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公開番号2025161115
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-24
出願番号2024064034
出願日2024-04-11
発明の名称吸収性物品
出願人大王製紙株式会社
代理人弁理士法人永井国際特許事務所
主分類A61F 13/494 20060101AFI20251017BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】起き上がりギャザーの固定部の内側に、姿勢安定性に優れる自由部を設ける。
【解決手段】上記課題は、起き上がりギャザー60は、遮断位置より幅方向WDの外側に位置する付根部65と、付根部65から折り返されることなく幅方向WDの内側に延びる本体部66とを有し、本体部66は、トップシート30との固定部BPを有する前端部67及び後端部69と、トップシート30に非固定の中間部68とを有し、中間部68の先端部にギャザー弾性部材63が取り付けられ、前端部67及び後端部69における幅方向WDの内側の端部に、トップシート30に非固定の自由部FPが中間部68から続くように設けられ、前端部67及び後端部69の自由部FP以外が固定部BPとなっており、固定部BPはウエスト伸縮部15に固定され、自由部FPと固定部BPとの境界が、隆起部16の幅方向WDの外側の側面に位置していることにより解決される。
【選択図】図10
特許請求の範囲【請求項1】
吸収体と、
前記吸収体の表側に配置された液透過性のトップシートと、
前記トップシートの表面の幅方向両側にそれぞれ設けられた起き上がりギャザーと、を備え、
前記起き上がりギャザーは、前記トップシートの表面の幅方向両側における遮断位置に沿って前後方向に続く仮想線の幅方向の外側に取り付けられた付根部と、前記付根部の幅方向の内側の縁から折り返されることなく幅方向の内側に延びる本体部とを有し、
前記本体部は、前記トップシートに固定された固定部を有する前端部及び後端部と、これら前端部及び後端部の間に位置し、前記トップシートに固定されていない中間部とを有し、
前記中間部の少なくとも先端部に、前後方向に沿う細長状のギャザー弾性部材を有するギャザー伸縮部が設けられており、
前記ギャザー伸縮部は、前記ギャザー弾性部材とともに前後方向に収縮した自然長状態と、前記ギャザー弾性部材とともに最大伸長率まで前後方向に伸長した展開状態との間で弾性伸縮する部分であり、
前記前端部及び前記後端部の少なくとも一方は、幅方向の内側の端部における前後方向の全体にわたり、前記トップシートに固定されていない自由部を有しているとともに、前記自由部の幅方向の外側に隣接して前記固定部を有しており、
少なくとも前記自由部及びその幅方向の外側の前記固定部の裏側に隣接するウエスト伸縮部を有し、
前記ウエスト伸縮部は、ウエスト弾性部材を有しているとともに、前記ウエスト弾性部材とともに幅方向に収縮して表面に前後方向に延びる隆起部が幅方向に繰り返し形成された自然長状態と、前記ウエスト弾性部材とともに最大伸長率まで幅方向に伸長して前記隆起部の無くなった展開状態との間で弾性伸縮する部分であり、
前記自由部は前記ウエスト伸縮部に固定されておらず、前記固定部は前記ウエスト伸縮部に固定され、前記自由部と前記固定部との境界が、前記隆起部の幅方向の外側の側面に位置している、
ことを特徴とする吸収性物品。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記自由部の幅は、5mm以上であり、
前記本体部における前記自由部の幅に等しい幅の先端側領域に、前記ギャザー弾性部材を幅方向に間隔を空けて複数本有する前記ギャザー伸縮部を有し、かつ当該先端側領域以外に前記ギャザー弾性部材が設けられておらず、
前記ギャザー伸縮部は、前記中間部及び前記自由部内にわたり延びており、
前記ギャザー伸縮部のうち前記自由部内に位置する部分の前後方向の寸法が、前記自由部の前後方向の寸法の5~25%である、
請求項1記載の吸収性物品。
【請求項3】
前記吸収体は、一方の前記起き上がりギャザーの前記固定部、及び他方の前記起き上がりギャザーの前記固定部にわたっており、
前記吸収体のウエスト側の縁は、前記ギャザー伸縮部のウエスト側の端よりもウエスト側に位置している、
請求項1又は2記載の吸収性物品。
【請求項4】
前記自由部のうち前記ウエスト伸縮部と重なる部分の前後方向の寸法が、前記自由部の前後方向の寸法の50%以上である、
請求項1又は2記載の吸収性物品。
【請求項5】
前記トップシートのうち、展開状態で前記自由部と重なる領域の表面に、間隔を空けて複数設けられた凸部を有し、
前記トップシートのうち前記自由部と重なる領域の前記凸部の厚みが、前記固定部と重なる領域の厚みより厚い、
請求項1又は2記載の吸収性物品。
【請求項6】
前記トップシートのうち前記固定部と重なる領域は、前記凸部を有せず、かつ厚みが一定である、
請求項5記載の吸収性物品。
【請求項7】
