TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025161691
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-24
出願番号
2024123458
出願日
2024-07-30
発明の名称
酢酸発酵食品または酢酸発酵食品を含有する飲食品の風味改善方法
出願人
長谷川香料株式会社
代理人
主分類
A23L
27/00 20160101AFI20251017BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約
【課題】簡便かつ高い効果で、好ましくない風味が低減した酢酸発酵食品または酢酸発酵食品を含有する飲食品を簡便な方法で提供することである。
【解決手段】酢酸発酵食品または酢酸発酵食品を含有する飲食品に対し、フェノールオキシダーゼ処理を行う、酢酸発酵食品または酢酸発酵食品を含有する飲食品の風味改善方法。フェノールオキシダーゼとしては、特にラッカーゼおよびチロシナーゼが好ましい。また、酢酸発酵食品または酢酸発酵食品を含有する飲食品に対し、フェノールオキシダーゼ処理を行う、風味の改善された酢酸発酵食品または酢酸発酵食品を含有する飲食品の製造方法も提供する。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
酢酸発酵食品または酢酸発酵食品を含有する飲食品に対し、フェノールオキシダーゼ処理を行う、酢酸発酵食品または酢酸発酵食品を含有する飲食品の風味改善方法。
続きを表示(約 450 文字)
【請求項2】
フェノールオキシダーゼが、ラッカーゼおよび/またはチロシナーゼである、請求項1に記載の酢酸発酵食品または酢酸発酵食品を含有する飲食品の風味改善方法。
【請求項3】
請求項1に記載の酢酸発酵食品または酢酸発酵食品を含有する飲食品の風味改善方法において、風味改善が、酸味および/または酸臭の低減である風味改善方法。
【請求項4】
酢酸発酵食品または酢酸発酵食品を含有する飲食品に対し、フェノールオキシダーゼ処理を行う、風味の改善された酢酸発酵食品または酢酸発酵食品を含有する飲食品の製造方法。
【請求項5】
以下の工程(A)および(B)を含む、風味の改善された酢酸発酵食品または酢酸発酵食品を含有する飲食品の製造方法。
工程(A):酢酸発酵食品または酢酸発酵食品を含有する飲食品とフェノールオキシダーゼとを接触させる工程、
工程(B):前記工程(A)後の酢酸発酵食品または酢酸発酵食品を含有する飲食品を加熱する工程
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、酢酸発酵食品または酢酸発酵食品を含有する飲食品の風味改善方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、栄養面、生理機能面から、ビネガードリンクなどの酢酸発酵食品が市場において多く見られるようになり、定番の黒酢やリンゴ酢以外にも、様々なフルーツと掛け合わせるなど、その注目度は年々増加傾向がみられる。
【0003】
一方、酢酸発酵食品または酢酸発酵食品を含有する飲食品は、摂取するときに強い酸味や酸臭(いわゆる酢カド)を感じ、飲みにくいという欠点がある。
【0004】
このような背景にかんがみ、例えば、リナロールオキシド、ベンジルアルコール、エチルピルベート、イソブチルアルコール、マルトールイソブチレート、及びネオヘスペリジンジヒドロカルコンからなる群より選択される少なくとも1種の化合物を含有する、酢酸含有製品の酢酸臭マスキング剤(特許文献1)、(A)2-オクテナール、(B)(+)ローズオキシド、及び(C)1,8-シネオールからなる群より選択される1種又は2種以上の成分を含む、酢酸臭マスキング剤(特許文献2)などが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2020-124142号公報
