、
前記メモリに、前記少なくとも1つのプロセッサで実行可能な命令が記憶されており、前記命令は、前記少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、前記少なくとも1つのプロセッサに、請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の方法を実行させる、
電子デバイス。
【請求項10】
コンピュータに請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の方法を実行させる命令を記憶した非一時的なコンピュータ可読記憶媒体。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示はデータ処理技術分野に関し、特に巻糸パッケージの処理方法、処理装置、電子デバイス、記憶媒体及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
冷却処理は巻糸パッケージの生産過程における重要な一環である。通常、大量の巻糸パッケージを指定された冷却領域(例えば、作業場の床)に一括して搬送し自然冷却を行うが、この冷却方式は冷却スペースの配分に関して合理的な計画を欠けており、巻糸パッケージの品質にも影響を与えやすく、冷却効率が低い。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本開示は、従来技術における1つ又は複数の技術的問題を解決又は緩和するために、巻糸パッケージの処理方法、処理装置、電子デバイス、記憶媒体及びプログラムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0004】
第1態様では、本開示は巻糸パッケージの処理方法を提供し、該方法は、
一時保管庫への移送対象目標紡糸ボックスを確定した場合、前記一時保管庫における複数のロケーションからN個の候補ロケーションを選択することであって、前記目標紡糸ボックスには冷却処理対象の複数の巻糸パッケージが含まれており、前記Nは1以上の正の整数である、ことと、
前記N個の候補ロケーションにおける各候補ロケーションの実際の温度を取得することと、
各候補ロケーションの実際の温度に基づいて、前記N個の候補ロケーションから目標ロケーションを選択し、前記目標紡糸ボックスを前記目標ロケーションに一時保管することと、を含む。
【0005】
第2態様では、本開示は巻糸パッケージの処理装置を提供し、該装置は、
一時保管庫への移送対象目標紡糸ボックスを確定した場合、前記一時保管庫における複数のロケーションからN個の候補ロケーションを選択するための第1処理ユニットであって、前記目標紡糸ボックスには冷却処理対象の複数の巻糸パッケージが含まれており、前記Nは1以上の正の整数である、第1処理ユニットと、
前記N個の候補ロケーションにおける各候補ロケーションの実際の温度を取得するための温度取得ユニットと、
各候補ロケーションの実際の温度に基づいて、前記N個の候補ロケーションから目標ロケーションを選択し、前記目標紡糸ボックスを前記目標ロケーションに一時保管するための第2処理ユニットと、を備える。
【0006】
第3態様では、本開示は電子デバイスを提供し、当該デバイスは、
少なくとも1つのプロセッサと、
該少なくとも1つのプロセッサと通信接続されるメモリと、を備え、
該メモリに、該少なくとも1つのプロセッサで実行可能な命令が記憶されており、該命令は、該少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、本開示の実施例におけるいずれか1つの方法を実行させる。
【0007】
第4態様では、本開示の実施例におけるいずれか1つの方法をコンピュータに実行させるためのコンピュータ命令を記憶した非一時的コンピュータ可読記憶媒体を提供する。
【0008】
第5様態では、プログラムを提供し、該プログラムは、プロセッサにより実行されると、本開示の実施例におけるいずれか1つの方法を実現する。
【発明の効果】
【0009】
このように、本開示は、N個の候補ロケーションにおける各候補ロケーションの実際の温度に基づいて、N個の候補ロケーションから適切なロケーション(すなわち、目標ロケーション)を自動的且つインテリジェントに選択することができ、さらに前記目標紡糸ボックスを目標ロケーションに一時的に保存して冷却処理を行うことができる。これにより、前記目標紡糸ボックスを効果的に冷却することができ、しかも、従来技術における自然冷却に比べて、巻糸パッケージの品質に影響を与えないことを確保し、巻糸パッケージの冷却効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本開示の一実施例による巻糸パッケージの処理方法の概略フローチャートその一である。
本開示の一実施例による巻糸パッケージの処理方法の概略フローチャートその二である。
本開示の一実施例による巻糸パッケージのドッフイングを示す概略図である。
本開示の一実施例による巻糸パッケージの処理方法の概略フローチャートその三である。
本開示の一実施例による巻糸パッケージ処理装置の構成を示す概略図である。
本開示の実施例に係る巻糸パッケージの処理方法を実現するための電子デバイスのブロック図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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