TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025155716
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-14
出願番号2024198817
出願日2024-11-14
発明の名称生体エネルギー混紡撚繊維およびその使用
出願人華巧國際有限公司
代理人個人,個人,個人,個人
主分類D01F 1/10 20060101AFI20251002BHJP(天然または人造の糸または繊維;紡績)
要約【課題】生体エネルギー混紡撚繊維、ならびにそれを用いて作られた、生体エネルギー糸、生体エネルギー織物、および製品を提供する。
【解決手段】生体エネルギー混紡撚繊維は、互いに撚り合わされた第1繊維および第2繊維を含む。第1繊維は、第1ポリマーマトリックスおよび第1ポリマーマトリックス内に分散されたナノ粒子を含む。ナノ粒子は、Au、Ag、Ti、Ge、Zn、Al、Mg、Si、Cu、Ca、Fe、Ba、K、Na、Mn、Ni、Ga、Pt、およびこれらの組み合わせからなる群より選択される1つまたは複数の元素を含む。第2繊維は、第1繊維と異なる材料を有する。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
互いに撚り合わされた第1繊維および第2繊維を含み、
前記第1繊維は、第1ポリマーマトリックスおよび前記第1ポリマーマトリックス内に分散されたナノ粒子を含み、前記ナノ粒子は、Au、Ag、Ti、Ge、Zn、Al、Mg、Si、Cu、Ca、Fe、Ba、K、Na、Mn、Ni、Ga、Pt、およびこれらの組み合わせからなる群より選択される1つまたは複数の元素を含み、
前記第2繊維は、前記第1繊維と異なる材料を有する、
生体エネルギー混紡撚繊維。
続きを表示(約 860 文字)【請求項2】
前記第1繊維および前記第2繊維は、独立して、1デニールから5デニールの繊度を有する、請求項1に記載の生体エネルギー混紡撚繊維。
【請求項3】
前記第1繊維および前記第2繊維は、独立して、10mmから50mmの長さを有する、請求項1または2に記載の生体エネルギー混紡撚繊維。
【請求項4】
前記第1ポリマーマトリックスは、ポリエステル、ポリ(エチレンテレフタラート)(PET)、ポリウレタン(PU)、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリプロピレン(PP)、ポリアミド(PA)、アミノ含有ポリマー、シリコーン、およびこれらの組み合わせからなる群より選択される、請求項1または2に記載の生体エネルギー混紡撚繊維。
【請求項5】
前記第2繊維の前記材料は、植物繊維、動物繊維、再生繊維、半合成繊維、合成繊維、およびこれらの組み合わせからなる群より選択される、請求項1または2に記載の生体エネルギー混紡撚繊維。
【請求項6】
前記第2繊維の前記材料は、多糖類、綿、レーヨン、絹、ヘパリン、ポリエステル、リネン、ウール、ポリウレタン、ポリアミド、ポリプロピレン、およびこれらの組み合わせからなる群より選択される、請求項1または2に記載の生体エネルギー混紡撚繊維。
【請求項7】
前記第2繊維の前記材料は、多糖類である、請求項1または2に記載の生体エネルギー混紡撚繊維。
【請求項8】
前記多糖類は、キトサン、セルロース、コラーゲン、アルギネート、およびこれらの組み合わせから選択される、請求項7に記載の生体エネルギー混紡撚繊維。
【請求項9】
前記第1繊維:前記第2繊維の重量比は、15:85から80:20である、請求項1または2に記載の生体エネルギー混紡撚繊維。
【請求項10】
請求項1または2に記載の生体エネルギー混紡撚繊維を含む生体エネルギー糸。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
(優先権主張)
本出願は、2024年3月28日出願の米国特許仮出願第63/570,958号の利益を主張し、その全体を参照して本明細書で援用する。
続きを表示(約 1,600 文字)【0002】
(技術分野)
本発明は、生体エネルギー混紡撚繊維、ならびに、それを用いて作られた、生体エネルギー糸、生体エネルギー織物、および製品をはじめとする、その使用に関する。
【背景技術】
【0003】
出血は、特に、戦場、救急処置、または外科手術での大量出血をともなう状況における、開放創に関連した即時的危険の一つである。出血の迅速な抑制は負傷者が低血圧、低体温、出血性ショックを経験すること、さらには死亡することを効果的に予防できる。そのため、こうした不運な出来事をできるだけ少なくするために、業界はより効果的な止血製品の開発に尽力してきた。
【0004】