特開2023-16435号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の課題は、酢酸発酵食品または酢酸発酵食品を含有する飲食品の強い酸味や酸臭(いわゆる酢カド)を低減することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは前記課題にかんがみ、鋭意研究を行った。その結果、酢酸発酵食品または酢酸発酵食品を含有する飲食品に対し、フェノールオキシダーゼ処理を行うことで、いわゆる「酢カド」が低減または消失し、風味改善、特に好ましくない風味の改善に有効であることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0008】
かくして、本発明は以下のものを提供する。
(1)酢酸発酵食品または酢酸発酵食品を含有する飲食品に対し、フェノールオキシダーゼ処理を行う、酢酸発酵食品または酢酸発酵食品を含有する飲食品の風味改善方法。
(2)フェノールオキシダーゼが、ラッカーゼおよび/またはチロシナーゼである、(1)1に記載の酢酸発酵食品または酢酸発酵食品を含有する飲食品の風味改善方法。
(3)(1)に記載の酢酸発酵食品または酢酸発酵食品を含有する飲食品の風味改善方法において、風味改善が、酸味および/または酸臭の低減である風味改善方法。
(4)酢酸発酵食品または酢酸発酵食品を含有する飲食品に対し、フェノールオキシダーゼ処理を行う、風味の改善された酢酸発酵食品または酢酸発酵食品を含有する飲食品の製造方法。
(5)以下の工程(A)および(B)を含む、風味の改善された酢酸発酵食品または酢酸発酵食品を含有する飲食品の製造方法。
工程(A):酢酸発酵食品または酢酸発酵食品を含有する飲食品とフェノールオキシダーゼとを接触させる工程、
工程(B):前記工程(A)後の酢酸発酵食品または酢酸発酵食品を含有する飲食品を加熱する工程
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、簡便かつ高い効果で、酢酸発酵食品または酢酸発酵食品を含有する飲食品の風味を改善することができ、また、風味の改善された酢酸発酵食品または酢酸発酵食品を含有する飲食品を提供できる。
【発明を実施するための形態】
【0010】
[酢酸発酵食品]
本発明において、酢酸発酵食品とは、エタノールを含む処理対象物を、酢酸発酵を行う微生物により処理して得られる、酢酸を含有する飲食品を意味する。また、酢酸発酵を行う微生物はエタノールを酸化して酢酸に変える能力を持つ微生物であれば、その種類の如何を問わず利用することができるが、酢酸菌であることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
関連特許
個人
健康促進霊芝茶
2か月前
ライソン株式会社
焙煎機
6か月前
不二製油株式会社
グミ類
3か月前
不二製油株式会社
組成物
1か月前
個人
ヨーグルト等の発酵器
2か月前
不二製油株式会社
加工食品
3か月前
不二製油株式会社
油性食品
2か月前
株式会社東洋新薬
経口組成物
1か月前
池田食研株式会社
風味改善剤
5か月前
株式会社東洋新薬
経口組成物
3か月前
不二製油株式会社
光照射油脂
1か月前
株式会社ソディック
計量装置
6か月前
池田食研株式会社
微粉状食品
5か月前
株式会社ソディック
計量装置
6か月前
不二製油株式会社
油脂組成物
4か月前
株式会社東洋新薬
経口組成物
5か月前
個人
可食性素材からなる容器
26日前
不二製油株式会社
油脂組成物
2か月前
株式会社東洋新薬
飲料
2か月前
アサヒ飲料株式会社
飲料
5か月前
奥野製薬工業株式会社
処理方法
2か月前
不二製油株式会社
チーズ様食品
6か月前
東ソー株式会社
食品品質保持剤
4か月前
日本メナード化粧品株式会社
飲料
2か月前
東洋ライス株式会社
搗精米
3か月前
不二製油株式会社
被覆用油性食品
2か月前
株式会社エポック社
絞出具
2か月前
個人
発酵あんこの製造方法
1か月前
株式会社ソディック
食品搬送装置
4か月前
株式会社ミルボン
組成物及び方法
3日前
不二製油株式会社
冷凍霜付き抑制剤
2か月前
池田食研株式会社
油脂含有造粒顆粒
3か月前
個人
海ぶどうの加工処理方法
24日前
株式会社寺田製作所
散茶装置
6か月前
不二製油株式会社
カカオ含有飲食物
2か月前
個人
廃棄食品の資源化法とその装置
4か月前
続きを見る
他の特許を見る