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公開番号
2025153738
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-10
出願番号
2024056356
出願日
2024-03-29
発明の名称
吸収性物品、及び吸収性物品の製造方法
出願人
大王製紙株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
A61F
13/511 20060101AFI20251002BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】着用時に強い刺激を与えることなく冷感効果を持続させ、また、製造工程にて冷感剤が製造装置に接触しにくくする。
【解決手段】表面シートと裏面シートとの間に吸収体が挟み込まれ、前記表面シートが肌面側となって着用される構成された吸収性物品であって、前記表面シートの前記吸収体と対向する面に、冷感剤を含有した冷感層が積層され、前記冷感層は、前記表面シートの前記吸収体とは反対側の面には表出していない、吸収性物品。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
表面シートと裏面シートとの間に吸収体が挟み込まれて構成され、前記表面シートが肌面側となって着用される吸収性物品であって、
前記表面シートの前記吸収体と対向する面に、冷感剤を含有した冷感層が積層され、
前記冷感層は、前記表面シートの前記吸収体とは反対側の面には表出していない、吸収性物品。
続きを表示(約 700 文字)
【請求項2】
前記表面シートは、凹凸加工が施されており、
前記冷感層は、前記凹凸加工によって前記表面シートの前記吸収体に対向する面に生じた凹部に入り込んでいる、請求項1に記載の吸収性物品。
【請求項3】
前記表面シートは、不織布から構成されている、請求項2に記載の吸収性物品。
【請求項4】
前記表面シートは、エアスルー不織布から構成されている、請求項3に記載の吸収性物品。
【請求項5】
前記表面シートは、フルダル糸を用いたエアスルー不織布から構成されている、請求項4に記載の吸収性物品。
【請求項6】
前記冷感層は、冷感剤を内包したマイクロカプセルを有している、請求項1に記載の吸収性物品。
【請求項7】
前記冷感剤は、30~80mPaの粘性を有する、請求項1に記載の吸収性物品。
【請求項8】
吸収体の一方の面に裏面シートを積層する工程と、
吸収体の他方の面に、冷感剤を含有した冷感層を積層する工程と、
前記吸収体の前記他方の面に表面シートを積層することで前記冷感層を前記表面シートに転写させる工程と、を有する、吸収性物品の製造方法。
【請求項9】
前記吸収体の前記他方の面は、スパンボンド層、メルトブローン層及びスパンボンド層を積層したSMS不織布で形成されている、請求項8に記載の吸収性物品の製造方法。
【請求項10】
前記冷感層をスロットコート法によって前記吸収体の前記他方の面に積層する、請求項8に記載の吸収性物品の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、吸収性物品、及び吸収性物品の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
生理用ナプキン等の吸収性物品において、ムレやべたつきが生じて着用者が不快に感じることがある。これに対し、従来、清涼剤等の冷感剤を吸収性物品に含有させることにより、この不快感を取り除いて着用感の向上を図ろうとする技術がある。
【0003】
例えば特許文献1には、表面層、裏面層、及び表面層と裏面層との間に配された吸収層を備え、表面層と吸収層との間に中間繊維層を備える吸収性物品であって、吸収層、表面層及び中間繊維層がそれぞれ、冷感剤をマイクロカプセルに含ませる等で含有した吸収性物品が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2019/092810号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に開示されたもののように冷感剤が表面層に含有されていることで表出していると、着用時に冷感剤が肌に当たることにより、ひりひりとした痛みを感じる場合がある。特に、冷感剤を含んだマイクロカプセルにおいては、肌に触れる位置に配置されたマイクロカプセルから冷感剤が放出されると、瞬間的に痛みを感じる程度の冷感効果が生じる一方で、効果の持続性が低下しやすいという問題点がある。
【0006】
また、冷感剤が表面層に含有されていることで表出していると、製造工程にて表面層、裏面層及び吸収層を製品の形状に断裁する際、断裁刃に冷感剤が付着してしまい、異物が混入したり、断裁刃の切れ不良が生じたりしてしまう虞がある。特に、表面層の表面に冷感剤を含む溶液を10gsm以上塗布する場合、そのようなトラブルが生じやすい。
【0007】
本発明は、上述したような従来の技術が有する問題点に鑑みてなされたものであって、着用時に強い刺激を与えることなく冷感効果を持続させることができ、また、製造工程にて冷感剤が製造装置に接触しにくくすることができる、吸収性物品、及び吸収性物品の製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために本発明は、
表面シートと裏面シートとの間に吸収体が挟み込まれて構成され、前記表面シートが肌面側となって着用される吸収性物品であって、
前記表面シートの前記吸収体と対向する面に、冷感剤を含有した冷感層が積層され、
前記冷感層は、前記表面シートの前記吸収体とは反対側の面には表出していない。
【0009】
上記のように構成された本発明においては、表面シートが肌面側となって着用されるが、冷感剤を含有した冷感層が、表面シートの吸収体と対向する面に積層され、表面シートの吸収体とは反対側の面には表出していないことで、着用時には冷感層と肌との間に表面シートが介在することになる。それにより、着用時に冷感剤による強い刺激を与えることがなくなるとともに、冷感効果が持続する。また、冷感層が表出していないことで、製造工程にて冷感剤が製造装置に接触しにくくなる。
【0010】
また、表面シートに凹凸加工が施されており、冷感層が、凹凸加工によって表面シートの吸収体に対向する面に生じた凹部に入り込んでいる構成としてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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