一般的な止血製品としては綿ガーゼや止血包帯が挙げられるが、これらは用手圧迫とそれら特有の液体吸収能力により開放創からの出血を抑制できる。近年、キトサンやアルギネートなどの多糖類繊維の利点、すなわち、それらの優れた生体適合性、生分解性、および抗菌性から、こうした多糖類繊維もキトサンガーゼなどの止血製品の開発に適用されてきている。しかし、現在の止血製品はそれらの止血能力の限界に直面し続けている。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の発明者等は、遠赤外線(本明細書では、生体エネルギー放射とも呼ぶ)を放射する能力を持つ生体エネルギー混紡撚繊維から作られた止血製品が格別良好な止血作用を奏することを発見した。遠赤外線が一般的に血行を促進し、これが止血に有害と考えられていることからすると、本発見は驚くべきものといえる。発明者等は、混紡撚繊維のための撚り合わせ材料として遠赤外線繊維と組み合わせて多糖類繊維をさらに選択することにより、優れた創傷治癒作用を持つ創傷ドレッシングを提供でき、創傷治癒後の瘢痕化の問題を効果的に解決できることも発見した。
【0006】
以上を鑑み、本発明の一目的は、
互いに撚り合わされた第1繊維および第2繊維を含み、
前記第1繊維は、第1ポリマーマトリックスおよび前記第1ポリマーマトリックス内に分散されたナノ粒子を含み、前記ナノ粒子は、Au、Ag、Ti、Ge、Zn、Al、Mg、Si、Cu、Ca、Fe、Ba、K、Na、Mn、Ni、Ga、Pt、およびこれらの組み合わせからなる群より選択される1つまたは複数の元素を含み、
前記第2繊維は、前記第1繊維と異なる材料を有する、
生体エネルギー混紡撚繊維を提供することである。
【0007】
本発明のある実施形態では、前記第1繊維および前記第2繊維は、独立して、1デニールから5デニールの繊度を有する。
【0008】
本発明のある実施形態では、前記第1繊維および前記第2繊維は、独立して、10mmから50mmの長さを有する。
【0009】
本発明のある実施形態では、前記第1ポリマーマトリックスは、ポリエステル、ポリ(エチレンテレフタラート)(PET)、ポリウレタン(PU)、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリプロピレン(PP)、ポリアミド(PA)、アミノ含有ポリマー、シリコーン、およびこれらの組み合わせからなる群より選択される。
【0010】
本発明のある実施形態では、前記第2繊維の前記材料は、植物繊維、動物繊維、再生繊維、半合成繊維、合成繊維、およびこれらの組み合わせからなる群より選択される。本発明のある実施形態では、前記第2繊維の前記材料は、多糖類であり、前記多糖類は、キトサン、セルロース、ヒドロキシメチルセルロース、コラーゲン、アルギネート、およびこれらの組み合わせから選択される。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

関連特許

華巧國際有限公司
生体エネルギー混紡撚繊維およびその使用
1か月前
華巧國際有限公司
機能性フィラメント、極細機能性繊維及びその用途
4か月前
日本エステル株式会社
単相型熱融着繊維
2日前
株式会社大林組
繊維材供給システム
23日前
東レ株式会社
耐炎化繊維束および炭素繊維束の製造方法
1か月前
TMTマシナリー株式会社
紡糸設備
29日前
TMTマシナリー株式会社
糸巻取機
25日前
東レ・モノフィラメント株式会社
複合モノフィラメント
1か月前
村田機械株式会社
紡績機
1か月前
村田機械株式会社
玉揚装置及び自動ワインダ
16日前
株式会社カネカ
繊維、及び、繊維構造体
1か月前
マクセル株式会社
樹脂発泡糸の製造方法及びラム押出成形機
17日前
三井化学株式会社
繊維および繊維の製造方法
1か月前
ユニチカトレーディング株式会社
セルロース繊維製品のリサイクル方法及び短繊維状物
1か月前
華巧國際有限公司
生体エネルギー混紡撚繊維およびその使用
1か月前
KBセーレン株式会社
繊維、ポリオレフィン繊維、及びポリオレフィン繊維の製造方法
15日前
株式会社カネカ
繊維及びその製造方法、並びに、繊維構造体及びその製造方法
1か月前
レンチング アクチエンゲゼルシャフト
難燃性リヨセルフィラメント
15日前
国立大学法人 奈良先端科学技術大学院大学
アガロースナノファイバーおよびその製造方法
15日前
美津濃株式会社
芯鞘複合繊維及びそれを含む織編物ならびに芯鞘複合繊維の製造方法
1か月前
旭化成株式会社
カーボンナノチューブとセルロースを含む繊維及びその製造方法
1か月前
コベイション・インコーポレイテッド
2成分繊維を製造する方法およびこれを含む物品
25日前
ザ ユーエイビー リサーチ ファウンデイション
繊維生成のための交流電界電極システムおよび方法
10日前
三菱ケミカル株式会社
親水性ポリオレフィン系中空糸、親水性ポリオレフィン系中空糸膜、親水性ポリオレフィン系中空糸膜の製造方法及び親水性ポリオレフィン系中空糸膜を用いた中空糸膜カートリッジ
1か月前
カーボン ホールディングス インテレクチュアル プロパティズ, エルエルシー
石炭から低密度炭素繊維を製造するためのシステム及び方法
1か月前
チョーチアン ヘンイー ペトロケミカル カンパニー,リミテッド
巻糸パッケージの処理方法、処理装置、電子デバイス、記憶媒体及びプログラム
1か月前
東京応化工業株式会社
レジスト組成物、及びレジストパターン形成方法
1か月前
ザ ジャクソン ラボラトリー
高頻度標的化動物遺伝子導入
15日前
ザ・トラステイーズ・オブ・ザ・ユニバーシテイ・オブ・ペンシルベニア
ムコ多糖症II型を処置するための遺伝子療法
4日前