吸収体と、
前記吸収体の表側に配置された液透過性のトップシートと、
前記トップシートの表面の幅方向両側にそれぞれ設けられた起き上がりギャザーと、を備え、
前記起き上がりギャザーは、前記トップシートの表面の幅方向両側における遮断位置に沿って前後方向に続く仮想線の幅方向の外側に取り付けられた付根部と、前記付根部の幅方向の内側の縁から折り返されることなく幅方向の内側に延びる本体部とを有し、
前記本体部は、前記トップシートに固定された固定部を有する前端部及び後端部と、これら前端部及び後端部の間に位置し、前記トップシートに固定されていない中間部とを有し、
前記中間部の少なくとも先端部に、前後方向に沿う細長状のギャザー弾性部材が取り付けられており、
前記中間部は、前記ギャザー弾性部材の収縮力により前記ギャザー弾性部材とともに収縮しているとともに、前記ギャザー弾性部材とともに伸長可能であり、
前記前端部及び前記後端部の少なくとも一方は、幅方向の内側の端部における前後方向の全体にわたり、前記トップシートに固定されていない自由部を有しているとともに、前記自由部よりも幅方向の外側に前記固定部を有しており、
前記トップシートのうち、展開状態で前記自由部と重なる領域の表面に、間隔を空けて複数設けられた凸部を有し、
前記トップシートのうち前記自由部と重なる領域の前記凸部の厚みが、前記固定部と重なる領域の厚みより薄い、
ことを特徴とする吸収性物品。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、起き上がりギャザーを備えた吸収性物品に関するものである。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
現在では、使い捨ておむつ、生理用ナプキン等の吸収性物品のほとんど多くは、トップシート表面の幅方向両側から起き上がる起き上がりギャザー(立体ギャザーとも呼ばれている)を備えている。起き上がりギャザーを備えることにより、排泄物の横方向移動が起き上がりギャザーにより遮断され、いわゆる横漏れが防止される。
【0003】
多くの起き上がりギャザーは、トップシート表面の幅方向両側における遮断位置に沿って前後方向に続く仮想線の幅方向外側に取り付けられた付根部と、この付根部の幅方向内側の縁から延びる本体部とを有し、本体部は、トップシートに固定された固定部を有する前端部及び後端部と、これら前端部及び後端部の間に位置し、トップシートに固定されていない中間部とを有している。これらの部分は不織布等のギャザーシートにより形成されている。また、少なくとも起き上がりギャザーの先端部は、二層構造となっており、中間部の少なくとも先端部の層間には細長状のギャザー弾性部材が前後方向に沿って伸長した状態で取り付けられている。(例えば特許文献1参照)。
【0004】
中間部は、ギャザー弾性部材の収縮力によりギャザー弾性部材とともに収縮しているとともに、ギャザー弾性部材とともに伸長可能となっている。装着状態では、ギャザー弾性部材の収縮力により中間部の先端の前後方向の寸法が短くなること、及び中間部がトップシートに固定されていないことにより、中間部が先端(付根部側から最も遠い部位)に近いほど高くなるように、かつ前端部及び後端部の固定部に近づくにつれて低くなるように起き上がる。
【0005】
また、テープタイプ使い捨ておむつ等の一部の吸収性物品では、起き上がりギャザーの本体部が、付根部から折り返されることなく幅方向内側に延び、本体部の先端が幅方向内側を向くものが多い。
【0006】
このような内向きタイプの起き上がりギャザーは、本体部のうち固定部を有する前端部及び後端部は起き上がらない部分となっており、中間部のうち固定部に近い部位の起き上がり高さが低いものが一般的である。
【0007】
これに対して、特許文献2記載の起き上がりギャザーのように、本体部の前端部及び後端部における幅方向の内側の端部に、トップシートに固定されていない自由部が中間部から続くように設けられているとともに、前端部及び後端部の自由部以外が固定部となっていると、中間部に伴って自由部が起き上がるため、中間部のうち固定部に近い部位が自由部を有しない場合よりも高く起き上がるようになるとともに、本体部の前端部及び後端部においても自由部が漏れ防止壁として機能するようになる。
【0008】
しかし、特許文献2記載の自由部は、起き上がり姿勢の安定性の点で改善の余地があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
特開2023-43830号公報
特開2023-004767号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
そこで、本発明の主たる課題は、起き上がりギャザーの固定部の幅方向の内側に、起き上がり姿勢の安定性に優れる自由部を備えた吸収性物品を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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