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公開番号2025162770
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-28
出願番号2024066180
出願日2024-04-16
発明の名称排ガス処理システム
出願人カナデビア株式会社
代理人弁理士法人いくみ特許事務所
主分類F01N 3/20 20060101AFI20251021BHJP(機械または機関一般;機関設備一般;蒸気機関)
要約【課題】排ガス中の亜酸化窒素を高効率で分解することができる、排ガス処理システムを提供する。
【解決手段】排ガス処理システム1は、排気通路10と、第1触媒装置11と、第2触媒装置21と、第3触媒装置31とを備える。第1触媒装置11は、第2触媒装置21の上流側に配置される。また、第1触媒装置11は、アンモニアを分解する第1触媒12およびアンモニアを分解しないダミー触媒13を有する。第1触媒12は、アンモニアを分解する第1活性金属および第1活性金属を担持する第1担体を備え、ダミー触媒13は、第1活性金属を担持しないダミー担体を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
アンモニア、亜酸化窒素、および、窒素酸化物を含む排ガスを処理する排ガス処理システムであって、
前記排ガスが流れる排気通路と、
前記排気通路に介在し、アンモニアを分解する第1触媒およびアンモニアを分解しないダミー触媒を有する第1触媒装置と、
前記排気通路に介在し、亜酸化窒素を分解する第2触媒を有する第2触媒装置と、
前記排気通路に介在し、窒素酸化物を還元する第3触媒を有する第3触媒装置と
を備え、
前記第1触媒装置は、前記第2触媒装置の上流側に配置され、
前記第1触媒は、アンモニアを分解する第1活性金属および前記第1活性金属を担持する第1担体を備え、
前記ダミー触媒は、前記第1活性金属を担持しないダミー担体を備える、排ガス処理システム。
続きを表示(約 830 文字)【請求項2】
前記第1触媒および前記ダミー触媒は、前記排ガスの流れ方向に直交する方向に並び、
前記第1触媒および前記ダミー触媒のそれぞれは、前記排ガスの流れ方向に沿うように配置される、請求項1に記載の排ガス処理システム。
【請求項3】
前記第1触媒装置は、前記第1触媒および前記ダミー触媒が、前記排ガスの流れ方向に直交する方向に交互に充填される混合ユニットを備え、
前記混合ユニットは、前記排ガスの流れ方向に直交する方向に複数配置される、請求項1に記載の排ガス処理システム。
【請求項4】
前記第1触媒装置は、前記第1触媒のみが充填される第1ユニットおよび前記ダミー触媒のみが充填されるダミーユニットを備え、
前記第1ユニットおよび前記ダミーユニットは、前記排ガスの流れ方向に直交する方向に複数配置される、請求項1に記載の排ガス処理システム。
【請求項5】
前記第1触媒および前記ダミー触媒のそれぞれの形状は、前記排ガスの流れ方向に沿う平板状および/または波板状である、請求項1~4のいずれか一項に記載の排ガス処理システム。
【請求項6】
前記第1担体および前記ダミー担体のそれぞれは、前記排ガスの流れ方向に沿う平板状のガラスペーパーおよび/または波板状のガラスペーパーである、請求項5に記載の排ガス処理システム。
【請求項7】
前記第3触媒装置は、前記第2触媒装置の下流側に配置される、請求項1~4のいずれか一項に記載の排ガス処理システム。
【請求項8】
前記第3触媒装置は、前記第1触媒装置の上流側に配置される、請求項1~4のいずれか一項に記載の排ガス処理システム。
【請求項9】
前記第3触媒装置は、前記第1触媒装置と前記第2触媒装置との間に配置される、請求項1~4のいずれか一項に記載の排ガス処理システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、排ガスの処理システムに関する。詳しくは、本発明は、アンモニア(NH

)、亜酸化窒素(N

O)、および、窒素酸化物(NO

)を含む排ガスの処理システムに関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、排ガスを処理するために、排ガスの流れる排気通路に、排ガス処理用の触媒を配置して、排ガス中の有害物質を分解する技術が知られている。
【0003】
例えば、排ガスに含まれる窒素酸化物および亜酸化窒素の処理方法として、脱硝触媒、および亜酸化窒素分解触媒を順に配置し、窒素酸化物および亜酸化窒素を分解する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
特許文献1の排ガス処理方法は、排ガスに還元剤としてアンモニアおよび/または尿素添加し、その後、排ガスを脱硝触媒および亜酸化窒素分解触媒に導入している。そのため、排ガス中の窒素酸化物および亜酸化窒素を効率的に分解することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2013-71071号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1の排ガス処理方法は、排ガスの温度が低い場合に亜酸化窒素分解触媒が十分に機能せず、亜酸化窒素の分解効率が低くなるという不具合がある。
【0007】
本発明は、排ガス中の亜酸化窒素を高効率で分解することができる、排ガス処理システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明[1]は、アンモニア、亜酸化窒素、および、窒素酸化物を含む排ガスを処理する排ガス処理システムであって、前記排ガスが流れる排気通路と、前記排気通路に介在し、アンモニアを分解する第1触媒およびアンモニアを分解しないダミー触媒を有する第1触媒装置と、前記排気通路に介在し、亜酸化窒素を分解する第2触媒を有する第2触媒装置と、前記排気通路に介在し、窒素酸化物を還元する第3触媒を有する第3触媒装置とを備え、前記第1触媒装置は、前記第2触媒装置の上流側に配置され、前記第1触媒は、アンモニアを分解する第1活性金属および前記第1活性金属を担持する第1担体を備え、前記ダミー触媒は、前記第1活性金属を担持しないダミー担体を備える、排ガス処理システムを含む。
【0009】
本発明[2]は、前記第1触媒および前記ダミー触媒は、前記排ガスの流れ方向に直交する方向に並び、前記第1触媒および前記ダミー触媒のそれぞれは、前記排ガスの流れ方向に沿うように配置される、[1]に記載の排ガス処理システムを含む。
【0010】
本発明[3]は、前記第1触媒装置は、前記第1触媒および前記ダミー触媒が、前記排ガスの流れ方向に直交する方向に交互に充填される混合ユニットを備え、前記混合ユニットは、前記排ガスの流れ方向に直交する方向に複数配置される、[1]に記載の排ガス処理システムを含む。
(【0011】以降は省略されています)

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